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三高ダム
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2013.06.21 Friday 12:36
堤高 44m
G/AW 2004年 広島県営
2012.11.23見学
下関で廃ダムを見て山陽道のSAで車中泊、明けて早朝の広島市内です。
まずは呉方面に車を勧めます。
呉市街から南下、倉橋島から早瀬大橋を渡り江田島に渡ります。
江田島を訪れるのは2度目、その昔、修学旅行で来た事があります。
その時は広島から船で訪れた事もあり、江田島はフェリーに乗らないと行けないものとずっと勘違いしていました。
江田島市は、江田島と西能美島、東能美島などに別れています。
目的の三高ダムは西能美島にあり、江田島市だけど江田島じゃない、ちょっとややこしい所にあります。
呉から島々を渡って来た事もあり、意外と時間も掛かってしまいました。
堤高44m。
クレストに自然越流の洪水吐4門、シャツの襟元のような導流壁です。
左岸から天端に到着です。
素気ないほどシンプルな天端です、丸い取水設備の赤い屋根が唯一のポイント。
あまりにも素気ない天端は違和感を覚える程ですが、それもそのはず、辺りを見回しても、ダムの管理所らしき建物が何処にも見当りません。
天端からの眺望。
ダムから3、4キロ先に三高港があり、その向こうに広島湾の海も見えます。
天気がどんよりしてるのがちょっと残念。
貯水池はそれほど広い印象はありません。
ダムサイトが一番幅広く、上流に向かって自然に狭くなっている事もあるかと思います。
四角いプールの様な減勢池。
そこからしゅっと狭くなり、護岸された河川に繋がっていきます。
ダム下には浄水場らしき施設が見えます、ダムの取水設備は左岸寄りなので手前の貯水槽の水は??
奥の茶色い外壁の建物がダムの管理所です(こんな所にあるのか)
この三高ダムの、現在のダム目的は水道と灌漑となっています。
現在の目的、と言ったのには訳があります。
三高ダムは、元々は旧海軍の水道施設(海軍兵学校への水道水源)として、1944年に完成した堤高32.6mのダムでした。
戦後は水道水源として利用されて来ましたが、農業用(主に柑橘類、トマト栽培、生花など)の水も取水出来るよう1995年から嵩上工事が行われ、現在の姿は2004年に完成したものです。
嵩上は旧堤体の下流側表面の傷んだ部分を斫った後、下流面を分厚く打ち増す形で施工されています。
堤高の増加は11.4mですが、堤体積は既存の41.000㎥から、78.000㎥ほど追加していますから、おおよそ三倍ぼど大きなダムに生まれ変わっています。
天端から左岸を観ると、天端の高さから一段下に空地が見えます。
たぶん、旧堤体の時の天端の名残かなと想像。
その空地には記念碑の他に「いいもの」があるそうなので行ってみました。
ガサゴソガサゴソ・・・。
なんだか枯れた雑草だらけ。
腰の高さまで茂った雑草の先に、その「いいもの」を発見。
実は、旧堤体の天端の一部が保存されているのです。
洪水吐の部分を切り出した物だと思われます。
天端の幅は2m弱といった感じ、ずいぶん可愛い天端だった事が伺えます。
三高ダム
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