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五十里ダム

堤高112m
G/FNP 1956年 国土交通省

2010.7.17見学


今にも雨が降りそうな空。
夕暮れも迫ってきていたので大急ぎで向かったのは、川治ダムと並ぶ鬼怒川のもう一つのボス、五十里ダムです。

川治温泉の温泉街からダム直下のポイントを目指します。

普段のダム巡りでは最初に天端を見学して、同時に下流を眺めて下からダムを見上げれそうなポイントを探ります。
今回は、雨と夜が同時にやってきそうなので、先に天端よりも近くにあるダム直下の場所を目指します。

が、残念ながらダム直下は立入禁止となっていました。



再び川治温泉に戻り、いくつかのカーブを曲がり坂道を登ると、広いパーキングと、五十里ダムの横顔を鑑賞できる展望スペースがありました。

いかにも重力式コンクリートダムらしい堂々たる姿。

五十里ダムの竣工は1956年。
日本初の100m級ダムと呼ばれる丸山ダムの翌年に完成しています。
「100m級」という微妙な表現の通り、丸山ダムの堤高は98.2mと、わずがながら100mに達していません。

五十里ダムは文字通り、日本最初の100m超級のハイダムとして完成。
しかし、同年にダムキングこと佐久間ダム(155.5m)が完成し、日本最高峰の座をわずが数ヶ月で明け渡す事になりました。



バケットカーブが美しいクレストの中央には3門のローラーゲート。

ゲートピアをクランク状に迂回する天端通路は丸山ダムを思わせ、重厚ながらスッキリと涼しい表情のゲート間の扶壁や、両脇の導流壁は佐久間ダムを連想させます。
ですが、五十里ダムの本体施工は鹿島建設で、丸山・佐久間ダムの施工は間組であり、両者には関連性が無いと思われます。

この造形は、当時のコンクリートダムのスタンダードなスタイルと言えるのかもしれません。



展望台から堤体下部を見下ろすと、2本のコンクリートに覆われた構造物が見えます。
内部に発電用の水圧鉄管がありそうですが、ここにはコンジットゲートの送水管が入っています。

今世紀に入って五十里ダムは2門のコンジットを追加という大手術を受けています。
ダムを運用しながらも堤体に穴を貫通させゲートを追加するという離れ技です。



展望台の先のトンネルを抜けると管理所への入口があります。
五十里ダムの天端は見学自由のはずです・・・・。

が・・・時間が遅すぎました。



深い山に囲まれた貯水池。
上流に現在、湯西川ダムが建設中です。

この後、再び先ほどの展望台に戻りダムを眺めていたら、ついに大粒の雨が降り出しました。
今日のダム巡りはここまでと言う事ですね。



五十里ダム
★★★★

| あつだむ宣言!(清水篤) | ダム栃木県 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
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