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猿越ダム

堤高29.6m
G/P 1981年 富山県営

2011.8.13見学


猿越ダムは岐阜県との県境に近い富山の山奥にある、かなりマイナーなダムです。
決して新しいダムではないけど、最近になって「存在が発見され」ダム便覧に掲載される様になったという、本当に影が薄いダムなのです。

室牧ダムから国道471を進み中山ダムを通過。
この中山ダムだって相当な山奥ですが、猿越ダムへは、さらにそこから奥へ10キロほど走る事になります。
さらに国道471は、本来なら県境を越えて岐阜県の坂上ダムの辺りに通じる道ですが、ほとんど一年中通行止めであるらしく、アクセスもすこぶる悪いのでした。

県境の少し手前で脇道に入ると、富山県営の大長谷第四発電所が現れます。
猿越ダムはこの発電所のすぐ隣にありました。



堤高29.6m、堤頂長68m。
影の薄いイメージから想像するよりも、思ったより大きなサイズ。
但し、造形がざっくりしているので、そんなに立派には見えません・・・。



自然越流の洪水吐、右岸寄りに排砂ゲートの組合せ。

ぽっかり大きく空いた洪水吐は開口の天地が高く、出水時には結構な水の厚さになる事が想像できます。



幾度となく濁流に削られるのか、洪水吐の下流面は白くざらついていました。



減勢工は高く、勇ましい感じ。



微妙にアップダウンのある天端通路。なんとなく成り行きで出来た感じの造形は、形として未完成のイメージ・・・。ううむ。



天端は車道となっています。
この奥には無くも無く、ダムを過ぎたらダートになるみたいです。



天端から減勢工。
V字に上部が広い形状は、刀利や青蓮寺のアーチダムの減勢工にも似て、ちょっとカッコイイ。



堆砂の多い貯水池。
発電用の取水はできるので問題なしといった感じ。

堆積物の上にユンボが降りていました、砂出し工事中なのかも。



上流に何もないだけあって、ガラス色に澄んだ水が綺麗ですね。



ユンボが降りる道を下ってみました。
2門の取水ゲートが見えます。



猿越ダム
★★

猿越ダムから10キロほど行くと利賀川ダム(通称 水無ダム)があります。
利賀川ダムへの道は現在どの方角からも災害の為、ダム手前数キロより関係者以外立入禁止となっています。
立入禁止区域内には利賀川ダムしか無いので、永久に立入禁止は解除されない様に思います。
根性と体力があれば観れる仙人谷ダムよりも、案外見学困難な物件かもしれません。
(今回も、山道を往復50キロくらい走って行き付く事が出来ませんでした・・・)

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仁歩水槽ダム

堤高19.9m
G/P 1961年 富山県営

2011.8.13見学


お盆休みのこの日、富山県で未踏だった北又ダムを攻略すべく、北又ダムの下流にある小川温泉を出発しました。
北又ダムへの林道はマイカー禁止の為、小川温泉から10キロくらい徒歩(もしくは自転車)で向かう事になります。

朝9時だと言うのに、真夏の太陽がギラギラ、日頃運動不足の体に容赦なく照りつけます。
まだ1kmも進んでいないのに、汗だくになって、水を1本を開けてしまいました。

ううむ、北又へ挑む季節を間違えたか・・・。

と、言う事であっさり挫折。(ダム巡りは楽しくなくっちゃ〜♪)

ちなみに、挫折ポイントと川を挟んだ対岸は、小川温泉の露天風呂がある辺りで、温泉宿に泊まった浴衣姿のお客さんが見えました。(おいおい、挫折するにも、早すぎやしねーか?)

