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温見ダム

堤高36m
G/AWI 1960年 山口県営

2012.5.12見学

ふるさとのダム。


菅野ダムから瀬戸内海に向かって南進すること10km。
静かな湖面の向こうに温見ダムが見えました。

温見ダムもやはり山口の県営ダムで、ダム目的に工業用水を持っている事も共通です。この辺りの海沿いには、古くから日立製作所をはじめ沢山の大きな工場があります。

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右岸よりクレスト部。
階段で一段上に上がるクレストゲート、その向こうにはクラシックな半円形の取水設備が見えます。

とても趣きがあり、古い校舎を観るような何故だか不思議と心が和むクレストです。

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下流面の横顔です。

高欄のすぐ下から大きな弧を描くバケットカーブ。
いいですね〜いいですね〜。

以前、ダムのプロの方にバケットカーブについて質問した事があるのですが、バケットカーブには特に機能的な役割は無いそうです。
バケットカーブの有無は、設計者の美的感覚次第で、採用したり、無かったり、カーブを大きくしてみたりという具合だそうです。

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竣工は1960年。
50年代前後のダムに、時々見受けるテイストです。
シンプルで飾り気は少ないけど、何処か温かみのある造形だと思います。

IMGP0136.JPG

ダムサイトには温見ダム建設の父と銘打って、木原六郎という人の記念碑がありました。当時の下松市議で、地元の名士と言った方のようです。

県の養鶏組合連合会長も務め、割れた卵を有効活用して煎餅や卵ボーロの商品開発をした人物として地元で有名な方だとか。
それがすごいのか、どうなのか、良く解らないけど、きっと凄い人だったのだと思う・・・。

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天端は開放されていて立入自由。

と、言ってもクレストの階段の上はゲート巻揚機の建物が占領しているので、対岸に行ける訳ではありません。
こういう天端の場合、立入禁止となる事が多いのですが、大らかなダムの表情のように、とっても開放的なダムです。

IMGP0122.JPG

階段の上から下を見下ろします。
ストレートな堤体導流壁。副ダムはが無く、導流壁の幅と同じ幅の川にシームレスに繋がっています。

IMGP0125.JPG

その向こうに、里山の風景が広がっています。

いいなあ・・・
なんだか下から吹き上げる風まで心地よく感じます。

IMGP0124.JPG

里山の外れの優しいコンクリートダム。
竣工から半世紀、温見ダムはすっかり里山風景の一部になっているように見えました。

IMGP0139.JPG

温見ダム
★★★

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