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黒坂石ダム

堤高24m
G/P 1981年 群馬県営

2010.7.18見学


栃木県営の庚申ダムを後に、渡良瀬川沿いを下流に向けて走ります。
直ぐに群馬県に入り、草木ダムの貯水池最上流の辺りから東の谷に入ります。

茂みの中からにょっきりと伸びたコンクリートの柱が見えて来ました。黒坂石ダムです。



外観は先ほど見学した庚申ダムとよく似ています。
サイズ的には、こちらの黒坂石の方が若干低く長い堤体ですが、印象としてはほぼ同等。

一番の違いは庚申ダムにはない自然越流式の吐を持ってる事でしょうか。
ローラーゲートには大きなフラッシュボードもあります。

ダム事業者も施工業者も違うのに、何故こんなに似ているの?ダムデザインの七不思議。



立派な天端も持っていますが立入禁止です。
残念ながらここも庚申ダムと同じで、鑑賞できるアングルに恵まれていません。

沢山雪が積る土地柄なのか、ゲートピアの頂上に囲いがあります。



貯水池側からの黒坂石ダム。
対岸に発電所への取水設備。

素朴な疑問ですが、ゲートピアに梯子が見当たりません・・・。
頂上の巻揚機にはどうやって登る??。



黒坂石ダム
★★



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丸沼ダム

堤高32.1m
B/P 1931年 東京電力

2010.7.17見学


2003年に国の重要文化財の指定を受けている丸沼ダム。
そんな貴重な建築物なのに、今現在も発電用ダムとして現役なのがこのダムの凄いところです。

薗原ダムを後に国道120号を北上してやってきました。
国道脇に未舗装の駐車スペース。でも、まだ堤体は見えません。
舗装のスロープを下って行くと堤体の左岸のはずですが、この日はチェーンが掛けられ訪問者を拒んでいました。

でも、堤体を真下から見上げるポイントがあると事前に聞いていたのでうろたえません。潔くチェーンの先は諦め、その脇の遊歩道を降りて行きます。



この遊歩道は丸沼自然遊歩道と名前も付いていて、ダムの真下まで降りた後、対岸に渡って右岸を散策する事が出来ます。

じっとりと湿った苔と土の匂い。
シダ植物が盛大に群生していて、いきなり恐竜とか現われそうな雰囲気です。



急斜面の歩道を下ること数分。

ついに憧れの丸沼バットレスが姿を見せました。
堤高32.1m、国内で建設された8基のバットレスダムの中で最高峰です。



堤体の下部は水面が迫っています。

マンションの骨組みにも見えるバットレス構造。
その最下層の1室は、外壁や屋根が付けられていて、右岸にそって通路も見えます。

管理所が堤体右岸にあるはずなので、通路は管理所方面へ通じていると思います。



事前に聞いていた遊歩道の渡し舟「牧水の渡し」
これに乗ればバットレスを真正面から見る事が出来るはずです。

両岸にワイヤーが張られ、吊るされたロープを手繰り寄せる事で前に進みます。
ボート自体もワイヤーに吊り下げられていて安定感抜群、とても上手く出来ていて、決して転覆するような事はありません。

この設備はダムを管理する東京電力ではなく、地元の丸沼の愛好家の会が設置したものです。大切に使わせていただきました。



おおーっ!

迫り来る丸沼ダム。

傾斜した遮水壁を扶壁によって支えるバットレスダム。
梁と扶壁の奥に遮水壁が見えます。



よく見ると、バットレス内部は空っぽではなく、梯子や通路、配線等が意外と沢山配されています。天端から降りてきている2本のパイプはプラムラインですね。
下流から観るバットレスダムは、コンクリートダムのスケルトン模型を見るような面白みがあります。

通常のコンクリートダムと風貌が余にも異なるので気が付きませんが、この丸沼ダムには余水吐のような放流設備が見当たりません。
真川調整池や、奥津発電所の懸崖水槽にだって余水吐はありましたが・・・。



丸沼ダムはヒョウタン形をした天然湖の、くびれ部分に築堤されました。
堤体から下流側は大尻沼、上流側が丸沼と呼ばれています。

大尻沼の流れ込みにダムを築いて、新しく丸沼が生まれたのかな?
と、現地で推測していたのですが、帰宅後に改めて地形図を見て、丸沼の地形を読むと、それは憶測にすぎず、ダムの上流側も元々沼だった様です。
勿論、面積は現在よりもひと回り小さなものだったと思いますが。