北又ダムにリベンジを誓い、車を飛ばしてやって来たのは県営の多目的アーチの室牧ダムです。

でも、次なるターゲットはこの室牧ではなくて、ダム湖のすぐ上流にある(あるらしい・・・)県営の発電用コンクリートダム、仁歩(にんぶ)水槽ダムです。



室牧ダムのインレットからわずか数百メートル、国道472から脇道に入ると県営仁歩発電所があります。
発電所の背後に延びる水圧鉄管。

電子国土の地形図で観てみると、仁歩水槽はこの発電所のすぐ上にあり、調整池のような役割のダムの様に思われます。



膨大な写真をストックしてるダム便覧でも、仁歩水槽の写真は1枚もありません。
ネット上でもまるで資料が無く、謎に満ちた物件です。

現地に来て、写真の無い理由が直ぐに解りました。
ダムがあるとされる谷の周囲はジャングルの様に木々が茂り、全てを覆い隠していたのでした。

地形図を見ると、ダムの下流の谷は開けているので。
「ひょっとしたら下からから見えるのかもしれない・・・」
なんて淡い期待をしていたのですが、やはりマニアの道はいつもの通りそんなに甘くありません。
諦めて、国道に戻り車を走らせます。

「水圧鉄管の右横の奥にあるはずなんだけどなあ・・・。」
なんて事を思いながら、ハンドル片手に横目で例のジャングルを見ました。

・・・・・・。
!!!

あれっ!なんかある!!
(下の写真の中に、任歩水槽が隠れています、さてどこでしょう 笑)



車を空地に停めて、チラッと何かが見えた場所に歩いて戻って来ました。
250mm望遠端でその何かを観察します。

手摺っ!
鉄パイプの手摺だっ!!。



華奢な造りの鉄パイプの手摺。
さらによく観ると、その下にコンクリートの壁が確認できます。

位置的に仁歩水槽のダム本体、左岸端と観て間違いありません!!。
(下の写真は、上の写真を拡大)



この手摺(ダム左岸)から水平に視線を移動すると、先程の水圧鉄管に行き付きます。

水圧鉄管の上部から、山の中に歩道が伸びているのも確認できました、この歩道を歩いて仁歩水槽に向かう様です。(※発電所敷地内なので、当然立入禁止です)



下の写真、左端に水圧鉄管、仁歩水槽は、右の谷間にあります。
地形図からおおよそのイメージはついていましたが、仁歩水槽は、すごく山の高い所にあります。

下から見上げるようなイメージは、二級ダムや、セバ谷ダムに近い立地です。
(と、聞いて、ああなるほどね〜と、思う人は、相当な手練れのマニアです 笑)



室牧ダムのインレット近く、たしかに仁歩水槽はありました。
重力式コンクリートの堤体は、堤高19.9m、堤頂長42m。1961年に竣工しています。

下から見上げるような山の上にある調整池は、時代が時代ならひょっとしてバットレスで建設されていたかも・・・。

そんなイメージが膨らむ、謎のコンクリートダムでした。



仁歩水槽
★ (個人的な思い入れでは★★★だけど、あまりにも見えないので・・・)

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折立ダム

堤高9.886m
G/P 1960年 北陸電力


北陸電力の主峰 ビッグボディ 有峰ダム。
その近くに、まだ見た事の無いダムがあるとの事なので、早速行ってみました。

この日は年に一度の有峰森林文化村祭の日で、一緒に有峰ダム見学会に参加した Hisaさんと、ひろ@さんも一緒です。
目指す折立ダムは、有峰湖の湖畔にある発電所へ送水する取水ダムです。

有峰湖右岸を車で走ります、湖面の向うに有峰ダムの正面が見えました。
有峰は4回目ですが、こちらから眺める場所がある事は知りませんでした。



車を進めると山の斜面に水圧鉄管が現れます、鉄管の先には折立ダムがあるはず。
湖周道路から左折して折立への山道を登ります。
折立は薬師岳の登山口となっています。

そしてトンネルの出口に待ち伏せするように、突如としてダムが現れました。

折立ダム。それは、岩のように重厚な取水堰堤でした。

シンプルな全面越流の余水吐、シンプルであるが故のこの塊感。
少し赤茶けた色合いが、周辺とは異なるオーラを放っているように感じました。



左岸には2門のゲート。
河川維持放流中の下段は排砂ゲートでしょうか?

