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三保ダム

堤高95m
R/FWP 1978年 神奈川県営

2011.7.17見学

想定外!


国交省の新鋭堤体ラプター宮ヶ瀬をはじめ、相模ダムや城山ダムなど有名ダムが密集する神奈川県ですが、まだ見ていない大型ダムがありました。

県営の多目的ダムである、三保ダムです。

夏休み直前の連休とあって、渋滞ぎみの幹線道路を抜けてダムサイトに到着。
世間一般には、三保ダムと言うより、丹沢湖といった方が名前が通るのは小河内ダムと奥多摩湖と良く似ています。
丹沢湖はレジャースポットとして人気があり、駐車場には売店もあり家族連れで賑っていました。



そんな駐車場と比べ、人気のない天端を歩きます。
ロックフィルの三保ダムですが、下流面は一面芝生で覆われていて、一見するとアースダムにも見えますが、高さ100m級の巨体なのでアースではありえない迫力。

下流面に付けられた(残された?)道路は、徒歩でなら散策する事が出来ます。
だれか車を下にまわしてくれるのなら降りて行きたいのですが、往復する勇気はありません。



天端が少し閑散としていますが、それは三保ダムのレジャー施設がダムの下に集中している為です。
下の公園は、後で行ってみることにします。



中ほどで軽く折れ曲がっている堤頂部を歩いて行くと、右岸端に放流設備が見えて来ました。

えっ?!
と、思わず声が出てしまう、予想外のルックスです。

「ミホミホのバキはカッコええ」

ダムマニアの基礎知識として知ってはいたものの、いざ実物を見て改めて驚いていまうのは、それだけ三保ダムの洪水吐がカッコ良すぎるからです。



わくわく、どきどき。
洪水吐まで来ました。

立ち並ぶクールなゲートピア。
一棟づつ管制塔のような部屋になっています。



ラジアルゲートの上から見下ろす眺めは、完全に重力式コンクリートダムの眺めです。
エキスパンドメタルの細かいフェンスが邪魔をして、よく見えないのが玉に傷・・・。



右岸の地山の上から下流面です。
スケール感のある広大な景色、山並みも美しく心地よい眺望。

減勢工の右は茶畑になっています。

さすが静岡!
(テンションが必要以上に上がって、記憶中枢がマヒしています)



放流設備の周辺は複雑にコンクリートが打たれ、その風貌は要塞の様です。

通路やアンカーの具合にゾクゾクします。(変態かっ!誰がじゃ!俺じゃ!)
よく見ると、監査廊の入口のような扉まであります。



放流設備の正面はこんな感じです。
ラジアルゲートと、越流式のバスタブの組合せが独特です。

有りそうで、少し珍しいゲート配置だと思います。



堤頂部分を堪能した後、車でダム下に来ました。
駐車場の下には、広い公園になっています。



青空の下、芝と木々の緑が眩しいです。
いい具合に風もあって、温かい夏の空気がちょうどいい心地よさ。

若者からお年寄りまで沢山の人が、それぞれの休日を楽しんでいました。

見上げれば三保ダムの堤体。ダムファン憩いのひと時。



公園の中を散策すると、丹沢湖の向うに堤体が見えてきました。



三保ダムです。
(但し、縮尺1/50です)

洪水吐からはちゃんと放流もできるみたいですね。



三保ダム名物のミニダムを見た後は、本物に会いに向かいます。
広い公園を歩いて行くと、見えて来ました・・・。



おっ!カッコいいぞっ!!



キターーーーーーーーッ!!!

(って感じを、写真で表現してみました 笑)



ロックフィルの三保ダムですが、その放流設備は、重力式コンクリートダムにしか見えません。

噂には聞いていましたが、これほどまでパーフェクトな姿だったとは!!

まさに想定外!
もちろん、こういう想定外は大歓迎です!



カミソリのように薄くシャープな導流壁。
斧のように力強いゲート間の扶壁。(鶴田に似ている!)
ブルーのゲートが印象をよりクールなものにしています。

下から見上げるゲートは、大空に向かって咆哮する巨大な野獣を思わせます。

うれしい事に減勢工の下に橋が架かっていて、真正面から見る事が出来ます。
橋の上を少し歩いて移動・・・。



もいっちょ!
どっきゅーーーーーーーーーーーーん!(笑)



どうですか、この威風堂々とした佇まい。
本物の重力式でもこんなに力強いダムはなかなか巡り会えないと思います。

ロックフィルの表面が芝生のグリーンという事も、重力式コンクリートに見えてしまう要因ですね。



美しい丹沢湖、緑豊かな公園、大らかで頼もしいダム本体。
そして、重力式よりも重力式らしい洪水吐。

最近、カッコいいダムを見ていないなあ。
そんな方に是非ともお勧めしたい三保ダムでした。



三保ダム
★★★★★

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