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土呂部ダム

堤高21.6m
G/P 1963年 東京電力

2010.7.17見学


どろべだむ。
その面白いダム名の響きに惹かれ、ともかく一度行ってみたいと思っていたダムでした。

ダム便覧や愛好家の先輩方のサイトで調べても、とにかくビューポイントの限られる、うすら寂しいダムである事しか解らず、謎めいた物件でもあります。

川俣ダムの下流、ちょうど黒部ダムの上流の集落を分け入った奥に、目指す土呂部ダムはひっそりと姿を見せました。



貯水池左岸からの堤体。
たしかにこのダムはビューポイントが限られています。

ダムの下流に道路はなく、かつ、そこに取り付く道すら存在していません。
ダム本体は遠くから眺めるのみです。

右岸に垂直に高くローラーゲート(スライドゲート?)のゲートピアが見えます。
ピア上の巻揚機はリビングブリッジスタイル、積雪対策でしょうか。

そこから左岸にかけては自然越流式の余水吐になっています。

ゲートピアの右に見えるのは排砂ゲートの様です、ローラーゲートと同様に機械部分は建物で覆われています。



ダム本体より目を引いたのは対岸の設備です。丸い形状がユニーク。
発電目的のダムなので、最初は安易に取水設備だろうと思っていました。

でも、よく見るとスクリーンが完全に湖面から上に出ています。
現在の水位は天端から2〜3m下辺りなので、極端に低い訳ではありません。
しかがって、この状態が通常では取水できるはずもありません。

謎だ。

帰宅後に地形図を観て確認すると、土呂部ダムは川俣ダムと黒部ダムの中間にあり、川俣ダムから取水した水を、黒部ダムの貯水池にある発電所へ送水している事が解りました。
また、衛星写真の画像を見ると、スクリーンはドーナツ状で、中心部に水面があるように見えます。

発電所への送水は写真左手に少しだけ見える機械部分の下、ちゃんと水没する位置に取水口が隠れているのでは?と、思われます。

では、あの丸いスクリーンは?と言うと、これが全く見当が付きません。
発想を変えて、水の入口ではなく水の出口、もしくは水が溢れ出る所と考えたらどうでしょう?。

ここから水の送られる発電所までは2キロ程度。
ひょっとしたらサージタンクのような役目の設備なのかもしれません。(サージタンクについて詳しく理解していないので、個人的な憶測です)

土呂部ダムは、発電用の貯水池と言うよりも、調整池のような役割が大きいのかもしれません。



なんとか、もう少し堤体や送水設備に近づけないだろうか?

ダム施設の並ぶ対岸の右岸は、貯水池にそって上流へ道があります。
対岸からそれを追うように上流へ向うと、予想していた通り、堅く施錠されたゲートがありました。



残念ながら、詳しく観る事の出来なかった土呂部ダム。

でも、いい具合に黒ずんだコンクリートは質実剛健な渋さを感じさせ、下流面から観た土呂部ダムは案外男前なんじゃないかと空想をかき立ててくれました。

それに不思議な送水設備など、やっぱりダムは現地で実物を観ないと解らないな、と、ダム巡りの面白さを再確認する見学となりました。

上の写真のフェンス前に架かる橋。
コンクリートの欄干や親柱のデザインが秀逸です。



土呂部ダム
★★

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