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柴木川ダム

堤高15.5m
G/P 1955年 中国電力

2010.11.7見学


鱒溜ダムを見た後、国道191を3キロほど北上すると柴木川ダムがあります。
T字の交差点の手前に車を置いて、ペンションの辺りからダム直下の川原へ歩いて降りる事ができます。



堤高15.5m、堤頂長104.9m。
柴木川ダムは決して大きなダムではありませんが、2門の大きなゲートと3本のピアが堂々とした、ダイナミックな風貌が特徴です。



センターには下流に大きくオーバーハングして、ゲートの巻揚機を収めた機械室が乗っかっています。

半円形の抜きが並ぶ高欄が見えます。
懐かしいノスタルジックな感じと、油っぽい機械的な部分が混在する不思議なイメージ。

重厚な造りは、どことなく要塞のようにも見えます。



T字の交差点を三段峡方面に左折すると、すぐにダムの左岸に到着です。
周辺に駐車スペースがほとんど無いのですが、すぐ横のトンネルの入口に小さめの車なら1台停める事ができます。
(ダム施設の駐車スペースはとても狭いので、関係者の方が来た時に困るので空けておきましょう)

施設は全面フェンスに囲まれていますが、天端は自由に見学できる様です。



堤高からすると、とても高くて大きなゲートピア。
一回り大きなダムのクレスト部分だけ切り取って据え付けたようなダムです。



ダム湖の上流は、なだらかな地形になっていて、その周囲には閑静な住宅が広がっています。
発電用の人造湖なのですが、完全に景観の一部として溶け込んでいました。
湖畔の黄色い花がきれいです。



こんな感じのコンクリートの高欄が好き。
表面のザラザラ感、黒ずんだ感じ。

本当はドライな乾いた感じが好みだけど、雨に濡れて苔むした表情も良いですね。
雨水が溜まらないように、路面に傾斜が付いてる所も◎。



クレストゲートの部分は全体に下流に突出しているので、天端はゲート部を避けてクランクした形になっています。



ダムに行くと、時々こんな少し懐かしい感じの高欄に出会いますが、これってダムだからこんなデザインと言う訳ではなくて、以前は、そこらじゅうの川に架かる橋も、こんなコンクリート欄干が普通だったんじゃないかと思います。

橋の場合は交通量の増加で架け替えたり、30年とか40年の耐用年数を経てどんどん架け替えるので今では味のあるコンクリ欄干は少なくなってしまいましたが、ダムの場合は管理すれば永遠に使える施設なので、当時の姿を現在も留めているのではと思います。

そう思うと、ダムと言うのは土木建築の中でも特殊で面白い位置にあるんじゃないかと思います。
何十年も、ダムによっては100年以上も前の、技術者や地域の方々の思いがタイムカプセルのようにそのまま現代まで生き続けている。
こんな情緒あるダムのコンクリート高欄を観る度に、そんな事を思うのです。



柴木川ダム
★★★


| あつだむ宣言!(清水篤) | ダム広島県 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
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