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桝谷ダム
 堤高100.4m
R/FAWI 2005年 福井県営

2009.4.30見学

トンネルを抜けると・・・



桝谷ダムは2005年に完成したばかりの100m級ロックフィルであり、ダムの多い九頭竜水系で、九頭竜、真名川に次ぐ大規模なダムである。
元々かんがい用水が主目的の北陸農政局のダムであったが、洪水調節の機能を追加し、現在は福井県営のダムとなっている。

桝谷ダムの集水範囲では水の確保が充分ではない為、別の流域の二ツ屋分水堰からもダム湖に導水を行っている。

ダムが見えてくる手前にトンネルがある。
車を走らせると、トンネルの出口全体がやたら白く眩しく輝いている。
トンネルの中程でそれが洪水吐を流れ落ちる放流水である事がわかった。吐きのスロープが丁度トンネルの真正面に向いているのだ。

車の中で独りで盛り上がりながら、広く綺麗なパーキングに車を停める。
周辺は、近くの沢からの水で池も作られ公園になっている。

美しい雪解け越流に誘われるようにダム下の減勢工の上からダムを眺める。
なかなかの水量、やっぱり全体が白く見えるこの位の水量が無いとね♪

天端は徒歩で散策が出来る、リップラップは最新のロックフィルらしく整形タイプでした。

しかし、堤体も、吐きも美しいダムですが、広大なパーキング裏の法面法枠もスゴイ。
広いパーキングは建設時の基地の跡地だと思うのですが、原石山だったのかもしれません。

桝谷ダム
★★
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智那洞取水堰堤

 堤高13m
G/P 1968年(?) 電源開発

2009.4.26見学

福井県大野市 第8のダム



雪深い福井県大野市にも春が訪れ、雪解け越流を期待して石徹白ダムに向ったが、残念ながら越流はしていなかった(もう少し後に越流したらしい)。

予定外れついでに、石徹白ダムの現地の案内看板に描かれているダム(取水堰堤)を探る事にした。

石徹白ダムの近くにあるという三面堰堤は、なんとなく通じる道も見当がついたのだが、何故か悪い予感がしたので次回とした。僕は運動神経が鈍い代わりに、そういった勘は発達している。

と、言う事で、今日は山原ダムに近い智那洞堰堤を探索する。
目指す堰堤のある智奈洞谷は、山原ダムの上流1キロの辺りにあり、丁度、石徹白川を橋で渡る所なので解りやすい、天狗岩がある所だ。
天狗岩がどれなのか?解らなかったが、丁度良い駐車スペースがあり、車を停める。
道路状況が不明なので、ここから折りたたみ自転車で向う事にした。

最初切立った崖の渓谷であったが、坂もなだらかで快適な林道だ。
大小さまざまな砂防堰堤が続き、智那洞堰堤までの2キロ弱、飽きる事が無かった。
林道の舗装が急に酷くなったら目指す堰堤が近い証拠だ。カーブを曲がると目の前に姿を現した。

山原ダムの様な全面越流式の堤体は幾つかのブロックに分けられた形で面白い。
テラスの様な減勢工が階段状になっている。

さらに特徴的なのが越流部が一段低くなった所に真上を向いて開けられた取水口である。
鉄パイプで作られたスクリーン上に流木なども溜まっている。
送水方向の九頭竜ダムは向って右の方角なので、この堰堤も山原ダムの様に堤体内部に送水管を隠し持っていると思われる。

右岸にある施設は土砂吐ゲートと思われる。
谷深く、ここまで電気は来ていないのか、巻揚機の動力はエンジンらしい。

石徹白ダムで観た看板によると、石徹白で取水された水はこの智那洞を経由して九頭竜に送られる。なぜ?と、聞かれると、まだちょっと解らないのだけど。

ちなみに、この智那洞堰堤の手前に超クールな砂防堰堤がある。
智那洞谷川第二号堰堤と言う、高さは14.5mもある。
春の陽光に輝く巨大なコンクリートの塊は、白いモノリスと呼びたい。