大尻沼と丸沼は、ボートから釣りが楽しめます。二つの沼を1年交代で開放しているそうです。今年2010年は下流側の大尻沼が開放されていました。

ボートからフライフィッシングを楽しむ釣り人。
標高1400mの高地なので、トラウト狙いでしょうね、きっと。



空は薄曇りですが、時々雲の隙間から日差しがこぼれます。

昨日までの雨でボート内に水が溜まっていて、乗船する時に片足がスノコごと溜まった水に没してしまいました。

ずぶ濡れのスニーカーと靴下を脱いでのんびりと乾かします。
たまにはこういう見学も楽しいね。



ボートからの眺めは視線が水面に近くとても新鮮な眺めです。
湖水も澄んでいて、浮遊しているような錯覚を覚えます。



日本に6基ほど現存するバットレスダムは、その全てが70〜80年以上経過するオールドダム達です。

扶壁を太く改修した笹流、三滝、恩原ダムと、竣工当時の姿を今も残す真川、真立、そして丸沼ダム。
きっと扶壁に肉を付けて補強する方が、今後の堤体管理も楽かもしれません。

真川、真立ダムは陸路は徒歩でしか向かう事の出来ない山岳地、この丸沼ダムは直下が水を抜く事の出来ない天然湖であり、その事が大掛かりな改修を困難にして来たのでしょうか。
でも、そのお陰で丸沼ダムの堤体は、実にバットレスらしい繊細な表情を魅せています。

重要文化材の指定を受けた名堤 丸沼ダム。
これからも東京電力さんの手で、繊細で美しい姿が守られて行く事でしょう。

美しいバットレスよ永遠に・・・。



丸沼ダム
★★★★★



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薗原ダム

堤高76.5m
G/FNP 1965年 国交省

2010.7.17見学

平出ダムを後に、そのまま県道を進むと薗原ダムが現れます。
大きなジャンプ台など、独特のルックスを持つ多目的コンクリートダムです。



ジャンプ台の真下には窓が並んでいます。

一見すると、内部に広いスペースがありそうで畑薙第一ダムのように発電所を隠し持っていそうですが、3門の高圧ラジアルゲートとハウエルバンガーバルブの機械室となっています。

薗原ダムでの水力発電は、ダム水路式で下流に発電所が設けられています。



良く見ると薗原ダムはクレストゲートも独自路線です。

ラジアルゲートの巻揚機は低く設計され、天端はとてもスッキリ。
ピアのコンクリートも無機質なシャープな造形、さらに巻きつくような金属パーツが表情をよりメカニカルなものにしています。

これはカッコいいぞっ。



管理所や駐車場がちょっとだけダム本体から離れた所にあるので、天端までは少し歩きます。

シンプルな天端。
対岸のトンネルの先は村道に通じています。



天端を散策します。
車通りがあるので両脇の歩道を歩こうと思ったのですが・・・。

あれっ?



実は歩道だとばかり思っていたのは、クレーンの走行レール部分でした。

巨大なガントリークレーン
IHI製 132.5t

コンジットの予備ゲートの上げ下げに使われます。



この手のガントリークレーン付きのダムは、レールがあって下流が見下ろせないのがマニア的に泣き所ですね。

クレストゲートのピア上部は金属製の蓋です。
巻揚機が内蔵されていると思います。



たしか、薗原ダムは真正面を拝めるポイントがあったはず・・・。

一旦、右岸の駐車場から下流へ戻り、ぐるっと周って探して行くと、木々の隙間から堤体が見える場所を見つけました。
(このビューポイントならば、天端を渡って左岸のトンネルから来た方がよっぽど近いです)

薗原ダムはダムの宝庫、群馬県の中でもメジャーダムなので頻繁にマニアが訪れるのか、この場所だけ雑草が踏みつけられていました。

堤体下部のコンジットゲート室が立派なため、堤高があまり高く見えませんが76.5mと、そこそこの高さを持っています。
実は基礎地盤からジャンプ台まで34mもあり、ゲート室の壁で堤高の半分弱を占めています。



