無料ブログ作成サービス JUGEM
←prev entry Top next entry→
出し平ダム

堤高76.7m
G/P 1985年 関西電力

2011.09.11見学

黒部のブラックナイト。


残暑厳しい9月の週末、今日は黒部峡谷の観光トロッコ(黒部峡谷鉄道)に乗ってのダム巡りです。
まだ紅葉には早いのですが、午前中に終点の欅平に到着する車両は満席となっていました。
車中から写真が撮りやすい様に、車両の最後尾のシートをゲット。



始発駅の宇奈月駅を出発すると、直ぐに黒部の怪物こと、モンスター宇奈月が見えてきます。



トンネルを抜けると、宇奈月ダムの貯水池です。

ヨーロッパの古城のような建物が見えて来ました。関西電力 新柳河原発電所です。
この発電所に送水しているのが今回の第一目標である出し平ダムで、およそ8キロほど上流にあります。



黒部川の電源開発の為に造られた鉄道を、観光鉄道として運行している黒部トロッコ。一般のお客さんが利用できる駅は黒薙、鐘釣、欅平と限定されますが、途中で他にいくつもの駅があります。
実は観光鉄道というのは黒部トロッコの仮の世を忍ぶ姿(?)で、観光車両とは別ダイヤでダム管理用の車両も連日運行されていて、バリバリの現役ダム鉄道でもあります。

黒薙駅を出て直ぐに現れる水路橋。

走るトロッコの上からなのでシャッターチャンスはわずかです。
見事、我が子の頭がモロかぶり。今日は、家族レジャーを兼ねてのダム巡りです。

親子三人で往復すると運賃はそこそこのお値段になるのですが、
「それだけのお金があれば、何冊コミックスが買えるんや〜」
    と、意味不明の理屈で少々不機嫌な小5の娘。
いやいや、お金を払うのはお父さんだし、そもそも、トロッコに乗らないからと言って、君にマンガを買ってやる訳ではないぞよ。



黒薙を過ぎれば出し平まであと少しです。
トンネルを抜ける度に、今か今かとドキドキの連続です。

そして、ついに!



関西電力 出し平ダム。
堤高76.7m、堤頂長136m。

戦前から開発されて来た黒部川の発電専用ダムとしては最後に造られたダムで、下流の宇奈月ダムとの連携排砂を行う事で有名なダムです。

黒い!黒い塊だ!

走るトロッコの上から観た第一印象はその真っ黒なコンクリートの色でした。



すばばばばば!
堤体左岸寄りにあるバルブから激しい放流、河川維持でしょうか。

むむっ。

バルブ放流に目を奪われがちだけど、クレストゲートからの壁のような導流壁がスゴイ事になってるぞ。かっちょいい〜っ!!。

直線的で黒々としたコンクリートは、金属でできているかの様な重厚感。



クレストゲートはラジアルだなっ。
それにしても、ゲートアームの支点部分がゴツい!。



えーっと、
ゲートの上には雪避けの建物・・・。

わーっわーーっっ。

・・・・・・・・・。



あっと言う間にトロッコはダムサイトを走り去り、風景は貯水池右岸となりました。

走るトロッコの上から、ほんの数十秒しか見えない出し平ダム。
もっとじっくり訪れる事が出来るなら、男前のコンクリートダムとして、きっと人気が出るダムだと感じました。

その重厚で男気溢れる漆黒の勇士は、今でも鮮明な記憶として頭の中にあります。

新柳河原城を守る、鋼鉄の甲冑をまとった黒騎士。
そんなイメージの出し平ダムでした。



出し平ダム
★★★★

さて、出し平ダムの後は、トロッコはあのダムへと向かいます・・・。

| あつだむ宣言!(清水篤) | ダム富山県 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
Comment
name:
email:
url:
comments:
Trackback
http://side-way.jugem.jp/trackback/831