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湯田ダム

堤高89.5m
GA/FAP 1964年 国土交通省

2009.10.11見学

コンクリートの宴。


東北遠征2日目は、この湯田ダムからスタートした。
厳密には前日の夜9時にはダムサイトに近い湖畔の道の駅「錦秋湖」に到着しており、その後、夜の湯田ダムを味わった。
星ひとつ無い曇り空は月明かりも無く、高覧の照明が、クレストのゆるやかなアーチを一筆書きに漆黒の闇に描いている。
ゲートや下流面の構造物もすっかり闇の中、ただ減勢池だけが薄ぼんやりと静かに水を湛える。
夜の湯田は何処か不気味で、しかし吸い込まれるような感覚に襲われた。
夜明けが待ち遠しい。


道の駅で一夜を過ごし、早朝から湯田に逢いに行く。

眼前に翼を広げるコンクリートの肉体。湯田は男のダムである。
6門のクレストゲート、複雑なジャンプ台から減勢池までの造形。
力強く、シャープなコンジットの導流壁。重厚に積上げられたフーチング。

それらが重力式アーチ特有の擂鉢状の下流面にパノラマのように散りばめられる。



天端からダム湖を眺める。
数日前に通過した秋台風の為か、湖水は茶色く濁る。
堤体と目の鼻の先に島がある、ちょっと珍しい。



クレストゲート部を側面から。

剥き出しのプーリーは、「射出ポッド」の打ち上げ角度を決める重要な装置だ。
ポッドへの搭乗口もSF感溢れる。メカニック・デザインは大友克洋。

妄想はさておき、ラジアルゲートの支点部分がアンカーボルトのようなものでコンクリートに固定されているように見えるのだが、どうなのだろうか。



造形的な見所に溢れる湯田ダム。
しばし時の経つのを忘れ夢中でシャッターを切った。






湯田ダム
コンクリートで造られた肉体の宴。
★★★★★

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