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万場調整池

堤高28.6m
FA/AWI 1994年 水資源機構

2010.9.11見学

水の貯金箱。


愛知県の地図を見ると、渥美半島の根元辺りに明らかに人工と思われる大きな溜池があります。ダムに興味を持つ以前から気になっていました。
それが万場調整池です。

1968年に全面通水した豊川用水は、その後の農業用水の需要増加に伴い豊川総合用水事業として、1977年から再び整備事業が進められました。
新たに大島ダムを建設、調整池も4箇所作られる事となりました。

万場調整池はその時に作られた調整池のひとつです。
豊川用水全体では7箇所の調整池があり、その内、東部幹線は5箇所。大原調整池も豊川総合用水事業で作られた同じ東部幹線の調整池で、言ってみれば兄弟のようなダムです。

万場調整池の西側の駐車場にやってきました。
綺麗に草を生やした堤体はアースダムに見えますが、万場調整池は只のアースではありません。
アスファルトで表面遮水を行う、アスファルトフェイシングダムなのです。



以前、大阪府の狭山池では本堤体が解らず、結局、貯水池を歩いて一周するはめになった事がありました。
今回もそのパターンかと思って、久々にDAHON号を持ってきました。

あっけなく、直ぐに本堤体と思われるものが見つかりましたが、折角なので自転車で天端に向かいます。



周辺は遊歩道が作られ公園となっています。

日も傾き、涼しくなって来た事もあってか、ウォーキングの人がチラホラ。
この感じも狭山池に良く似ています。



歩いている方ばかりで、自転車は僕だけですが、乗入禁止の標識も無かったので問題ないと思います。(もし間違っていたらごめんなさい)

放流設備が見えますね。堤体右岸の下になります。
アスレチック遊具から子供たちの歓声が聞こえて来ました。



遊歩道の坂を登って、天端に行こうと思ったらゲートが閉まっていました・・・。

この先に、豊川用水の資料館もあるはずなのですが、5時に閉門(土日祝は4:30閉門)との事でした。残念。でもよくある事。



うーん、なんだか物足りない。
と、言う事で自転車もある事なので、調整池を周ってみる事にしました。

東西に長い長方形をした万場調整池。
写真左が本堤体となっています。

現在位置は、左下のコーナー辺り。

調整池の周囲の道は3重になっていて、外から車道(公道)、遊歩道、管理道路と、なっています。
一番内側の管理道路は、立入禁止。

自転車で反時計周りに遊歩道を散策です。



遊歩道に沿って公園が伸び、小川も作られています。

アスファルトフェイシングは本堤体だけではなく、調整池をぐるりと全周に渡って施されているはずですが、水際まで距離があり、ここからはよく見えません。



この小川に囲まれたエリアは「長篠城跡」。
ふむ・・?。



さらに進むと、「大野頭首工」が現れました!。
って、事は、この先の上流には・・・。



出ました、宇連ダムです。

しかもクレスト放流中。宇連ダムのクレスト放流はなかなか観られないぞ〜っ。

公園に沿って、豊川用水や、周辺の観光スポットが再現されている趣向の様です。



プチ豊川用水とさよならして、南東のコーナー辺りに来ると、展望台があったので、自転車を降りて登ってみました。

広大な水面。
貯水量は500万㎥ほどあり、豊川用水の調整池の中では一番大きなものです。

低地を掘って造られた調整池は、地盤が砂地である為、池の底は全面にわたりゴムシートで遮水されているそうです。

文字で書くとサラッと書けちゃうけど、それって凄くないですか?
さらに、水を貯める前の光景を想像してみると、もしかして物凄い情景なんじゃないですか??



高さ2〜3m程の展望台ですが、アスファルフェイシングが良く見えます。
水面に夕日が反射して金色に輝きとても綺麗です。

岸に沿って走っている道路は管理道路なので立入禁止です。



遊具の並ぶ公園を通って、ここは北東のコーナー辺り。
取水設備が見えます。



この近辺の遊具な何故かどれも野菜をモチーフにしています。
(だいこん鉄棒は、その中で一番シンプルなものです、他はあっけに撮られて写真を忘れるほどエキセントリックな遊具がどっさりあります)

万場調整池の周辺は、広大な農地が広がり、野菜の一大生産地となっています。
もちろん、それは豊川用水があってこその農地であり、野菜なのです。



取水塔への管理橋の上に黒い点々が見えます・・・。



わわっ。なんじゃこりゃー。

すっかり川鵜のコロニーとなっていました。
川鵜は湖畔の大きな木にコロニーを作りますが、人工の溜池には手頃な樹木が無かったのか。



対岸を見るとアスファルトフェイシングに切れ目があるので、洪水吐かな?と思って望遠端で覗くと、吐ではなく流入口である事が解りました。
万場調整池の水は、東部幹線の水が豊富な時にポンプアップして貯水されます。

豊川用水のホームページでは、子供向けに「水の貯金箱」と説明がしてありました。上手い表現ですね。

この流入口の西に、越流式の余水吐があります。



予想外の面白さだった万場調整池の散策もそろそろ終点です。

天端を通ってゴールしたい所ですが、立入禁止。
対岸の建物が管理所と展示施設かなと思います。



北西のコーナー部分、堤体の右岸となります。
一周3.3kmのお気楽サイクリングでした。



オーバルサーキットのバンクのようなアスファルトフェイシング。
湖底はゴムシート遮水。

いつものダムとはまるで違う万場調整池ですが、ここにしかない楽しさ、美しさがありました。



万場調整池
★★★

| あつだむ宣言!(清水篤) | ダム愛知県 | comments(2) | trackbacks(0) | pookmark |
Comment
2010/12/05 7:04 PM posted by: 東日流人
DAHONの折りたたみですか。いいですね(←そっちに食いつくのか)。
私は自転車は大好きですが車もバイクも運転しないので、遠方のダムへ行くには輪行しかなく、電車内での肩身の狭さにいつも悩まされます。
いっそダム巡り用にブロンプトンを購入しようかな、とか思っていますが、最大のネックは家族の説得です。自転車趣味、ダム巡り趣味ともに、家族の理解は全く得られていないので・・・
2010/12/06 12:26 PM posted by: あつだむ宣言!
ブロンプトン(←あ、僕も食いついてしまった 笑)デザインも機能も良いので本当はDAHONより欲しかったんだけど手が出ませんでしたー。
是非ゲットして下さい。
一見、いくらするのか解らないので、値札を隠しておけばOKです!(たぶん)

いつもダム巡りはポタリングですか。
ダムには坂道が付きものですから大変ではないですか?
でも、体全体でダムを感じる事が出来ますよね。
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