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大黒谷ダム

堤高34m
R/P 1971年 電源開発
 
2010.6.12見学

幻のロックフィル


岐阜は僕の地元なので、以前から岐阜県内のダムは出来る限り沢山訪問しようと考えていました。
でも、県下にはダム本体のはるか手前から堅くゲートで閉ざされ、どうしても訪問出来ない見学困難なダムが幾つか存在しています。
有名なのは中部電力のアーチ式の川浦ダム、そしてもう1基が電源開発の大黒谷ダムでした。

今回は幸運にも公式見学の機会があり、幻のロックフィル大黒谷ダムを訪れる事が出来ました。

山菜採りや魚釣り目的での不法侵入が絶えないという大黒谷ダム。
ですのであえてアクセスは割愛しますが、ダム職員でさえ道路状況次第では帰る事が出来なくなるような陸の孤島にあるダムなので、理由はどうであれ現地での指示は絶対に順守すべしです。



電源開発様のランクルに乗せていただき、やってきました幻のダム。

まず右岸に到着するのですが、興奮してマトモな写真が取れていませんでした・・・。
なので、いきなりですが対岸の左岸からの堤体の眺めです。

標高1000m近い山奥にひっそりと構えるロックフィル。
堤頂部には欄干や柵の類はありません。基本的に関係者だけしかここに来ませんので。



見学会の参加者が誰もが驚愕したアーチ状の下流面。
流石にアーチダムとまでは行きませんが、曲線重力式の堤体に良く似た形になっています。

実は堤体のロック材を少なくする設計上の工夫だそうで、通常のように両岸を直線で結ぶより、中心のダム軸を上流へずらす事で、少しでも河床の標高の高い位置に築堤できる風になっています。

コンクリートダムのように上流面が垂直だと効果は少ないかもしれませんが、なだらかな斜面を持つフィルダムに於いてその効果は大きいと思います。

ちなみに、静岡の電源開発 水窪ダムも同じ方式の堤体なのだとか。
水窪はまだ見訪問なので、是非とも行かなくては。



透き通った湖水が美しい貯水池。豊かな自然に溢れています。
春の遅い地にあり、新緑から一歩だけ初夏に踏み出した季節です。



左岸の非常用余水吐。
シンプルな扇形の越流部から堤体脇を真っ直ぐにスロープが伸びます。



左岸に見える取水設備は、2階建ての建物で管理所を兼ねています。
通常は無人ですが、管理道路が崩れたり、雪で戻れなくなると、職員さんはこの建物で過ごす事になるとか。食料も備蓄されているそうです。



一番最初に車で到着したダムサイト右岸は少しだけ広場があり、ポールの上に吹流しが設置してありました。
実はここ、ヘリポートなのでした。



周辺は集落はおろか1軒の民家もなく、360度ぐるりとまばゆい緑に囲まれ、思いのほか広い空の下にそのロックフィルはありました。

簡単に行けるダムもあれば、絶対に行くことの出来ないダムもある。
大黒谷は決して気軽に行けるダムではないけれど、それはそれでいいかもしれないな・・・。

そんな事を思いながら自然に囲まれたダムを眺めます。
堤体脇の草の上を歩くと、いい匂いがしました。



幻のロックフィル。
大黒谷ダム

★★★


ちなみにこれで、岐阜県内で未踏のダムは川浦、川浦鞍部のみとなりました。
(アースを除くとですが・・・)

| あつだむ宣言!(清水篤) | ダム岐阜県 | comments(2) | trackbacks(0) | pookmark |
Comment
2010/09/16 10:09 PM posted by: りえま
アース行きましょアース(笑い)
2010/09/16 11:22 PM posted by: あつだむ宣言!
おかえりなさい。

アース。
何気に岐阜って多いんですよ。

アースってみんな同じに見える・・・。

修行修行。
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