精悍なクレスト部。
青みのあるグリーンの塗装が良く似合っています。

鉄骨の入り方も妙にシンプルだったりして、細かい所がいちいち個性的です。



センターのコンジットから放流中です。
まるっきりゲートの姿が見えませんが、アームの先端でしょうか?チラッと黄色いパーツが覗いています。

ハウエルバンガーも見えますね。



鑑賞ポイントがとても多い薗原ダム。

広く大きなジャンプ台、その下にあるゲート室、クレストゲートの造形・・・
さらにそれらを配する本体の「面の広さ」も要チエックです。

でも、個人的に一番魅かれたのは左岸のフーチングだったりします。
フーチング好きなので。フーチング万歳!。



薗原ダム
★★★★

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平出ダム

堤高40m
G/P 1964年 群馬県営

2010.7.17 見学

今年に入ってから、ひたすら西へ西へとダムを巡っていたので、久しぶりの東日本のダム見学です。

平出ダムは群馬県企業局の利南発電所へ送水する発電用コンクリートダムです。

管理所のある車道から見下ろす平出ダム、天端の道路へは少し下流から脇道に入ります。
ピア頂上へは、管理所から直接向かう事のできる様に歩道橋が付けてありました。



下流から脇道に入って天端へ向かいます。

下流面からの堤体が見えない平出ダム。
唯一見えそうな場所はフェンスと雑草が茂っていました。

その先にトンネルがありますね・・・。
すれ違い不可の狭いトンネルは、中でカーブしているのか真っ暗で先が見えません。



ドキドキしながらトンネルを抜けると、目の前にはドンと、平出ダムが待ち構えていました。

車はそのまま天端を渡ると左岸にすれ違い用のスペースがあるので、邪魔にならない様に端っこに停めます。

各ゲート間のピアの丸みが綺麗なクレスト部。
4門のクレストゲートは上部が越流できるタイプの様です。



下流を覗くと、2門から放流中でした。
やっぱりこのダムは下流の真正面から堤体を見る事は難しい様です。



右岸には取水設備。
平出ダムは、各施設がぎゅっとコンパクトな印象。

茂った雑草に、のほほんとした風情を感じます。
湖水は濁っていますが、昨夜までの雨によるもので、普段はもっとキレイなはずです。



左岸から天端。

通路は一車線分しかありませんが、意外なほど通行があります。
天端とトンネルを通過するまで、すれ違いが出来る場所が無いので、スムーズな通行にはテクニックを要します。



でも、地元の方は臆することなくガーッ!と突っ込んで。



きゅきゅっ!と、走り去って行くのでした。



平出ダム
★★

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神水ダム

堤高20.5m
G/P 1968年 群馬県営

2009.9.5見学

神の水。



下久保ダムの下流数キロにあるこの神水ダムは、下久保ダムの逆調整池の役割りを持つ。
発電所も併設しているので、貯めた湖水を折角なので利用しようと言った感じなのかもしれない。

ダム本体は国道から少し脇道を入ったところにある。
ダムサイトのパーキングには関係者以外駐車禁止の看板。意外と見学が難しいが、天端は狭いながらも通行は自由。対岸に小学校と中学校もあるので、ダムの上が通学路になっているかもしれない。

丸い越琉部がチャーミングな堤体に薄いローラーゲートが並ぶ。
このマス感溢れるコンクリートの盛り上がりは好きなタイプだ。堤高は20.5mらしいが、見た目にはもう少し低く感じる、岩盤の掘削が深いのだろうか。

ゲートの上に角が生えている所を見ると、越流できるゲートみたいだ。
放流された水は軽くジャンプしてテトラポットの上へ、福井の山原ダムを思い出した。

管理所のある左岸には発電所。建物の屋根がユニーク。



ダム名の由来は、通常ダムサイトの地名に由来する場合が多いが、この神水ダムの場合、地図で見る限りそのような地名は見当たらない。

上流の下久保ダムのダム湖が神流湖であるから、その湖水の逆調整池なので神水ダムと命名されたのだろうか?

神水ダム
★★

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下久保ダム

堤高129m
G/FNWIP 1968年 水資源機構

2009.9.5見学

だけじゃない。



群馬県 下久保ダムは直角に堤体が折れ曲がっている事で有名なダムである。
実際に訪れてみて、驚いた事が二つある。

一つは、本当に見事に直角に折れていると言う事。
放流設備のある一辺が主ダム、何もない一辺が補助ダムとして区分けされている。
しかも、堤頂長が主ダム=310mに対して、補助ダム=295mと、ほぼ二等辺である事が解った。
天端は広く2車線の車道となっており、直角コーナーにあるダム銘碑の裏にそのスペックなどが刻まれる。なかなか演出も上手い。

