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大久保山ダム

堤高55.8m
E/AW 1978年 愛媛県営

2011.4.30見学

ビッグアース。


ダム型式別で、最も堤高が高いダムは?
アーチ式では黒部ダム、
重力式コンクリートダムなら奥只見、ロックフィルなら高瀬ダム・・・。

じゃあ、アースダムでは??
これが即答できたら相当なマニアですが、熊本の清願寺ダムで堤高60.5mです。
(ちなみに、僕は答えられないので便覧で調べています)

「低く」てのんびりとしてるのがアースの醍醐味と言うマニアも居るくらいなので、アースで高いダムと言うのは、逆にほとんど注目されないマイナーな存在・・・。
さらに、2番目に高いアースダムとなると、まさに無名の大物ダムなのです。

それが、今回訪問した大久保山ダムです。

山間の村の奥、集落の裏山の林道を登ってダムを目指します。
この先に本当に大きなダムがあるのかと不安になるような狭道をずんずん登ります。(古いダムならいざ知らず、70年代後半のダムにしては道が狭い・・・ダムの材料は全て現地調達って事かな?)

林道のカーブの先の視界が開け、大久保山ダムの堤体が見えました。

おっ!でかい、でかいぞっ!

一面下草に覆われた堤体は紛れもなくアースダムですが、この高さのアースは経験が無く、ちょっと下から見上げる感じのシルエットは、第一印象ではロックフィルダムにも見えました。



さらに林道を登って堤体の左岸脇に到着。

堤高55.8m、堤頂長170m。
高さの割に堤頂長が少なく、想像よりも縦長のアースダムです。

この写真に写っている下流面は、高い堤体の頭から胸まで・・・。




で、同じ場所から下流を見下ろして腰から下・・・。

ひょー、このダム凄く色っぽいぞっ!!



堤体の中腹辺りは少し複雑な表情、表面が盛り上がり、樹木も見えます。
この辺りは元々の地山で、山肌を削って洪水吐が造られているみたいです。



さらに下流を観察すると、スロープの一番下は静水池で、放流水を減勢する構造になっています。
そして、さらにその先にもう1段あるみたいですが、立地の都合上、堤体の全てを一望するのは無理です。



洪水吐を真上から観ます。
迫力満点!!。



天端は特に規制するものもなく自由に入れます。(貯水池は立入禁止)
澄んだ水をたっぷりと湛えていました。この水は農業と水道水に使われます。

貯水池側は、びっちりと整形リップラップで覆われています。

あれ??
・・・ロックフィル??



大久保山ダムの断面図です。

貯水池側は透水性のロック材のゾーンが2ゾーン、表面はリップラップで抑えてあります。
使われているロック材の比率が全体の50%未満なので、見た目はロックフィルでも大久保山ダムはアースダム(アースフィルダム)に属します。

この辺りの事は、夜雀さんが解りやすく解説されています。(参考にさせて頂きました)

http://yosuzume3.web.infoseek.co.jp/dam2/ookuboyama/ookuboyama_02.html



天端から下流面を観ます。
広さより、ぐっと伸びた奥行きを感じます。

山の中なので、放っておくと、あっと言う間に雑草や雑木が茂ってしまうはずですが、よほどしっかりと手入れされ、管理が行き届いているのか、ちょっとした公園のように綺麗な下流面です。

残された地山と樹木が、立体的でとても面白い表情を見せています。



ダムの周辺には集落も、1軒の民家もなく、あるのは山の緑と、大きな空と、綺麗な湖水だけ。
そんなロケーションに大久保山ダムはありました。

起伏に富んだ豊かな表情は、大地のうねりのような力強さを感じます。



ビッグアース。
大久保山ダム

★★★★

| あつだむ宣言!(清水篤) | ダム愛媛県 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
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