智那洞取水堰堤と、ホワイトモノリス
★★

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龍ヶ鼻ダム
 堤高79.5m
G/FNWP 1988年 福井県営

2008.9.15見学

北陸の蒼い龍


永平寺ダムの後、国道364号を石川県方面に車を走らせやって来ました龍ヶ鼻ダム。

以前、まだバス釣りを頑張っていた頃に一度下見に来た事があります。
湖の周回道路を流していたら車にはねられたのか、でかいイノシシが死んでいてエライ事になっていた。結局なんだか不気味に思えてその後、釣りに行くことは無かった。

その時、地元のおじちゃんが孫を連れて湖畔にバーベキューに来ていた。
湖畔は地元の方の憩いの場でもある(イノシシ死んでたけど・・)
おじちゃんは地元の家庭料理である鶏チャンを焼きながら、福井の方言「あっぺ」を連呼していて、その後我が家でも鶏チャンを焼く度「あっぺ」がブームとなった。

さて、龍ヶ鼻ダムである。
自由越流式の堤体は高く、広く、なかなかの迫力である。
それに何故だかわからないが、この龍ヶ鼻のコンクリート面は青く見える。
龍ヶ鼻の龍は、青龍なのだ。なんかかっこいい。

でも、越流部下の方のコンジットは何故か人の顔に見える。窓のレイアウトのせいかな?
しかも、なんか覇気のない表情、口から水、げーっ、ってなってるし。体調不良か?。

ダム管理所は展示室があるが訪れたのは土曜であった為か休館状態でした。
普段はどうなのだろう。
インターフォンを押し、当直の方からダムカードを頂きました。
永平寺ダムのカードも此方で頂く事ができました。(2008年見学時、現在は未確認)

龍ヶ鼻ダムは地元の憩いの場であり、ちょっといかしたブルードラゴンなのでした。

龍ヶ鼻ダム
★★
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永平寺ダム

 堤高55m
G/FNW 2001年 福井県営

2008.9.15見学

拝めばご利益あるかも、プチ・セレブ大仏。




有名な曹洞宗の大本山、永平寺のすぐ裏山にあるコンクリートダムである。

まずは異様とも思える中央の越流部に驚く。
遮光土偶に似ているとの意見もあるが、きっと仏像をモチーフにしているのかもしれない。
本当は何なのか?ダムのパンフレットでも明かされていないので謎であるが、ダムを仏様に見立てているとしたら、バチとか当たらないのでしょうか?。とにかく変わった形になっている。

また、クレスト部にも円柱状のデザインが等間隔で並ぶ、こちらは永平寺の列柱をモチーフにしているらしい、なるほど。

天端は自由に立入が出来るので行ってみる、高欄のベース部分が御影石である・・・豪華である。

この永平寺ダムでの見学ポイントにフーチングがある。
なんとここのダムのフーチングは天端とダム下の休憩所との連絡歩道として一般開放されているのだ。

僕も早速フーチングに入ってみた。
フーチング自体は手摺が付いているが、どうって事ない通常のもので、解放仕様として特別なものではない。
所々落石があり、ちょっと怖い。
なおかつ、冬季に天端からの落雪であろう、一部手摺が破壊されている・・・。

見学は去年(2008年)の事なのでその後、修理されているかもしれない。

フーチングを上から2/3降りた所でカメラの電池が切れた。あ”ーっ(汗

仕方ないので今来たフーチングを引き返し、車でダム下まで降りて、下の東屋風の休憩所でコンビニ弁当を食べ休憩。(この日は奥様とダム巡りデートなのでしたー)

ダム下の橋は金色に輝く塔頭付き・・・豪華だ。
年間130万人もの参拝客が訪れる永平寺のすぐ後ろとあって。たくさん観光客が来る事の期待があったのかもしれませんね。

ダムからの帰路は案内看板に従って、直ぐ下の浄水場を横目に山を降りたけど、永平寺の参門に出てきたぞー!?、モーゼの割れる海みたく参拝客の真ん中を突き進むデミオ号。
これで良かったのでしょうか??