そしてもう一つは、下久保ダムは直角だけじゃなく、とんでもなく巨大なコンクリートダムだと言う事である。
勿論、堤頂長605mは、重力式コンクリートダムのタイトルホルダーである事は周知の通りであるが、実は堤高129mのハイダムでもあるのだ。重力式コンクリートダムでのランキングは滝沢ダム(132m)に次ぐ堂々の10位、さらに堤体積においても10位の巨漢なのである。



主ダムのクレストゲートから減勢工を見下ろす。
ダムの導水壁と言うより、大河川の護岸のようだ。クレストゲートから最大放流時には、どのような水の流れが見えるのだろう。
減勢工が大きく右にカーブするが、主ダムの真正面には下久保地区の斜面が立ちふさがり、へばりつく様に点々と住宅が見える。

下久保地区の細く急な斜面を下ると、ダム直下まで降りる事が出来る。
下から見上げる下久保ダムは神々しいほどの迫力に満ちていた。



続いて、天端から目を付けていた場所に車でギュンギュンと駆け上がる、これ以上はもう道が無いところまで登ってみた。(これより先は、道を建設中であった)。



やった。想像通り、直角部分が見えた。
レンズの歪みか少し悲しいけど、どうですか、悪くないですね〜。
直角だけじゃないぞ。下久保ダム。

下久保ダム
★★★★

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塩沢ダム

堤高38m
G/FNW 1995年 群馬県営

2009.9.5見学

文化系ダム倶楽部。



蛇神湖という、少しミステリアスなダム湖を持つ塩沢ダムは、一風変わったダムだった。

ダム本体は4門の自然越流式の非常用洪水吐と、洪水期、非洪水期の2種の常用洪水吐を備える。

天端の取水設備の建物や、左岸の管理所は和風建築(風)のデザイン。屋根部分は本物の瓦と木材を使用しているように見えた。
コンクリートダムに瓦屋根とは突飛な感じもするが、高覧の手摺り部分もイメージを合わせ渋いブラウンに塗装されており、なんだかこれはこれで良いかなと思わせる。



さらに特色としては、高覧の内側に飾られたカラフルなレリーフや、右岸の巨大モザイクタイル画など。



ダムに装飾を施したり、壁画を展示する直接的な必然性は無いにしろ、公共の施設としてこの様な文化面での試みをする事にはやぶさかでない。むしろ歓迎すべき事かもしれない。

問題はその完成度であって、こういった方向付けもあって良いと思う。
その点では、塩沢ダムは充分にやりきった感があり、僕は好印象を持った。

天端から見る蛇神湖、水位が低い。
2色の湖水も蛇神様によるものか?。



塩沢ダム
★★


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上野ダム

堤高120m
G/P 2005 東京電力

2009.9.5見学

超新星。



上野ダムは、天国に一番近いダム、南相木ダムを上部ダムとする揚水発電を行う東京電力の発電用ダムである。
南相木ダムは信濃川水系、こちらの上野ダムは利根川水系であるのが面白い。

ダムは、御巣鷹の尾根へ向う山道の途中にあり、ダムの案内標識は少ないが、御巣鷹の尾根への道案内に従えば良いだろう。
但し、道からは一切ダム下流面が見えず、ダムサイトは連続するトンネルの間にあるので、空いた山道を調子に乗って飛ばすと、いつの間にかダム湖畔と言う事になるので注意。

パーキングに車を停めると、くの字に折れ曲がったダム湖側の巨大な堤体が見える。

そして、右岸の管理所から下流面を眺める。



主ダムと脇ダムが連続するツイン堤体。あまりにも大胆な風貌に絶句。
二つの堤体の間には岩盤が鎮座する。岩盤のコンクリート法面に点々と植樹された木々はまだ小さく、オーストリッチの革みたいだ。

竣工してまだ間もない堤体はまだまだ白く、堤頂長350mを誇る巨体は直感的に「白い有峰」だと思った。

天端は徒歩であれば散策可能、350mをじっくりと味わう。



2門のクレストゲートからダム下流を眺める。はるか下の減勢工も勢いのある直線形状で魅力的だ。

最新鋭のダムだが、クレストゲートの巻揚部は外部に露出する質実剛健ぶり。
この潔い設計には、憧れにも似た感情の昂ぶりを感じる。



ゲートの扶壁から導流壁にかけては、大きく下流面にせり出した構造となっており、その為天端に侵食する構造物は一切なくクレストをスッキリと魅せている。
また。巻揚げ機のメカニカルな部分を間近でじっくり観察する事も出来る。

