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鎧畑ダム

堤高58.5m
G/FP 1957年 国土交通省

2009.10.10見学

ステンレスの鎧。



田沢湖の北、玉川ダムの下流にあるのが鎧畑ダムである。
塩酸・硫酸分を含む酸性河川 玉川に造られたダムで、耐酸性のコンクリートや、ステンレス鋼の使用など酸性水対策が施されている。

手前の白い建物は発電所ではなく利水放流ゲート、上流の玉川ダム建設に合わせ、放流量が見直される事となった。ゲートの追加には湖水を貯めたまま堤体に穴を空ける工事が1989年から2年にかけて行われたそうである。

コースターゲートの遮水部が鋼製のテラス状になってる。材質はステンレス鋼でしょうか。
一番奥が、追加された放流ゲートの予備ゲートだと思います。



管理所の下に不思議な階段、どこまで続いているのか。
巡視艇を係留しておく階段だと思うのですが、今日は船も浮き桟橋も見当たりません。



蒼い湖水に昼下がりの秋空が映える。
この上流に玉川ダムがあります。



鎧畑ダム
★★★

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発表!!2009 MVD。

さてさて、今年の総決算。
この一年で初めて見学したダムでの、いろいろランキングの発表です。

今年一番見学に苦労したダム
「梓川のグランドマザー」 セバ谷ダム。

(2位 真川調整池 3位 山口川堰堤)
 
今年一番衝撃的だったダム
「黒又川のオロチ」 黒又ダム

(2位 頭佐沢ダム 3位 井川ダム・横山ダム(ホロー))
 
最も癒し系のダム
「クレスト畳敷き」 柿元ダム

(2位 青下ダム3姉妹 3位 秋葉ダム)
 
最もクールなダム
「アイスマン」 矢木沢ダム

(2位 上野ダム 3位 久婦須川ダム)
 
今年観た中で、プラモが出たら真っ先に作りたいダム
「怪物」 宇奈月ダム

(2位 長島ダム 3位 畑薙第一ダム)
 
もう一度行きたいダム。
「幽閉のプリンセス」 神代ダム

(2位 桂貯水池堰堤 3位 雨畑ダム)
 
そして・・・
今年最も見学して良かったと思うダム。
あつダム宣言!が選ぶMVDは! だむだむだむだむだむ〜(ドラムロール)。
 
「奥多摩エレガンス」 小河内ダム

広い天端の美しく重厚なダム本体。二本ツノの意外な用途。
迫力ある洪水吐と減勢工が間近で見学できる。
充実した施設や、周辺の自然環境との調和。
 
如何でしたでしょうか?
さて、来年はどんなダムにめぐり逢う事が出来るでしょうか。

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御所ダム

堤高52.5m
GF/FNWP 1981年 国土交通省

2009.10.10見学

空のように広くゆるやかに。



御所ダムはとてもスケールの大きいGF形式のダムだった。

右岸のダム湖側よりファーストコンタクト。クレストのラジアルゲートと交互にオリフィスのコースターゲートが隙間なく配置される。
左岸に見えるレンガ色の建物が管理所である。



右岸の下流側に降りてみた。
放流設備が並ぶ下流面は迫力溢れるもので逞しい。
重力式コンクリート部分は右岸のこの放流部分のみで、そこから左岸にかけ長く広くロックフィルが伸びる。導流壁にはロックフィルの断面形状が浮かぶ。
下流の河川はコンクリート部分と同じ広い幅でゆったりと流れてゆく。

堤頂部は徒歩で散策できるのだが、立入方向が限定され、右岸からは立ち入れないようだ。
一旦車で左岸の管理所へ向かう。

左岸のダムサイトの近くにファミリー向けの遊園地がある。家族連れのミニバンと数台すれ違う。



小高いところにある管理所から眺望する御所ダム。
堤体はゆったりとして、高いというより、広いという印象。
こちらからは堤頂部へ立ち入れるようなので、のんびりと散策するとしよう。



ロックフィル部分は左岸にかけて下流に向けて大きく、そして広くロック材が敷き詰められる。

和やかで気持ちの良い御所ダムでした。

御所ダム
★★★


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綱取ダム

堤高59m
G/FNW 1982年 岩手県営

2009.10.10見学

ウタゴエダム。



綱取ダムは、盛岡市郊外の県営コンクリートダムである。
スッキリとした天端を持つ堤体は、自然越流式の県営ダムによくある感じだが、越流部分の傾斜が他と少し違うように見える。

