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神代ダム

堤高26.5m
G/P 1940年 東北電力

2009.10.10見学

幽閉のプリンセス。


東北遠征初日のメインに考えていたのは浅瀬石川ダムでも、玉川ダムでもなく実はこの神代ダムである。
ダム巡りの計画時に、便覧からのとあるリンク先の写真に僕は釘付けになった。

ゲートピアからゲート扶壁上に刻まれた点検用階段。ピア橋桁部のアーチ。
そう、このディティールは 「天竜川の女王」 泰阜ダムとあまりにも酷似している。

神代ダムへは田沢湖の南、国道341号から山中へ分け入る。
上流には同じ東北電力の夏瀬ダムもあり、近くにある秘湯夏瀬温泉が目印となる。

但し、夏瀬温泉との別れ道から先はダムの管理道路であり車両侵入禁止。
幸い立入禁止ではないので、ここまらは徒歩で向かう。距離にして1キロもないだろう。



落葉を踏み締めながら、曲がりくねった湖畔沿いの道を歩く事しばし、ダムサイトに到着。
天端が立ち入れないのは予想していたが、ダムサイトの敷地内も立入禁止。しかも管理所だろうか、右岸の建物が工事中の為、ダム本体がよく見えない。



右岸の山の斜面に古い道があったので行けるところまで行ってみる。
じっとりとした落葉が靴を湿らせる。

あとちょっとで下流面が見えそうだが、これより先はには道もなく森の木々に阻まれる。
泰阜ダムに酷似するゲート扶壁上の階段がぎりぎり確認できる。
越流面の肌は戦前のダムらしい滑らかな曲面。



クレストのゲート機械室へ向かう階段の他に、堤体と直交し下流方向へ降りる階段、手前へ堤体のカーブに沿って付けられた階段も見える。コンクリート製の高覧も雰囲気があり、ダムらしからぬエレガンスを感じる空間がそこにはあった。



残念ながら日が暮れ始めた為、これより先には進めず湖畔へ戻る事とした。

車まで戻り、上流の夏瀬ダムへ向かう途中、湖畔の木々の間からの神代ダム。
ピア橋桁部のゆるいアーチが美しい。



堤高26mほどの小さな堤体であるが、その造形は美しく高貴なものであった。
泰阜ダムが天竜川の女王であるなら、深い森の中、人知れず姿を隠す神代ダムは、古城に幽閉されたプリンセスという表現がぴったりだ。

ダムサイトの監視カメラも侵入者への威嚇ではなく、囚われの王女が逃げ出さない為のものか・・・。
そんな妄想を抱きつつ、ダムを後にした。

現地では気がつかなかったが、上流の夏瀬温泉からダム湖左岸沿いにダムサイトまで歩道があるのかもしれない。
いつかまた訪れた時は、是非下流面を拝見したい。

神代ダム
★★★



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