永平寺ダム。
ちょっと変わった、プチ・ゴージャスなダムでした。しかし、日本の宗教は寛大だなあ・・
★★

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浄土寺川ダム
 堤高72m
G/FNW 2008年 福井県営

2008.8.30見学

新鋭シビックデザイン



2008年に竣工したばかりの新鋭ダムである。

本来なら堤体は真っ白のはずであったが、見学時あいにくの雨天だった為、写真のようなすこしくすんだ色になってしまった。

前日からの雨の影響か、オリフィスから美しい放流がみられた。

堤体は観られる事を意識したデザインで縦スリットが刻まれ、よりスマートな印象を与えている。
近年竣工のダムの中には、見た目の意匠に力を入れた堤体がいろいろとあると思うが、デザインの味付けとしては、このくらいの控えめな味の付け方でも十分美味しく戴けるんじゃないかと思う。

個人的には、食べ物も薄味が好み。

見学時はまだダム歴が浅く気がつかなかったのか、改めて見るとエレベータが上に突き出ていないですね、天端の入り口はどうなっていたのだろう。
その事もあり、よりすっきり薄味に仕上がっています。

訪れた時は日曜の朝で、丁度当直の職員の交代時間の様でした。
「お疲れさまでした〜」声を掛けると、職員の方はちょっと照れくさそうでした。
管理所もなかなか趣味の良いモダンな感じで、当直勤務も快適でしょうね。

案内看板によると、目的のひとつとして、勝山市の観光客の増加に伴う飲料水の供給・・などの目的もあるとの事。湖水を眺めながら「どんだけゴクゴク水呑むんやー」と、思ってしまった。
元々安定した水源に恵まれていない土地だったんでしょう。

ダムカードのランダム情報では冬季は流雪用水としても使われるとあるのですが、ダム目的にSの字が無いですね?。

すっきりとした味付けが美味。名前が寺だけにどこか精進料理をイメージさせる。
浄土寺川ダム
★★
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真名川ダム
 堤高127.5m
A/FNP 1977年 近畿地方整備局

2008.7.12見学

豪雨水害から街を守るため生まれた、生粋の戦闘堤体。



大野市からほど近くに位置する巨大アーチダムである。
市街から向かうと、トンネルを抜けた瞬間、目の前にドーンと姿を表わすのでマニアはハンドル操作を誤って谷に転落しない様、心がけねばならない。

高さ127.5mの巨大アーチは、発電を主目的としたアーチダムにありがちなダム下の発電所建屋もなく、天端から下を見下ろすとスペック以上の高さを感じる。

僕が、実は高い所が苦手(高所恐怖症)である事が発覚した、忘れる事のできない特別なダムでもある。

1977年竣工のわりに迫力のある色の堤体はクレストのラジアルゲートの他に下にコンジットゲートを持つ。
その迫力とは裏腹にダム下には発電(主にダム設備使用する電力をまかなう)に使用した水を利用した噴水が吹きあがって、心をリフレッシュさせてくれる。
この噴水はさらにダム建設直後は枯れ川となっていた下流の河川を潤す水となっている。

洪水期制限水位への調節や、土木の日前後のフラッシュ放流など、コンジットからの放流を見学するチャンスもあるので、事前情報要チェックである。

また、2008年度の森と湖に親しむ週間では九頭竜ダムと共に幹事ダムの役目を担った。
2009年度の森湖でもダム愛好家のイベントが実施され、愛好家への理解が深いダムと言える。

戦闘堤体。
もうこのキーワードだけで★★★★★。


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笹生川ダム
 堤高76m
G/FNWP 1957年 福井県営

2008.7.12見学

大野市の山野深く分け入った先にある重力式コンクリートダム。



バランスの取れたシャープな堤体は近代的なダムを思わせるが、実は雲川の仙人・雲川ダムと同じ1957年の竣工である。
実は昭和40年9月の奥越豪雨により堤体越流を経験し、その後クレスト部は改修工事が行われている。