冬は氷雪に閉ざされ、何メートルも雪が降り積る有峰の地。
そんな厳しい環境でも放流操作ができる為でしょうか、ゲートは分厚いコンクリートに埋め込まれるように付けられています。
ゲートの向うにもコンクリートの壁があり、通常のスライドゲートとは構造も異なる様に見えます。



厳重な機械室。
四方の壁も、屋根も、全てコンクリートで作られています。

窓の無いコンクリートの壁、赤い鋼鉄の扉。
欠けた日差し部分が、氷雪との戦いを物語ります。



ダム下流の河床は今まで見た事のない表情をしていました。



冬季は有峰林道が通行止めとなるため、この折立ダムが雪と戦っている姿を自分の目で見る事は出来ません。

今年の冬は雪が降るのを見る度ごとに、有峰の小さなダムを思い起こす事になりそうです。

折立ダム
★★★★

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称名川ダム

堤高7.5m 堤頂長33.9m
G/P 1960年 北陸電力

2009.10.4見学

落差350m
日本一の落差を誇る名瀑称名滝。
その滝壺のすぐ下流に北陸電力 称名川ダムはある。



堤高は河川法でいうダムには未たないが、発電用の堰堤として電気事業法に基づく正真正銘のダムである。
このダムで取水された水は下流の称名川第二発電所へ送水される。また、この発電所は支流の雑穀谷からも取水されている。
 
この称名川ダムに出会うには滝の下流約1キロ手前のパーキングに駐車し、徒歩で向かう事となる。
称名川沿いの道路を歩くと次々と砂防堰堤が続き、決して飽きる事は無いだろう。
もちろん、悪城の壁と呼ばれる険しい山肌の造形にも圧倒される。
 
称名川ダムの竣工は1960年。
現在は中部山岳国立公園の特別保護地区となり、ダムなどは建設できないが、公園に指定される以前に竣工しており現在に至っている。


 
ダムのすぐ背後には称名滝、写真奥の左岸は滝見物の展望台で多くの人で賑う。
山小屋を思わせる外観はゲート室や取水設備の建屋。
周辺の環境との調和に配慮しデザインや色調が吟味され、滝見物の一般客にはこれが発電用のダム施設とは気が付かないのではと思う。
 
堆砂・・と言うより大岩で埋まる上流側は、この地の自然環境の険しさを見せ付けている。
堤体上部の鋼製のスクリーンはチロル式取水口の名残である。
右岸のゲートは排砂ゲート、その上流のスクリーンが発電所への取水口となっている。


 
水流に削られたコンクリートが味わい深い下流面。
排砂ゲートの支柱に付けられた鎹のステップまでもが下向きに曲げられ、激流との戦いを物語る。


 
激しい自然と向き合い、戦いながらもその姿を一切主張する事なく見事に周辺の環境と調和した外観。
無言のまま、ただひたすら影に徹する称名川ダムには、電力にかける男の強さが宿っている。

称名川ダム
★★★

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真川調整池

堤高19.1m
B/P 1929年 北陸電力

2009.9.19見学

真川調整池

1929年に竣工したバットレスダムであり、その姿を観るには険しい山道を徒歩で小一時間ほど登らねばならないと言う。

僕は山歩きや登山のスキルがまるで無く、真川調整池も幻のダムであったが、今回、敦賀市のダム愛好家 ひろ@氏が、真川へ行くと聞いたのでこれ幸いと計画に便乗させて頂いた。

ひろ@氏は、温泉をこよなく愛する山岳系エクストリームダムハンターで、この夏に愛好家なら誰もが驚愕する偉業を成し遂げた直後である。今回は次のターゲットに向け「ウォーミングアップ」として真川調整池へ登るという猛者なのである。
また、現地は熊のリビングルームと言われるほどの熊出没地帯であり、単独登山は危険であることから2人で登る事となった。

