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草木ダム

堤高140m
G/FNAWIP 1976年 水資源機構

2010.7.18見学

キングスロード。


草木ダムは、以前からずっと訪問したいと思っていた水資源の大規模コンクリートダムです。
国道122号を南下してダムサイトに到着です。

右岸のパーキングに隣接して展望台が用意されていました。
ツーリングのライダーや、車好きのオフ会らしきグループなど、ドライブを兼ねて沢山の人が訪れています。
早速展望台へ上がると、これぞ直線重力式といった感じの堤体が見えました。

天頂長も400mを超えるビッグスケールです。



天端上は車道ですが、いつもの様に歩いて散策します。

展望台の階段を降りて、天端の上で振り返ると、実は展望台は艇庫の屋根だった事に気が付きました。
大規模なダムですが余分なスペースはありません。
ちょっとした場所も有効活用されています。



南北に長い貯水池。
湖畔には噴水が上がり、その奥に赤い鉄橋が見えます。
鏡のような静かな湖面です。

FNAWIPと、治水利水に大活躍の草木ダムですが、計画時には足尾銅山の鉱毒を食止める事も目的とされていたそうです。
その後、足尾銅山は閉山されましたが、現在も定期的に水質の調査が行われています。



下流を眺めます。

堤高140m、流石に高いです。
重力式では、北陸電力の主峰 有峰ダムと並ぶ7位の高さを誇っています。

ぐっと右にカーブした減勢工や周辺の山並みは、なんとなく下久保ダムを思い出しました



左岸の道を下流に下って、野球場の脇を降りると、真下からダムを見る事も出来ます。

左岸の白い外壁の建物が群馬県企業局による東発電所です。
東発電所から出てきた水は二手に分れ、一方は東第二発電所(手前の木造造り)で再び発電に利用され、もう一方は水路を通ってさらに下流の別の発電所へ送水しています。

東発電所の下流の水門と、その頂上の屋根は黒坂石ダムのゲートピアと同じ造りですね。



東第二発電所の脇から。

シンメトリーのバランスのとれた重厚な堤体。
堤体中ほどに2門のコンジット、デフレクターも三角形のシャープな形状。



クレストに並ぶ4門のラジアルゲート。

上下に細長いゲート形状や、柱状のピアの造形は、同じ水資源の下久保ダムなどに類似性を感じます。特に滝沢ダムとよく似ていますね。

でも、白くクールな印象の滝沢ダムと比べて、草木ダムの青いゲートと黒々とした肌の組合せは漁師のような男気溢れる顔に感じます。

言わば働き者のいい顔です。



草木ダムには、宮ヶ瀬・浦山ような華やかさも、佐久間・奥只見のような神がかり的なオーラも、小河内・田小倉のような、のどかな情景もありません。

しかし、堂々と渡良瀬川に腰を据える草木ダムの堤体は、これぞ 重力式コンクリートダム と言える重厚な力強さがみなぎっていました。



王道。草木ダム
★★★★★

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