無料ブログ作成サービス JUGEM
←prev entry Top next entry→
宮ヶ瀬ダム

堤高156m
G/FNWP 2001年 国土交通省

2009.10.24見学

ラプター。



県営あいかわ公園から歩いて向かうと、谷が開け、その巨大な姿を現す。

156mの堤高は、重力式コンクリートダムで奥只見にわずか1m差の第2位。
206万立米という途方もない堤体積は、同形式で日本一という巨大コンクリートダムである。

減勢工に架かる橋は渡る事もできるので、真下からその姿を見上げる。
真正面からの巨大ダムに思わず足が震えるのを憶える。



まさに壁のような宮ヶ瀬ダム。
堤体に刻まれた縦のラインがより高さを強調し、さらに2門の常用洪水吐の高さから上の傾斜が、より急角度に切り替わっている。
この独特の造形が見上げる者に、被い被さるような圧倒的な迫力を生んでいる。

クレストには巨大な非常用洪水吐。ゲートレスの自然越流の洪水吐は天端側水路を持ち、下流からは3門だが、ダム湖側の流入口は大小合わせ15門が並ぶ。



あいかわ公園からはロードトレインが往復し、堤体内部のエレベータや右岸フーチング上のインクライン(有料)が利用できる。
また、訪れた時はあいかわ公園からよりアクセスを容易とする新しい道が建設中のようであった。
宮ヶ瀬ダムはとても開かれたダムであり、老若男女、さまざまな方が見学に訪れる。

堤体内エレベータまでの案内パネル。
なんと堤体内部には点検用のモノレールまで配備されているのだとか。とてつもなく乗ってみたい。



広い天端。同じ新鋭のRCD工法のダムでは、浦山ダムや滝沢ダムも広い天端を持っていたが、それと同じか、いや、それ以上の広さに感じる。



見下ろす156m。
見上げて高いダムは、見下ろしても高い(当たり前)。



天端側水路の流入口。
奥に見えるのは最大クラスの選択取水設備。ダム本体から少し離れているが、富士山断面のRCD工法の堤体なので、取水塔の根元は堤体の裾野から生えている。



右岸には展示施設とレストランが併設。天気が良ければ横浜ベイブリッジが見えるそうである。昼食の後、再びダムの下へ降りる。

見上げる堤体。

畑薙第一ダムがBACライトニング、神一ダムがF-105サンダーチーフであるならば、この宮ヶ瀬は最新最強の猛禽類、F-22ラプターが相応しい。



どこまでも広く逞しいコンクリートのボディ。巨大重力式の魅力・アフターバーナー全開。




個人的に、とても嬉しい発見があった。

クレストのセンターに2本の塔を配置するダムデザイン。
それは関東の大型ダムの大先輩である、小河内ダムのリスペクトだと感じた。



ラプター宮ヶ瀬、広げた最強の翼。
★★★★★


おまけ。

充実した展示施設の宮ヶ瀬。
ダムについて学ぶコーナーでは、なんとビーバーのダムまで知る事ができます。
スイッチを押すと電動でビーバーくんが水面から出たり潜ったり。

こういうギミックにめっぽう弱い僕なのでした。







| あつだむ宣言!(清水篤) | ダム神奈川県 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
Comment
name:
email:
url:
comments:
Trackback
http://side-way.jugem.jp/trackback/363