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西山ダム

堤高40.6m
G/P 1957年 山梨県営

2012.9.1見学


荒川ダムの赤いリップラップに驚いた後、中部横断自動車道でワープして、西山ダムの前に雨畑ダムに向かいます。
雨畑ダムはかれこれ3年前に一度訪れましたが、河原を遡ってアーチダムの真下に向かうつもりが、運悪くクレスト放流が始まってしまい、結局下流側は見れずじまいになっていました。

三年ぶりの雨畑ダムですが、以前はダム下流200m辺りから川原に降りる事が出来たのですが、道が完全に崩落していて、またもや諦めざるを得ませんでした。(立入禁止となっています)
崩落個所は日本軽金属の私道と思われ、ダム管理上でも必要なさそうな道なので、おそらく雨畑ダムの下流面は今後永久に観れなくなったのではと思います・・・。

と、言う事で前回も眺めた上流からの眺望スポットより。
下流面を見る事が出来ず残念でしたが、今回はそれとは別にチェックしたいポイントがありました。

IMGP1268.JPG

アーチの左岸に寄せて配置されたクレストゲート、前回訪問時はフラップが下り放流(越流)していたので、ゲート自体を見る事が出来なかったのですが、実は雨畑ダムのこのゲートはかなり特殊な物なのです。

普通のフラッシュボードかと思えば、実は起伏堰とラバーダムのハイブリットとして個人的に注目している「SR堰」をこっそり採用していたのです。
雨畑のSR堰は径間7m、高さ1.4m程、2004年に施工されています。

アーチダムのクレストゲートの上にラバーダム(SR堰)、ううん、なんて素敵なんだ雨畑ダム!。

IMGP1272.JPG

テンションも上がって来たので、雨畑ダムの下流面が見えないか、周辺を探検しました。

ダムサイト左岸のトンネルの手前から山の上に登っていく狭い舗装道路があります。
どうやら山の上に戸屋と言う集落がある様です(私道なのか、ナビや地図には道が載っていません)

えいや!と気合を入れて坂道をぐんぐん登ります。
舗装はされていますが、すれ違い不可能な狭路は、かなりの急斜面&急カーブ。

冷や汗をかきながら登るとこんな景色が見えました。
右下に雨畑ダムの湖面、アーチダムの右岸端がちょこっとだけ見えました。
遠くにはダム上流の雨畑の集落まで見えます。

IMGP1278.JPG

坂道をぐんぐん登ったご褒美。

今後、これが唯一見る事が出来る雨畑ダムの下流面となるのかもしれません。

IMGP1274.JPG

さてさて、だいぶ道草をしましたが、雨畑から県道を20〜30kmほど走ると目的の西山ダムに到着です。

竣工は1957年、県営の発電ダムです。
蒼い湖水がファンタスティックなダム湖は、奈良田湖と呼ばれています。

IMGP1295.JPG

西山ダムは南アルプスの玄関口である奈良田という場所にあります。
これより上流はマイカー規制があり、上流の小樺ダム等で行くにはバスを利用する事になります。

南アルプスの険しい山脈、沢からの土砂の流入も多く、ダム湖は浅くなっているようです。
(それでも水がすごく蒼い!)

IMGP1298.JPG

歩いてダムサイトに来ました、天端は立入禁止です。
対岸に見えるのは発電所の取水口です、ダム水路式の西山発電所は、3〜4km下流にあります。

IMGP1290.JPG

ダム湖の左岸にも発電所があります。
奈良田第三発電所です。

IMGP1299.JPG

ダム付近の湖畔には、こんな感じで釣り人が竿を出していました。
置き竿ですが鯉釣りではないみたいです、かと言って渓流魚狙いとも思えず・・・。

帰宅後調べてみると、漁協が奈良田湖にニジマスを放流している事が分かりました。置き竿でニジマス、変った釣りがあるもんです。

IMGP1297.JPG

ダム本体から下流100mに橋が架かっています、徒歩移動で行ってみました。

堤高40.6m、若草色の3門のローラーゲート。
それほど大きな堤体ではありませんが、重厚な趣きがあります。

ダム下の減勢工の部分は改修されているのかコンクリートが新しい感じです。
副ダム風に据え付けてある、手前のブロックも後から配置した物のようです。

IMGP1302.JPG

岩のような表情の下流面、放流でだいぶ痛めつけられているようです。
右岸寄りの最下部が少し欠けているようにも見えます。

下流面は削られゴツゴツしていますが、滑らかな三次曲面の導流壁は、本来はとても丁寧に施工された綺麗なコンクリートダムであった事を偲ばせます。

IMGP1311.JPG

堤体の細部を観察すると、クレスト右岸側に四角い穴が空いています。
どうもこれも洪水吐らしく、貯水量が多い時は頻繁にここから水が出ているらしいです。

非常用洪水吐の一種かなと思いますが珍しいゲートです。

IMGP1317.JPG

そのゲートを上流から。
四角い穴が空いています、一応、スライドゲートがある風にも見えます。

IMGP1318.JPG

南アルプスの麓、蒼い湖水を湛えた岩のようなコンクリートダムがありました。
最後は真正面からパチリ。

IMGP1308.JPG

西山ダム
★★★★


| あつだむ宣言!(清水篤) | ダム山梨県 | comments(2) | trackbacks(0) | pookmark |
Comment
2012/10/16 6:49 PM posted by: marc
戸屋…自分も怪しいと思ったんですよねアノ道…上れば良かった(・。・;

あと西山ダム…自分が訪問した時は下流に向かう獣道にロープが…
何かあの辺りは祟られてるのかな…
2012/10/17 8:28 AM posted by: あつだむ宣言!
marcさん、こんにちは。

戸屋ですが、登ってみる価値があるかは???です。
でも、ダムが建設される以前の集落の様子が想像できて、そういう面では面白いです。

西山ダム
下流の橋に降りる道の入口のロープでしょうか?
特に立入禁止とは無かったので、「車は無理だぞ」と、いう意味かと思って、徒歩で入りました・・・。マズかったかな?。
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