両岸に小さな公園があるダムサイト、2車線の天端は交通量もそこそこある。
四角いモダン建築風のコンジットゲート室、首筋のリブはゲート室への階段だろうか。





緻密に設計され丁寧に施工された感のコンクリートの肌が心地よい。さすが間組。

天端を歩くと左岸の小さな公園から、ボンゴとバンジョーの音が聞えてきた。

品川祐と、サバンナ高橋似の二人組。民族楽器を奏で歌うナンバーは高田渡の「朝日楼」。
渋いじゃねーか、若者よ。いいチョイスだぜ。

綱取ダム
★★






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61.7km。
今年もあと残りわずかとなりました。
12月は火事やら大雪やらで すっかりダムに行くチャンスを逃してしまいました。
ダム巡りを始めて以来、月間見学数0というのは始めてだったりします。

と、言う事で今年のダムを少し振り返ってみたりしてみましたー。

さて、タイトルの61.7キロ。
僕の体重ではありません(だったらいいなぁ)。

前に何処かで書きましたが、ダム巡りの中でのルールとして、「立ち入れる天端は必ず歩いて往復する」を実践しています。たとえ天端が国道でも、ちゃんと自分の足で往復します。

この数字はこの1年で僕が実際に歩いた天端の距離です。
普通、一気に60Kmも歩けません。まさに小さなダムからコツコツと(笑。

今年見学した内、天端が立ち入りOKのダム数:140基
140基の堤頂長の合計×2(往復)=61681.6m

ちなみに、今年歩いたダムで最も長いダム。
中里ダム 堤頂長:985m (↓滑走路ではありません、念のため。)



今年歩いたダムで最も短いのは、
セバ谷ダム 堤頂長:42.4m (感覚的にはもっと短いと思った)



あと、今年の功労賞は愛車デミオ号でしょうか?
偶然ですが今朝の距離計↓ ゾロ目が出てました。



去年買った車ですが、結構走った方じゃないでしょうか?
それともダム愛好家ならこんなものか??
ちょっと奥様にはナイショにしたい距離の伸びです(汗

☆おまけ☆
今日のしるばぁさん。
独りになって数日は元気なかった(ように見えた)けど、食欲旺盛で元気です。
フードの減りが2匹居た時と変わらんのですが・・・・。



どすこーい。ごっつあんです。

さて、次回の記事は、総決算!!
あつダム的 2009 MVD の発表です。




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岩洞ダム

堤高40m
R/AP 1960年 農林水産省

2009.10.10見学

Crash OREO.



外山ダムから国道455号をさらに東へ向かうと美しい湖畔の先に岩洞ダムの堤体が見えて来る。
竣工は1960年、ロックフィルダムの中では古株であり、傾斜コアである事も特徴の一つである。
荒削りのロック材は黒々とした岩石で、砕いたOREOのようにも見える。

堤頂部は立入禁止。
対岸の左岸に洪水吐があるはずだが、此方からは遠くてよく見えない。

下流側を拝見すると、高さ40mの堤体は4段の段差が付けられている。各段の平面には下草が生え、犬走りのようになっていた。



ダム湖100選にも選ばれている岩洞湖は、外山早坂高原県立自然公園となっている。
広い秋空の下、複雑に入り組んだ岸辺と高原の木々が美しい。



岩洞ダム
★★

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外山ダム

堤高33m
G/P 1943年 東北電力

2009.10.10見学

ピーターの足音が聞える。



外山ダムは今回の東北遠征で、必ず訪れたかったダムの一つである。
四十四田ダムを後に、小本街道(国道455号)を東へ走る。
落葉舞うワインディングを飛ばすのはとても気持ちが良い。

国道の橋と平行するように外山ダムが現れた。
橋からダム本体が近く、18mmでは画角に収まらない。



右岸側、左岸側、どちらもダムサイトまでは行けるが天端は立入禁止。
写真右の赤い橋が国道455号。
堤体の規模の割りに奥行きもあり広い湖面には、始まりかけの紅葉が映える。

再び国道の橋へ戻る。
堤体に内包される放流設備の膨らみが愛らしい。
管理歩道のステップの下草の質感や色味が絵本の挿絵のよう。

いまにも小さなピーターラビットが、鼻をくんくんさせながら飛び出してきそうだ。



ダム本体左岸には余水吐。
ゆるやかなカーブを描く越琉部から美しく白い水のカーテンが輝いている。
大胆にも堤体がアーチ橋のようにくり貫かれ、放流路が貫通する。

クレストゲートの無いシンプルな堤体は、表面の表情も淡い絵の具で描かれたようで、夢で見たような不思議な余水吐を持った外山ダムは、絵本の世界を覗く気分にさせてくれる。



外山ダム
★★★

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四十四田ダム

堤高50m
GF/FP 1968年 国土交通省

2009.10.10見学

44 du - tricolore.



