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青蓮寺ダム
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2010.07.21 Wednesday 15:02
堤高70.5m
A/FNAWP 1970年 水資源機構
2010.4.29見学
青蓮寺ダムは比奈知ダムのすぐお隣、直線距離で西に5キロ、道のりでも10キロ程度の場所にあります。水資源開発公団が計画段階から始めて手がけたダムなんだそうです。
名張市街からダムまでの道を登ってゆくと、視界が開け、羽ばたくように両岸を結ぶ青蓮寺ダムが現れた。
コンクリートが寒色系のトーンに見えるのは鮮やかな青いゲートの為だろうか。
折角の眺望なのに電線が邪魔です。(電線が入らず正面から見えるポイントもあります)
詳しいダム形式は、「中央越流型非対称放物線不等厚アーチダム」と、言うそうなのですが、何処がどうなってそう呼ばれるのか?素人の僕には解りません。
ダムサイト右岸に管理所、その右の赤茶色のオブジェはアーチダムをイメージしたモニュメント、水資源の最初のダムだからか気合が入った力作でした。
下流側の高欄は膝丈から上がポリカーボネートのパネルになっています。
朝一に訪問した高山ダムと同じで、天端を行き交う車同士が、対向車を確認する目的だと思います。
転落防止の為、パネルが背丈ほどがあるので、下流側の撮影は大変でした。
バンザイポーズで山勘撮影を試みます。
でっかい減勢池。二段構えの副ダムも迫力のサイズです。
両岸の壁が垂直ではなく角度が付いています。
青い空と湖水。
V字形の貯水池はなかなかの広さ。気持ちよいです。
クレスト中央のゲートピアは、きれいな淡いブルーに塗られていました。
特徴的なのは、コンクリートが一切使われておらず、太い鋼管で建てられていた事です。
下から見るとこんな感じです。
3門のクレストゲートは9.5×5.3mのローラーゲートなので決して小さなゲートではありませんが、ピアを観る限りでは随分と華奢な感じがします。
それに、何か足りないんじゃないかと思うほどシンプルな造りとなっています。
アーチダムの薄い天端なので、省スペース性や、軽量な構造としたのかもしれません。
あんな所から外灯が生えています。
ゲートピアと並び、特徴的なインクライン。ドルフィン号とネーミングされていました。
複雑なアーチダム形式の様に言うと、「床面走行式全天候型人荷用昇降設備」と、なります。
いいなあ、乗ってみたい。
全くの余談ですが、「青蓮寺」って、一発で上手く変換してくれないので、「あおれんじ」って入力して書いています。
木津川戦隊ゴレンダムとしては、やはり「あおれんじゃー」なのでしょうか?
青蓮寺ダム
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