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鳴子ダム

堤高94.5m
A/FNP 1958年 国土交通省

2009.10.11見学

和魂洋才。


民芸品のこけしで有名な鳴子温泉から、仙秋サンラインで北上すると鳴子ダムが見えて来る。

1958年竣工のこのダムは、日本におけるアーチダム黎明期のひとつであり、日本人技術者のみにより設計・建設された最初のアーチダムである。
ダム管理所はサンラインの車道を挟み左岸の崖の上にあり、この渓谷の険しさこそがアーチダムの特色と言える。

管理所から望む鳴子ダム、クレストがとても薄い。



天端は自由に散策できる。(夜間は立入禁止の為、早朝の訪問には注意)
見学用の駐車場は管理所とは別に、ダム下流500mのところにあり、そこから徒歩で向かう。
やがて見えて来た鳴子ダムの姿。
8門の自然越流式洪水吐が並ぶシンプルなクレスト部。
洪水吐からのなめらかな曲面は、ちょうど鳴子こけしの肩をイメージさせる、どこか有機的な印象はその為だろうか。



常用の放流設備は、堤体にハウエルバンガーバルブ1門と、ダム本体とは別の場所に2門のローラーゲートを配備する。
このローラーゲートはトンネル式洪水吐になっているので、左岸に予備ゲートが見えるがその先は観ることは出来ない。

天端から下流を見下ろす。
左右非対称の減勢工の壁、毎年春の放流時はどの様な水の流れになるのだろう。



右岸から見下ろす、複雑にひねりながら積み上げられたフーチングが面白い。



鳴子ダムと言えば、5月のカスケード鯉のぼりや、なめらかな下流面の画像が頭に浮かぶが、実際に現地を訪問すると卒倒するほどのサプライズを隠し持っていた。



それは下流左岸の風景。
画面右は崖の上の管理所から延々と伸びてきたインクライン式エレベータ。
岩盤に貼り付く、コンクリートに包まれた通路を経てバルブ室に回廊が通じる。
構造も面白いがコンクリートの色合いも実に魅力的。

また、嬉しい事もひとつ。
子供向け、一般向け、技術者向け(マニア向け?)と充実したパンフレット。
ダム巡りという大人の社会科見学に、知識欲をくすぐるパンフレットはとてもうれしい。



日本人技術者のみによるはじめての純国産アーチダム。
その繊細かつ温かみを感じる表情に、日本の誇りと志を感じた。



和魂洋才、鳴子ダム。

鳴子ダム
★★★★

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