真川調整池までは、麓の水圧鉄管脇のパーキングから登山道が付けられている。この水圧鉄管のはるか先にサージタンクがあり、目指す真川バットレスへ繋がっている。
急坂の登山道がつづら折れに続くが、道が急な事を除き快適なハイキングルートである。
最初は楽しくダム談義でもしながら登ろうと言っていたが、直ぐに余裕がなくなり無言のまま黙々と登る。

眼前には立山駅からゆっくりと進むケーブルカーが見える。
残念ながらこの日は天候に恵まれず眺望は今一つであるとの事だが、今、ダムへ向かって一歩一歩進むごとに、幻のダムが現実味を帯びて行く感触が嬉しかった。

行程も中ほど迄進むと、サッと視界が開ける場所がある。
スキー場のゲレンデ脇の地点である。霧がどんどんと山頂へ昇ってゆく、秋の風と草の匂いが心地よい。

この先、水圧鉄管を横切り進むと、少しだけ道も穏やかとなり、2人並んで歩ける程の所もある。
足元に注意すると古い枕木が残る。ダム建設時の荷揚げ用の線路跡を歩いているのだ。真川バットレスの歴史の深さを感じる。

やがて息をあげ登る2人の右手から沢の音が聞こえる様になると、いよいよダムが近い知らせである。

その時は突然やってきた。
登山道を両側から覆う木々が途切れ、ゆるやかに左に曲がると、初めて目にするバットレス式のコンクリートダムが右手に姿を現わした。



鮮やかなグリーンの森の中に立つ、白い骨のような構造物。それは、僕が今まで観てきたダムとはまるで違う。
規則正しく扶壁と梁が連続する巨大な一枚の壁。予備知識無しには誰もこれがダムであると思い付きもしないだろう。

それに、想像していたよりもはるかに大きい。
森の中に佇む姿は、マンションの廃墟の様でもあり、未知の古代文明の遺跡のようでもある。

屈んで隈なく堤体を観察すると、バットレス(扶壁)に支えられる遮水部分の壁が見える。
バットレスダムは、湛える湖水自身の重さによって堤体を支持する独自の構造を持っている。

今現在でも建設が困難であろう山中に、昭和初期にこの様な建造物が築かれた事には驚くばかりであるが、調整池であるこのダムは複雑に張り巡らされた水路網のほんの一部にしか過ぎない。

竣工年からすると異様に白いコンクリートは、北陸電力の手により丁重に管理されている証。
表面にはコンクリートの補修と保護の手が行き届いており、登山を必要とする場所にありながら、古い施設を大切にされている事に驚きと共に頭が下がる思いである。

ダム右岸の手前のフェンスにより、これ以上堤体に近づく事は叶わなかったが、
魅力的なバットレスダムに出会う幸福な旅であった。

真川調整池
★★★★★

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白岩川ダム

堤高50m
GF/FNW 1974年 富山県営

2009.8.15見学

女王蟻。



白岩川は重力式コンクリートと、ロックフィルの複合ダムである。
ロックフィル部分は、ダム湖側は通常のロックフィルの表情だが、下流面は青々とした草にカバーされアースダムの雰囲気がある。

高さ50mと見た目より高いロックフィル部に比べ、右岸のコンクリートダム部分は堤高25mと控えめである。
それでも非常用洪水吐の越流部分は分厚く胸を張り、堂々としたものだ。

大らかでゆったりとしたロックフィルの端に、ぎゅっとコンクリート製の機能部分が凝縮している姿は、なんとなく女王蟻のシルエットにも見える。

合計318mと長い天端は立入禁止。右岸側から直ぐダム下へ道があり、堤体を見上げる事が出来る。
減勢工は少しイレギュラーな形状をしており、真下に車道の橋が架かるが、そびえる減勢工の壁に阻まれ、重力式コンクリートの堤体はあまり良く見えない。

