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道志ダム

堤高32.8m
G/P 1955年 神奈川県営

2009.10.24見学

祝福のダムデザイン



道志ダムは相模ダムへの導水を利用した発電を目的としたダムであるが、相模、城山、宮ヶ瀬の各ダムは連携して運用されており、相模ダムへの導水とは別に、宮ヶ瀬ダムにも水が送られている。
この道志ダムは、そういった意味では多目的ダムであるとも言えるかもしれない。
ダムの規模やそれぞれの目的は違うかもしれないが、これらのダムはみな同じ血を分けた兄弟なのである。

天端を国道が通過する道志ダム。交通量は多くない。
見学用のパーキングは用意されていないが、路肩に停める事が出来た。



それほど大きくはないが直線的で堂々としたゲートピア。3門のローラーゲートが配される。
装飾性は薄いが、頂上部分の造形に品がある。

直線的なピアに比べ、滑らかな下流面。
少し荒れた肌が年月を物語る。



道志ダムの一番のポイントは、クレストのデザインだろう。
高欄自体は、明確なモチーフがある戦前のダムと比べシンプルだが、ゲート間の扶壁の上部は、一つ一つバルコニーとなっており、そこから下流の景色などを眺める事が出来る。

上流側はフェンスが貼られしっかりと観察する事は出来ないが、バルコニーは上流側も下流側とシンメトリーに配されているように伺える。



道志ダムが造られた1950年代の後、特に1960年以降から、どんどんダムに装飾性が無くなってゆく様に感じる。
デザインの志向性自体がより機能性重視のモダンなものへ変化して行った事もあるが、造り手の喜びが感じられる、利用者がその喜びを共有できる装飾性のあるデザインは、素晴らしいものだと思う。

道志ダム
★★



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