白く塗装された金属部分が、同系色の堤体をよりスタイリッシュに演出する。
途中で折れ曲がったツインダム堤体はゲート部の側面と、ダム本体の下流面を同じ視野に見る事が出来る。



天端からの上野ダムを堪能した後は、ダム下から見上げるポイントを目指したが、天然河川を活かした管理釣場の先は進入禁止であった。現在ダム直下は安全の為、立入禁止と思われる

電力会社のダムらしい実直で剛健な思想と、豪快なツインダム形状の融合。
揚水上池の南相木とのストーリー性を感じさせる白亜の巨壁は、5000ケルビンの白い炎を上げ、今燃え上がる。
上野ダムは日本ダム(愛好家)界の超新星と言えるだろう。

上野ダム
★★★★★

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相俣ダム

堤高67m
G/FNP 1959年 国土交通省

2009.6.27見学

湖の栓。



相俣ダムは、堤高67mに対して、堤頂長が80mしかない、とても縦長の堤体のダムである。

狭い谷にぎゅっと押し込まれた感じが特徴だが、このダムでいいなと感じるのは、まず、堤体に対しての貯水池の広大さである。
赤谷湖と呼ばれるダム湖は広い湖面にたっぷりの水を湛える。
堤体積 63.000㎥に対して、総貯水容量 2.500万㎥。とても効率がいい。
勿論、その事がダムの良し悪しを決める訳ではないが、相俣ダムは小兵ながら実に頼もしいダムなのである。

天端は、日中であれば開放されている。夜間は立ち入れ無いようだ。
開放されていると言っても、堤頂長80mなのであっと思う間に対岸まで到達する。

特に右岸側はほぼゲート施設が天端を占領しており、一般的なダムと様子が違うと感じるのは、ゲート巻揚機が天端通路に覆いかぶさり屋根の様になっていたり、足元も縞鋼板が並べられていたりするからだろう。
ここから水を湛えるダム湖側を眺望すると、ダムの天端ではなくて、漁船や作業船の甲板上に居るような錯覚を覚えるが、他の一般見学者の、「ちっ、これだけか」と言う声に我に帰る。
うん、たしかに、天端は短い。

2門のクレストゲートの脇にある箱は、インクライン型のエレベータ。
両岸から落石の危険がある為、後付けされたものであるらしい。

堤体下流面はシャープな造形の導流壁が恰好よい。
2門のゲート間の扶壁は、それとは対照的に丸みを持った造形が魅力的だ。
コンクリートはうっすら苔をたくわえ、いい味が出ている。

天端から下流を覗くと、切り立った両岸はすぐ下流で直角に左へカーブする。とても険しい表情。

再びダム湖側を眺望すると、湖面から怪しげなものが生えている。
これは水棲ムーミンの家ではなく、古い取水塔と思われる。現在は使われていない様だ。



相俣ダム
★★★



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小森ダム

堤高33m
G/P 1958年 東京電力

2009.6.27見学

奥利根のダークホース。



藤原ダムの下流にあるのがこの小森ダムである。

発電目的のダムであるが発電所は隣接しておらず、左岸から取り入れられた湖水は、下流にある上牧発電所まで送水される。

堤体は、個人的に好みの天端レス全面越流タイプ。
さらに、堤高もこの種の堤体としては例外的に高い30mクラス。
奥利根を巡った今回のダム見学のダークホースなのだ。

この日は越流していなかったが、すぐ上流の藤原ダムが放流したり、発電所への送水を停めたりすると、全面越流の余水吐からは美しい越流が見られる事だろう。

でも、このタイプの堤体の場合、コンクリートのマス感も鑑賞のポイントなので、今日の様な乾いた越流面もこれはこれで、乙な情景である。

小森ダムは県道脇にあるので、右岸から気軽に見る事が出来るが、ダム下流から対岸に渡り遡ると、左岸からの堤体も観る事が出来る。いずれにせよ、真正面からは観る事が出来ないのがとても惜しい。

左岸からも厳重なフェンス越しの見学になるが、堤体を良く見ると両岸に導流壁があり、実は端っこに天端も存在する。
越流部で途切れた短い天端は取水部の建物で埋め尽くされるが、建物下のバケットカーブがその証だ。

越流面は藤原ダムとも共通する茶色味を感じるコンクリートだが、これは水苔などの変色かもしれない。

小森ダム
★★


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