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細尾谷ダム
 堤高22.4m
G/P 1926年 中部電力

2008.10.11見学

謎多き堤体



飛騨川に流れ込む谷川、細尾谷にあるとても古いダムである。

国道沿いでとても判り易い上麻生堰堤とは対照的に、飛騨川をはさみ対岸の、少し判りずらいロケーションの為、付近まで来てもスルーしてしまう愛好家も多いのではないでしょうか?。

飛騨川右岸を下流から向かう場合、JR高山本線の線路を幾度か縫う様に沿って進むと「細尾谷林道」と記された脇道が現れるが、決してこの道に侵入してはいけない、いかにも・・と言う道であるがその先には目指すダムは無い。
ほどなく、道路右に大岩が現れ、それを過ぎると民家が2軒見えてくる。
ダムはその下流方向から2件目のすぐ裏山に鎮座している。

車は1台であればダム下にある橋の路肩に停める事が出来るが、もしくは先ほど通過した大岩の所が河原にある祠や釣人の駐車スペースとなっている様だ。

ダムをもっと近くで観たい人は、徒歩で1軒目の民家の裏から高山本線脇のあぜ道を使うと接近する事が出来る。
そう、このダムの敷地へはたとえ中部電力の職員であっても、車両で乗り付ける術が無いのだ。(細尾谷林道の何処からか雑木林に隠されたルートがあるかもしれない・・・)

1軒目の家には、仕事熱心な番犬がいるので、注意が必要だ。
それよりも、高山本線の列車に要注意である。線路は単線であるが、そこそこ通過する本数があるのだ。
ダムは高山本線のすぐ後ろにあった。
線路とダムは尋常でないほどの近さであり、減勢工の上を線路が通過している状況にある(このダムに減勢工はないが)

また、民家とも近い距離にあり、他のダムにはありえないロケーションにもこのダムの醍醐味だといえる。

堤体に近ずき下流面を観賞する。
敷地内には平地が無く、導流壁の裏にへばりついて覗く格好となる。

地面には何かの電線が這っている。んー、実にプリミティブ。

堤体には排砂ゲートらしき穴が設けられ、かんぬきのステップが打たれる。
全面越流式のぎゅっと凝縮した分厚い堤体、両岸の導流壁も独特の形状をしている。
減勢工も減勢池も無い下流は、玉石敷きの様であるが、汚泥が蓄積しよく判らない。

小振りながらえもいわれぬ迫力がある。こんな堤体は日本にダムは3000基あると云われるが、そうそうある物では無いと思う。

ダム湖は小規模で、散策するとすぐ上流の細いインレットが見えてきた。
そんな頼りない流入河川であるが、このダム湖から発電所へ水を送るトンネル状の取水口を観察するとゴンゴンと、トルクフルに大量の水が送られている。
実はこのダム湖の水の多くは飛騨川上流の上麻生堰堤で取水し、送水管で送られて来た水なのである。

上麻生堰堤とは竣工時期も同期で、姿形は違うものの、この細尾谷ダムと上麻生堰堤は、双子ダムと言っても良い血縁関係にあると言える。

再びダム本体に戻り、堤体の肌を見る。
かなり年季の入ったコンクリートの肌である。

しかも所々から内部より水分が染み出している。
越流により湿っている訳ではないので、本当に水が出ている様だ。

あくまでも僕の仮説であるが、この細尾谷ダムは竣工当時は上麻生堰堤の様に全面石貼りの堤体だったのではないかと思う。
その後、表面にコンクリートが上塗りされる改修工事があったのではないだろうか。
現在染み出している水はオリジナルの石貼り表面と、コンクリートの皮の間に水が溜まり染み出ているのではと思う。

細尾谷ダム
僕が古い重力式コンクリートダムに魅かれるきっかけとなる。
★★★★

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