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追立ダム

堤高29.5m
G/P 1952年 徳島県営

2011.04.29見学

ハードロッカー。


大美谷ダムで癒された後は、すぐ近くにあると言う追立ダムに向かいます。
大美谷ダムから降りてきて、国道193号に戻り600mくらい北上するとトンネルがあります。
トンネルの名前は追立トンネル、このすぐ前の橋から川の上流を見ると・・・。



ドカーン!っと現れました。

これが追立ダムです。
堤高29.5m、堤頂長79.5m。
追立ダムは、長安口ダムの建設に必要な電力の発電を目的に造られたダムです。

但し、その経緯は少し変わっていて、建設費用や工期の短縮の為に、砂防ダムとして認可された堰堤を利用し発電用の取水口やゲートが設置されました。

長安口ダムは、元々県営ダムとして造られていますから、この追立ダムも四国電力ではなく徳島県の管轄となっています。

それにしても、凄まじい風貌。



荒々しい肌。ごつごつした岩のようなコンクリート。
表面はやたらざらついて、同じように荒い表面の岩盤との境界すら曖昧にしています。

さらには、水の沁みと赤い鉄分の流れた跡が印象をよりハードなものにしています。



堤体の一番下には厚くコンクリートの肉が盛られていました。
竣工当初の古い写真にはこの肉盛りは写っていませんので、後々になって追加で盛られた部分ではないかと思います。

このナイフで削ったような、エッジのある表面は初めて目にする造形で、大きな一枚岩から削って造った、巨大な岩の壁ようにも見えます。



堤頂の越流部もナイフで削り取ったようなエッジがあります。
実際、これらのエッジは、コンクリートカッター等で人為的削られたものだと思います。

ダムの造形は、フィルダムは勿論、コンクリートダムも基本的には「盛り上げる」事で形が成り立っています。
追立ダムの「削り取る」表情は、他のダムとは180°方向性が異なるものです。

勿論、元々は通常の盛り上げる造形だったはずですが、荒ぶる谷川の濁流と、補修工事を繰り返しこの様な姿になったのだと思います。



上部の右岸にあるのは排砂ゲートです。
幅3.0m×高さ4.0mが一門。

その後ろに発電所への取水口があり、大雨などで濁流が押し寄せる場合はこのゲートを揚げて取水口の周辺が堆砂で埋まらないようにする様です。

この辺りは砂防堰堤と発電のハイブリット堤体ならでわと言えます。



天端越しに見る上流はすっかり土砂で埋まっています。
砂防堰堤なので、この状態で通常です。

よく、山中の小規模の発電ダムで、堆砂で埋まっているけど発電用の水はちゃんと取れているといった事例がありますが、それとよく似た状態です。



ダムの直下は天然の岩盤が荒々しい渓谷です。

四国らしい、輝緑凝灰石の強固な岩盤。
この岩の色を見ると、四国に居る実感を新たにします。



徳島県のホームページでは発電用のダムとして紹介されていますが、日本ダム協会のダム便覧等では今のところ未掲載となっています。
取水口を持ち、発電を行っていますが、土砂を貯める砂防堰堤に間借する感じでの発電設備なので、やはり砂防堰堤の扱いになっているのかと思います。

ハードロッカー追立ダム。
妖精のような大美谷ダムとは、全く方向性の異なる野趣あるれるダムでした。



追立ダム
★★★★

| あつだむ宣言!(清水篤) | ダム徳島県 | comments(2) | trackbacks(0) | pookmark |
Comment
2011/06/18 7:06 PM posted by: 東日流人
ついに ねんがんの ブロンプトンを てにいれたぞ!

・・相変わらず脱線でホントすんません・・
2011/06/20 12:26 PM posted by: あつだむ宣言!
こんにちは、東日流人さん。

すいません、最近、誘い水になるネタが無くて(笑

いいですね、ブロンプトン。
輪行ダムマニアという新しいキャラですね〜。
うちのダホン号ですが、林道でパンクしない様にノーパンク化を考えています。
高速千円も終わったので、近いけど攻め切れていない某所のダムなどなど狙うのだ。
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