岩手県 四十四田ダムは盛岡市の郊外にある重力式コンクリート・フィル複合ダムである。
ロケーションはなだらかな丘陵地帯であり、広い空と伸びやかな堤体のコントラストが美しい。

ダム湖の向こうには岩手山。今回初めて東北に来たが、青森の岩木山しかり、東北は裾野の広い美しい山が点在し、僕の地元の岐阜県とは違う魅力ある風景が広がる。

右岸の管理所には展示施設が併設してあり、近隣の国交省のダムのライブ映像も見られる。
ここを基点にダム巡りの計画を立てるのも面白いかもしれない。



複合ダムの堤体は管理所側の右岸がフィル(アース)ダム、中心部分が重力式コンクリート。
さらに左岸の着岩部分は再びフィルダムとなっているようだ。

天端を歩くと、ひょっこりとこんなものが。
地震計などが収められているそうです、遠目にはごみ箱に見えますが大切な設備です。



のんびりとしたダム湖には野鳥の姿。

何かと環境がらみの問題が取沙汰されるダムですが、ダムにより、穏やかな水面が増える事で、日本の野鳥は確実に増えているそうです。
大型の肉食獣がいない日本の生態系では、鷹などの猛禽類が生態系の頂点です。
野鳥や渡り鳥が増える事は、この国の生態系が豊かになりつつある証でもあります。



重力式コンクリート部分のゲート群。
青い秋空、白いクレスト、赤いゲート。トリコロールカラーが美しい。



フィルダムの穏やかさと、重力式コンクリートの力強さ。
複合ダムは形式だけではなく、その表情も複合式なのでした。

四十四田ダム
★★★

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今日、清水の舞台から飛び降りてみました。

えいやっ!と飛び降りた気分で購入。

PENTAX DA12-24mmF4ED AL[IF]



広角端の歪曲の少なさに感激っ。
来年はあれや、これを、このレンズで撮るのだーっ。

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二庄内ダム

堤高86m
R/A 1995年 農林水産省

2009.10.10見学


二庄内ダムは浅瀬石川ダムのダム湖へ流れ込む二庄内川に造られた灌漑用のロックフィルダムである。
浅瀬石川ダムの湖畔からダムへ向かう林道に入ると、いきなりのダートだが気にしないで川沿いに奥へ入る。

1キロほど入ると路肩の空き地に看板がある。
以前、この場所にあった大穴ダムの案内である。
堤体の写真を見るとロックフィルのようにも見えるが、竣工の時代からするとアースダムだろう。



看板にもある通り、目指す二庄内ダムは1995年と、比較的新しい方のダムだと言うのに、この道の悪さはどうだろう。
特に、看板の先に数軒の建物があり、そこから先は只でさえ狭いダートなのに、道の両脇から雑草が・・・。



自宅からおよそ1.050Km。ここで怯んでいては折角ここまで来た甲斐が無いと言うもの。
草を刈っていないだけなので、たぶん太い木や枝は無いに違いない。(だろう)

わさわさわさわ・・・・がさがさがさ・・・・・



うっ・・・。
道幅いっぱいに広がる水溜り・・。一度車を降りて水深を確認したいのだが、車の両脇は背丈より高い雑草に阻まれドアも開けられない。

退却〜。と、言ってもUターンも出来ないので今来た道を延々バックで戻る・・・。

わさわさわさわさ・・・・がさがさごそごそ・・・・・ごりごりごり・・・・ぎぎぎぎぎ・・・・きゅ〜ん、がっがっ・・・・汗。

デミオ号のボディがどうなったかは、想像にお任せ致します。ぐっすん。



諦めて再び浅瀬石川ダムへ戻る帰り道。
位置的に大穴ダムが撤去された場所あたりだと思う。

青森の秋の朝。深い森いっぱい眩いばかりに朝露が輝く。
デミオ号のボディはちょっと悲しい感じになっちゃったけど、なんとなく許せてしまう美しい朝なのでした。

この後、現地の軽トラとすれ違う。二庄内ダムへは軽四駆が一番良さそうだ。
帰宅後、地形図を再確認すると、引き返した地点からでも、落葉した時期であればダム本体が見えそうな事が解った。
あるいは徒歩で向かっても良かったが、この日は時間の都合で断念しました。

※本ブログは実際に見学した物件のみをアップしていますが、今回は未踏物件ですが特別に記事にしました。

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