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王泊ダム

堤高74m
G/P 1959年 中国電力

2010.11.7見学


樽床ダムの後は、同じく中国電力の発電用ダムである王泊ダムにやってきました。
今回はダム巡りのルートの都合で貯水池の上流からアプローチしていますが、温井ダムの上流10キロの位置なので、普通は下流から訪問するのかもしれません。

湖畔は紅葉真っ盛り、立木の間から王泊ダムが見えてきました。



ダムと並んで右岸に赤い吊橋が見えます。
(PENTAX DA 12-24mm F4 ED AL[IF] 大活躍の構図)



三門の黒いラジアルゲートと大きな取水設備。
155mの堤頂長を広く使ってダム設備が並んでいます。

その姿は静かな湖面に写し出されていました。



赤い吊橋を渡ってダムの右岸側に来ました。
橋の袂に車を置いて、ダム本体まではここからは少しだけ歩きます。



橋の鉄骨部分を赤く塗装するのは防錆塗料の都合かと思っていましたが、日本の山野に映える色として赤色が採用される事があると聞いた事があります。

この王泊ダムに架かる橋を見て、なるほどと、思いました。



ダム本体のすぐそばにある橋の遺構。

この橋も吊橋だったみたいですね。
上部のアーチ部分や、柱の造形もなかなか良いものなので、新しい橋ができても取り壊さず残されたのかもしれません。



ちなみに、これは木曽川に架かる桃助橋です。
読書発電所の建設の為に、福沢桃助率いる大同電力によって架けられたもので、当時はレールが敷かれ資材運搬のトロッコが通っていました。

ひょっとしたら、こんな木造の吊橋だったのかもしれませんね。



吊橋の遺構のすぐ横からダム本体の施設になります。

周辺にはいろいろなコンクリートの構造物が残っていますが、ダム建設以前からの物なのか、建設プラントの遺構なのかはよく解りませんでした。

堤高74mと、当時としてもかなり背の高いダムだったので、この橋が旧道の橋だったとすると、谷のとても高い所に架かっていた事になります。
ひょっとして、桃助橋のようにダム建設用に架けられた資材運搬用の吊橋だったのかもしれません。



周辺に民家もなく、晩秋の森は風で木の葉が鳴く音しか聞こえません。

天端は解放されていました。
取水設備の大きな建物が目を引きます。


ダム直下を横切る水圧鉄管。
下流にある発電所に水が送られています。



太い水圧鉄管。
遠目ではスケール感が麻痺してしまいますが、周辺に建物などの対象物があると大きさが解りますね。

直線的で剛健な印象はこの時代の発電ダムに共通の表情です。



天端を散策すると、こんなメカニカルな物がありました。
取水に関係する設備だと思うのですが、よく解りません(ごめんなさい)。


わっ!
びっつくりした。

こんな巨大な手の平なら、子供じゃなくても驚くよね。



ダムを後に振返って写真を撮りました。

深い谷を堰き止める電気の工場。
真っ黒なその顔は威風堂々と秋の森の中にありました。



王泊ダム
★★★★



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