また、さらに洪水吐きの容量を増加させる為、ダム本体とは別に右岸にトンネル洪水吐きが建設されている。

ダム周辺には民家はなく大変静かな所である。
笹生川ダムから九頭竜湖畔まで延々林道が続いているが、間違ってもこの道を通って九頭竜まで行こうとしてはならない。
あまりに延々と果てし無く走る事になるので、初めてこの道を通る人のほとんどが「行かなければ良かったと」後悔をしている。

笹生川ダム
★★。
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雲川ダム
 堤高39m
A/P 1957年 福井県営

真名川ダムの上流、雲川にある大変古いアーチ式ダム。



上の写真の撮影ポイントから正面のトンネルを越えると天端へ通じるのかと思えば、トンネルを過ぎると堤体はおろか、ダム湖まで行きすぎてしまう。
天端へはトンネル手前から登る道があるが通常ロープが張られ立入を拒んでいる。
管理者がダムに来ている時は規制ロープが外されているらしいので運がよければ歴史ある堤体により近付けるかもしれない。

苔の生し方が素晴しい、その表情は山郷はなれ霞を食べて生きるという仙人をイメージさせる。
アーチダムは右岸にジャンプ式洪水吐きを持つ。

このダムを越え岐阜県へ通じるルートが酷道ファンの人気スポット温見峠である。

雲川の仙人こと雲川ダム
★★。
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仏原ダム
 堤高48.6m
G/P 1968年 北陸電力

2008.7.12 見学

九頭竜川本流に位置する北陸電力の発電用ダムである。




ダム正面に向う管理道路は立入禁止のロープが張られ残念ながらその姿を拝む事は難しい。
3門あるラジアルゲートがそれぞれ微妙に色が異なる事が愛好家の中では有名なダムであるが、正面からの姿はなかなか険しく、勇ましい表情を魅せるダムであると言う。

仏と名の付くダムでありながら、赤茶けたコンクリートの荒々しい肌、無骨なラジアルゲート、まさに鬼の様な形相である。
そのインパクトはダムを巡り始めたばかりだった僕が、ダム愛好家として覚醒するきっかけとなったダムでもある。

鬼手仏心・・・元バス釣り師だった僕にとって、ちょっと懐かしく、ちょっと恥ずかしいフレーズが口をつく。

釣りと言えば、ダム下流は物理的に九頭竜川の遡上限界であり、一部のコアな釣り師の中では有名な所であるらしい。

仏原ダム
見学困難なダムであるが、個人的な思い入れもあり、★★★★獲得。
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九頭竜ダム
 堤高128m
R/FP 1968年 電源開発

2008年7月5日見学

福井県を代表する巨大ロックフィルダム。



天端は徒歩で見学できるので是非左岸まで歩いて巨大さを実感して頂きたいダムである。

リップラップは近年みられる整形リップラップではなく、当時ロックフィルダムの工法として最先端であった投石射水工法によるものである。
個人的にはこの九頭竜の様なごつごつとした未整形タイプの方により強い魅力を感じる。

リップラップが陽光をギラギラと反射させる夏の九頭竜も良いが、一面真っ白な雪の壁となる冬季の姿もなかなか美しい。

洪水吐きの岸寄りにはダム下から天端まで延々管理通路の階段室が設けられている。
数年前、雪崩によって国道の橋がずれ、車輌通行止めになった時は、ダム管理の方は朝晩この階段を延々上り下りして管理棟まで通勤したと言う。

この九頭竜ダムをはじめ、大野市にある電源開発のダム群は全て1968年の竣工である。
当時は現在の様にダム愛好家なるマニアは存在しなかったと思うが、もし我々が1968年にタイムスリップしたならば、九頭竜川水系は毎月がお祭り騒ぎになるであろう。

2008年の森と湖に親しむ週間では真名川ダムと共に幹事ダムの役目を果たした。
イベントでは、ダム地下の長野発電所も見学公開され、サンダーバードの秘密基地を思わせるカッコ良さであった。

ダム湖に掛かる吊橋は、僕の地図帖には「瀬戸大橋のテストモデル」と記されているが詳細は不明。

九頭竜ダム
★★★★獲得。
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