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旭川ダム

堤高45m
G/FNWP 1954年 岡山県営

2011.4.16見学

十人の侍。


日山ダムの後は、旭川ダムに来ました。
堤高45m、堤頂長は212m。
旭川ダムは、堂々とした佇まいが魅力的な県営ダムです。



県道から脇道に入って、川沿いの道でお近づきになります。
クレストには10門のラジアルゲート。
黒々としたコンクリートの色、質感、まさに男のダムです。

向こうの山に太陽が沈みかけていました。



丸い越流部のマス感、力強いピア、滑らかに下流面に溶け込む扶壁。
昭和のコンクリートダムの魅力をフル装備です。

夕日の逆光を受けるクレストゲート。



再び左岸の県道に戻り、坂道を登ってダムサイトに来ました。
湖畔沿いに広い駐車スペースがあり、周辺にはレジャー客目当ての飲食店や、レンタルボートの桟橋などがあります。

手前には発電用のスクリーン。それとは別に対岸にも取水塔が見えます。



歩いて天端を散策します。
写真左が下流側、貯水池側にはフェンスが張られ、ズラリ巻揚機が並んでいます



フェンス越しに巻揚機。鋳物の重厚感がいいですね。



フェンスがあり眺望は良くないのですが、バンザイショットでフェンスの上から撮影。

ボートの舳先のようなピア先端部です。
この川のずっと上流には湯原ダムがあります。



右岸から観た「舳先」です。
手前のオーバーハング部分のカーブも素敵です。

とにかく、いたる所が昭和の魅力フルスロットルな旭川ダムです。



下流側を見下ろすと、右岸付近はこんな感じで壁に囲われたエリアがありました。
堤体の一番下に何か水没して隠れている感じもしますが、詳細は解りませんでした。



右岸の様子です。
バッチャープラントの躯体が残されています。

水面近くにも、何やら放流口のようなものが見えています。
1972年の水害を契機に、治水・利水能力の向上を図るべく、新しく放流設備が増設されました。
右岸の取水塔で取られた表面水は、堤体直下に掘られた地下トンネルを通って、下流の取水口へ送られます。
工事はダム機能を損なう事なく進められ1984年に完成しています。



右岸沿いにちょっとだけ歩いてみました。
バッチャープラントの遺構の下から撮影しています。

発電所から堤体にかけての滑らかな造形がこれまた趣があります。



岡山県の南北を貫く旭川。
1934年の室戸台風では犠牲者およそ500人、浸水家屋50.000戸という未曽有の水害が発生していました。
これを受け、県は治水を目的とするダム計画を進めましたが、戦争により事業は中断に追い込まれます。
そして戦後間もなく、県百年の計として岡山県の総力を上げて旭川ダムはついに完成します。
それは1954年の事でした。

ちなみに、この年は黒沢明の「七人の侍」が公開された年だそうです。

旭川ダムのクレストゲートは侍の人数よりも少し多いですが、沈む夕日を背に、じっと下流を見つめるゲート達には、流域の県民を守る侍の魂が宿っているようにも見えるのでした。



県民を守る十人の侍。

旭川ダム
★★★★

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