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大倉ダム

堤高82m
MA/FNAWIP 1961年 国土交通省

2009.10.11見学

ジキルとハイド。


大倉ダムは日本で二基しか存在しないマルチプルアーチ形式のダムである。

写真家 西山芳一先生がダム風土記の中で「大倉ダムの景観は俯瞰景にかぎる」と、左岸から俯瞰で写真を撮っておられる。なるほど、たしかにMAの立体感を出すには俯瞰での眺望が一番のようだ。
ならばと言う事で、地形図で調べると、それらしい破線の道がダムサイトまで伸び、そして途切れている。

破線の道は運が良ければ林道かな?と想像していたが現実には工事用道路の名残と言った道で、崖の斜面にかつて道であった「棚」があるに過ぎず、落石に埋もれ熊笹が茂り、進むには困難を極めた。

安全上、ブログに公開できるのはこれが限界。
これ以上先は立入らない事、無事戻って来れる補償はありませんので。
プロの写真家の凄さを垣間見た、小探検であった。



下界に戻り車でダムに向かう。
天端は車道となっていて、意外だが交通量も多い。しかも1車線ほどの幅しか無い為、ダブルアーチの中間地点にある待避所を上手く使う必要がある。
(有峰のように交互通行の信号がある訳でなく、対岸からの対向車の有無を見計らって進入する)
それを良く知らなかったので、オロオロして地元の車に白い目で観られた岐阜ナンバー。

ダム管理所は右岸の離れた所にある。展示施設などは無かった。

再び車で左岸に戻り、徒歩で天端を散策する。歩道などは無いので他の交通に要注意。

天端から見下ろす大倉ダム。
下流側は垂直ではなく少し傾斜があり、「マルチプル重力式アーチ?」と、一瞬思った。
それよりも驚いたのはクレストゲート直下の減勢工。
ダム建設前からの天然の渓谷をコンクリートで補強したものであるが、ものすごく深い、そして狭い。



渓谷を堰き止めているアーチ形の副ダム。



二つのアーチを結ぶ堤頂長323mの大倉ダムは、アーチダムとしては比較的穏やかなイメージだったのだが、他のアーチダムの例に漏れず、その立地は険しいものだった。
左岸の岩盤。やはりアーチダムの景観にはこんな岩盤が必須です。

驚く事ばかりの大倉ダム。二つあるアーチの表情の違いもまた驚く。
こちらはクレストにゲートを持つ左アーチ、奈落の底を覗くかのような減勢工の「穴」が口をあけ、見下ろすと恐怖すら覚える。



対して、温厚そうな右アーチ、ダムの直下は公園になっている。和やかな表情。
この二枚の写真は中間地点の待避所から撮影。



まさに、ジキル博士とハイド氏。

中央の巨大なスラストブロック。上が待避所になっている。
地元の車も多いが観光客にも人気のようで、待避所にある小さな駐車場は常満状態。



スラストブロックの後ろには首がある。
それにしてもスラストブロックの巨大な事。今日、いくつこのダムで驚いただろう。



最後にダム下に降りてみた。
あまりにも個性的な形状で、この塊の後ろにはたっぷりと水が湛えられている事が想像できません。こんなダム、ちょっと他には無いですね。



大倉ダム
★★★★

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