無料ブログ作成サービス JUGEM
←prev entry Top next entry→
長篠堰堤

堤高8m
G/P 1912年 中部電力

2009.11.14見学

アマゾン式。



長篠堰堤、または長篠発電所余水吐とも呼ばれるこの堰堤は、白水堰堤、藤倉堰堤と共に、日本三大美堰堤のひとつとされる。

長篠の戦いの古戦場から川を数キロ遡ると、右手に濛々と水煙が湧き上がるのが見えて来た。

天然の岩盤を利用した発電所への導水路、そこから濡れた岩石を伝い、こぼれ落ちる水流が美しい長篠堰堤・・・。
の、はずであったが、昨夜から今朝にかけてかなりの雨量だったらしく、水墨画のような美しさではなく、周辺に轟音と水飛が飛び散る、パワフルな水と岩のスペクタクルとなっていた。

余水吐とは川の流れを挟んで此方の右岸は、マス釣り園となっている。
晩秋とあり休業中の様で、天然の岩盤を利用したイケスには魚も居らす、辺りは閑散としていた。

100mはあろうかという長い導水路の上流には、川を堰き止めるコンクリートの堰堤と、鋼鉄製の遮水壁がある・・・はずであるが、こちらも豪快に越流真っ盛りで、施設の全容はまるでつかめない。
鉄製の遮水壁はコンクリートの扶壁の間にあり、一応越流部と、非越流部のセクションがあるはずだが、完全なる全面越流の状態。



水に濡れた岩盤はよく滑る。
両手にカメラと三脚。今、転倒したらカメラを守って腕の骨を折るか、腕を守ってカメラを壊すか、どちらが安く済むだろう・・・なんて事を思いつつも二度、両足共に地面から離れ、どっと冷や汗をかく。
それよりも最悪落水でもしたら、まず助からないだろう、確実な死が足元に口を開けている。

細心の注意を払って近くに寄ってみた。
自分の立っている岩盤は堰堤よりも少しだけ低く、昏々と流れ来る水面が目線の高さで見える。
この長篠堰堤は水のパワーを感じる所だ。



湧き上がる水飛沫。
カメラの前玉は一瞬にして水浸し。それ以前にメガネが濡れて何も見えず、服も濡れてしまった。



この堰堤から導水路を経て送水される長篠発電所は、当時の豊橋市は軍需産業などの発展もあり急増した電力需要を補うべく建設。
現在はJR飯田線に送電しているとの事である。



長篠堰堤がナイアガラ式と呼ばれる理由は、余水吐からの越流の姿ではなく、長篠発電所の縦軸式の発電が、当時ナイアガラ式発電と呼ばれていた事に由来するそうだ。

今回訪問した長篠堰堤は、ナイアガラと言うよりも、明らかにアマゾンな状態なのでした。

長篠堰堤
★★★★



| あつだむ宣言!(清水篤) | ダム愛知県 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
Comment
name:
email:
url:
comments:
Trackback
http://side-way.jugem.jp/trackback/376