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青下第3ダム

堤高16.6m(※)
G/W 1933年 仙台市営

2009.10.11見学

玉石越流の癒し。


青下第3ダムは、青下3連ダムの最上流のダムである。
さらに上流には堤高2mの小堰堤「青下量水堰」がある。ちなみにこの小堰堤も玉石貼りの美しいものであるという。

目指す青下第3ダムは、下流の2基と少し離れて水道記念館とは全く別の所にある。
第1ダムのように散策路が整えられ一般開放はされていない代わりに、第2ダムのように規制チェーンで閉ざされてもいない。
つまり、道は無いが行けない事も無いという場所にある。勿論転落や蜂などに充分な注意が必要。

駐車場などは無く、草むらの空地に車を停める。周辺には住宅もあるので迷惑駐車にならないよう配慮したい。

木々の間から堤体が見えて来ました、越流もしています。
どうです、写真でもドキドキしませんか?この感じ。



そして、他の2基と同じく玉石コンクリート造玉石貼の堤体がその全てをあらわにする。



越流部の右岸から途中まで管理通路が延びている所は第2ダムに近く感じる。

下流には洗掘から河床を守る為、テーブル状にコンクリートが打たれ、やはり玉石が貼り込まれる。
曲面のダム本体に対して、同じ玉石貼りでも平面を傾斜違いで重ねたデザインが秀逸。
近いものは山口川堰堤でも観たが、規模も形の面白さもずっと此方に軍配が挙がる。

ダム本体の直下には特徴的なジャンプ台、いや、越流水を一時プールして脇から流しているから副ダムと呼ぶべきか。
テーブル状減勢工の中心に、放流できる部分があるが、詳細は不明。




第1ダムと同じくあらゆるコンクリート面に貼り込まれた玉石の造作は、とても丁寧なもので大きなダムには無い独自の迫力さえ感じる。

堤体から連続する副ダムやテーブル状減勢工によって、高さや広がりよりも奥行き感が強い青下第3ダム。宮殿のようでもあり、庭園の一部にも見える。
水道用の水源池として築かれた施設であるが、鑑賞物として十二分に通用する美しさを持っており、もし何処かの国の王族の庭にあったとしても、訪れた賓客はその美しさに足を止める事だろう。



玉石の上を滑る仙台の水。
水は石で磨かれ、石は水で洗われる。



玉石の上を滑る越流は、愛知の馬ヶ城ダムのウロコ越流とはまた違う美しさで、ダム愛好家に喜びと癒しを与えてくれた。

青下の3連ダム。
こんな素晴しい土木遺産が市街地からほんの数キロの山里に、80年もの歳月を積み重ねて来た奇跡。
仙台にお越しの時には、強くお勧めしたい銘堤でした。

青下第3ダム
★★★★★

(※)堤高の値は仙台市水道局のパンフレットに基づく

おまけ、ダムのすぐ下流にあるコンクリートアーチ橋。
ダムの建設時に架けられたものだろうか。なんてこと無い橋だけどいい感じ。

| あつだむ宣言!(清水篤) | ダム宮城県 | comments(2) | trackbacks(0) | pookmark |
Comment
2010/01/13 1:45 PM posted by: りえま
あつダム様待ってました。
鳴子あたりからいよいよね!と楽しみにしてました。
毎ダムの事ですが、さすがのレポートです☆
魅力たっぷり伝わります。
私も次回はきっと越流時に再訪したいと思います。



2010/01/13 7:41 PM posted by: あつだむ宣言!
りえまさん

今回の遠征で青下の3ダムは特に楽しみにしていたダムです。
フレンチのフルコースなら、肉料理が湯田で、魚料理が青下くらい(よく分からん例え)
青下ダムはりえまさんのブログで知ったので、青下に行けたのもりえまさんのお陰なのですよ〜ありがとうございました。

第2ダムは今回特別に見せて頂いたので記事にしませんでしたが、個人的には第2が一番かな(いや第3もいいぞ)

青下の3ダムはあまり有名では無さそうなので、マニアの隠れた癒し物件として、メジャーになって欲しくないと思いつつ、沢山の人に観て頂きたいという複雑な心境です。

レポート誉めていただきありがとうございます〜。
読んで頂ける方が居る限り、がんばって書きますよー。よろしくお願いしマッスル。

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