無料ブログ作成サービス JUGEM
スポンサーサイト

一定期間更新がないため広告を表示しています

| スポンサードリンク | - | - | - | pookmark |
←prev entry Top next entry→
飯豊川第一ダム

堤高36.9m
G/P 1915年 東北電力

2012.10.08 見学


内の倉ダムから加治川治水ダムへの道すがら、途中にある飯豊川第一ダムを探します。飯豊川第一ダムは、1915年竣工の大変古いコンクリートダムです。

ダム便覧の位置情報から事前に地点登録しておいたナビを頼りに到着しました。
左の脇道の先に飯豊川第一ダムがあるはずです。

IMGP9580.JPG

橋を渡った先にあると思うのですが、立入禁止で渡る事ができません。

IMGP9577.JPG

橋のたもとからダムがあるとされる方向を探るのですが、何やら人工の構造物がある事は確認したのですが、これがダムであるかは判別不能です。

IMGP9587.JPG

県道に戻って、徒歩で周囲を探します。
丁度、怪しい部分の辺りはスノーシェードになっていました。
幅が狭く、片側交互通行のシェードの中を徒歩で散策します。

IMGP9581.JPG

先程の人工構造物ですが、水力発電所のようです。

IMGP9579.JPG

水力発電所の背後には山の上から水圧鉄管が伸びていました。
どうやらこの地点に飯豊川第一ダムがあるというのは間違い情報のようです。

自宅で解ったのですが、この発電所は加治川治水ダムのさらに上流にある、加治川ダムから水が来ている加治川発電所であるようです。

IMGP9583.JPG

いちど諦めて、加治川治水ダムを堪能した後、帰路に沿って再び捜査再開です。
途中でコテージのような可愛い建物があったので車を降りて確認してみます。

IMGP9671.JPG

ビンゴ!

玄関先に「飯豊川第一ダム管理所」の文字。
間違いありません!飯豊川第一ダムに到着です。

IMGP9672.JPG

どきどきしながら管理所の辺りを探します。
管理所から少し上流に立入禁止のフェンス。

IMGP9669.JPG

おお〜!!
ついに!ついに!発見!飯豊川第一!!感無量です!!!

感激したのは、探すのに苦労したからではありません。
オールドダムが大好きな僕にとって、古いコンクリートダムのベスト10を制覇する事は、一つの目標になっていました。

1900年に完成した布引五本松から始まった日本のコンクリートダム、機能停止の藤倉堰堤も含めると、1915年竣工の飯豊川第一ダムは日本ダム史上7番目のコンクリートダム(堤高15m以上)なのです。

これでついに日本のオールドコンクリートダムベスト10コンプリート達成です!

IMGP9679.JPG

曲線重力式のダム本体。
見学できるアングルが限られ、堤体下部を観る事は出来ませんが、堤高は36.9mもあります。

39.6mは現代の基準では決して高くはないですが、何せ1915年(大正4年)です。
30m代前半の布引五本松、西山、立ヶ畑よりも高く、実は当時日本一の高さを誇っていました。

IMGP9694.JPG

実際にダムがあった地点はダム協会の地点情報から下流に300mの川の合流点でした。
川の合流点に利水ダムを造ると言うのは、今回の旅路の初日に訪れた新小荒ダムとも共通し、効率よいダム建設の一つのセオリーなのかもしれません。

ダム協会の地点情報は帰宅後に報告して、今現在は正しいこの位置に変更済となっています。
(みんな大好きDamMapsは、ダム協会のデータを基に、別の管理者さんが作っていますので、まだ更新されていませんのでご注意を)

IMGP9692.JPG

ダムの下流は剥き出しの険しい岩盤。
ほとんど天然状態という感じがいかにも大正時代のオールドダムです。

IMGP9689.JPG

肝心のダム本体ですが、石張ではありません。
実はおよそ10年程前に排砂ゲートの撤去等の大改修が実施され、竣工時の姿を残す部分は皆無の姿となっています。

シンプルで現代的な姿に全面改修されたオールドダム。
それでは、およそ100年前の竣工時はどの様な姿だったのでしょう?。

IMGP9690.JPG

管理所脇にあった放流注意の看板。
何処のダムでも見かける、ごく普通の看板なのですが、実はここに答えがありました。

IMGP9675.JPG

看板に描かれた飯豊川第一ダム。
全面越流は現在と共通ですが、天端越流部中心に構造物と、それに向かう管理橋が描かれています!。

放流注意の看板は実物のダムを参考に描かれている事も多いので、これが竣工当時のオリジナルの姿と見て間違いないと思います。
天端中央の構造物は撤去された排砂ゲートでしょう。
オリジナルの飯豊川第一ダムは、岐阜県の細尾谷ダムに近い姿であった事が解りました。

そして、この看板にはまだまだ気になる事があります、お判りでしょうか?
そうです、キャラクターがどう見ても「杉浦茂」っぽいのです。
(手塚治虫が、唯一敬称に先生を付けて呼んだと言われる漫画界の巨匠)

「ううう、ううう、あぶないですぞ、ごちゅういめされい」
「うひゃあ、これはじくじった」

この看板自体は新しく、つい最近作り直された物のようですが、元々の図案の価値を知っていて、あえてオリジナルのまま復刻したんじゃないかと推測します。

そうなると、ひょっとしたら杉浦茂本人のデザインだったりして!!


IMGP9677.JPG

すっかり話題が逸れてしまいました。
飯豊川第一ダムの下流には、発電所への沈砂池なんかも見る事が出来ます。

IMGP9695.JPG

飯豊川第一ダム
★★

古いコンクリートダムは、まだ行った事のない北海道の千歳第三、第四ダムを除外すると古い方から35番目まで訪問しました。
北海道では、金山ダム、笹流ダムを観れば、国内のHGとバットレスもフルコンプです。

こりゃーいかねばならんかなー北海道、でも遠いよね〜。

| あつだむ宣言!(清水篤) | ダム新潟県 | comments(2) | trackbacks(0) | pookmark |
スポンサーサイト
| スポンサードリンク | - | - | - | pookmark |
Comment
2013/02/26 2:46 PM posted by: マック
こんにちは。

フルコンプおめでとうございます!

あのロッジ風建物は通過時に見ただけでした・・・。
奥にダムが隠れてたんですね〜♪

やはり、この地域のダムは再訪しなきゃ!

この後が気になります。
どこに寄ったのでしょうか?
2013/02/26 5:37 PM posted by: あつだむ宣言!
マックさん、毎度です。

新潟〜福島〜山形〜新潟と巡ってきた今回の旅も、ようやくこの飯豊川第一でゴールとなりました〜。

(レポート書くのも、大変だった〜)

次回は全く別のエリアのレポートになる予定です。

と、言ってもまだ書いてないのですが・・・汗
name:
email:
url:
comments:
Trackback
トラックバック機能は終了しました。