壁に囲まれ水路のような減勢工の脇から河川維持放流が滝の様に放たれていた。



白岩川ダム
★★

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上市川第2ダム

堤高67m
R/FNP 1985年 富山県営

2009.8.15見学

憩いのロックフィル。



上市川ダムの直ぐ上流に、上市川第2ダムはある。

湖畔は自然公園やキャンプ場などがあり、美しい森の中にある。
1985年竣工のロックフィルで、ロック材は角川ダムと同じ様に丸石が使われている。
ゆるやかにカーブする堤頂部は舗装され車両通行可。
ダム本体と洪水吐の間には公園も整備されている。

洪水吐はオリフィスのスライドゲートと、自然越流式の越流部を複雑に組み合わせた個性的な形をしている。
特にオリフィスの水も、低い位置にある越琉部を越えてからゲートへ向うデザインとなっており、水の流れを見学者に観賞してもらえる工夫がされていると感じる。

ダムサイトから右岸の道を下ると、下から洪水吐を見上げる事も出来る。
幅の広いスロープと大きな副ダムがなかなかの迫力である。

上市川第二ダム
★★

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上市川ダム

堤高64m
G/FNP 1964年 富山県営

2009.8.15見学

クレストミステリー。



上市川ダムはラジアル2門のクレストゲートと、その間に高圧ラジアルのオリフィスを持つなかなか堂々とした堤体のダムである。

赤いオリフィスゲートの上、青く塗られた波トタンのゲート室に比べ、クレストのゲート室は比較的新しく見える。

ここから先、ダム本体までの林道は狭く、ガードレールも無いので転落に要注意だ。

天端は散策可能。1車線分の幅があり、車両も通行可の様だ。
ゲートから左岸側の下流側にキャットウォークが追加されている。



キャットウォークの先に堤体内への監査廊の入口でもあるのかな?と観察したが、特別な物は無く行止りとなっていた。

さらにこの上市川ダムの謎はクレストのゲート部分である。
クレストゲートの機械室が下のオリフィスよりも明らかに新しく、竣工後、改装されているようなのだが・・・。

しかも天端のレベルまで変更しているみたいだ。



写真、クレストゲート部分だけ天端通路が盛り上がっている。
それに伴い、竣工時からのコンクリート欄干の高さが不足したので、鋼管製の手摺りが追加されている

何故この様な改修工事が施されたのかは不明だが、かなり大掛かりな工事であったと思われる。
ラジアルゲートのサイズアップの工事(?)それとも、ラジアルゲートの上を越流できる構造への改修だろうか?

謎が謎を呼ぶ。不思議な上市川ダムであった。

上市川ダム
★★★

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角川ダム

堤高58.5m
R/FN 1978年 富山県営

2009.8.15見学

丸石ロック。



北陸自動車道 魚津、もしくは滑川インターからほど近く、山の懐に県営角川ダムがある。
山道を登るとまず幅の広いスロープの洪水吐が見えて来た。
ダムの規模がまるで違うのだが、何処と無く徳山ダムの吐きを思い出した。

さらに少し登るとロックフイルの本体が姿を表した。
残念ながら堤頂部は通行禁止だが、この角川ダムの一番の特徴は・・



この様に、表面のロック材が全て丸石で敷き詰められている事だ。
整形ロックフィルとも違う温厚な表情に心が和む。

見た目は河原の石であるが、フィルター材を採集した時に産出した石なのだそうだ。

角川ダム
★★

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布施川ダム

堤高58.5m
R/FNS 1992年 富山県営

2009.8.15見学

リラックス堤体。



宇奈月ダムの西、一山向こうにあるのが県営の布施川ダムである。
目的の消流雪用水が入っている所が富山のダムらしい特徴である。

市街地からそれほど遠くないが人家の無い静かな山中にある。
管理所から堤体は少し離れていてパーキングから少し歩くと堤体が見えて来た。

堤頂部は舗装されており、下流面にはダム下まで降りられる道が堤体を横切っている。
また、ガードレールや手摺りなどが無く、いたってシンプルな仕立て。その無防備な感じは大らかで、かえって危険な感じはしない。
手摺りが無いだけで随分とのんびりとした表情になるものだと思う。

左岸にはオリフィスゲート、自然越流式の吐きからの長いスロープがある。

布施川ダム
★★

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