無料ブログ作成サービス JUGEM
←prev entry Top next entry→
上野ダム

堤高120m
G/P 2005 東京電力

2009.9.5見学

超新星。



上野ダムは、天国に一番近いダム、南相木ダムを上部ダムとする揚水発電を行う東京電力の発電用ダムである。
南相木ダムは信濃川水系、こちらの上野ダムは利根川水系であるのが面白い。

ダムは、御巣鷹の尾根へ向う山道の途中にあり、ダムの案内標識は少ないが、御巣鷹の尾根への道案内に従えば良いだろう。
但し、道からは一切ダム下流面が見えず、ダムサイトは連続するトンネルの間にあるので、空いた山道を調子に乗って飛ばすと、いつの間にかダム湖畔と言う事になるので注意。

パーキングに車を停めると、くの字に折れ曲がったダム湖側の巨大な堤体が見える。

そして、右岸の管理所から下流面を眺める。



主ダムと脇ダムが連続するツイン堤体。あまりにも大胆な風貌に絶句。
二つの堤体の間には岩盤が鎮座する。岩盤のコンクリート法面に点々と植樹された木々はまだ小さく、オーストリッチの革みたいだ。

竣工してまだ間もない堤体はまだまだ白く、堤頂長350mを誇る巨体は直感的に「白い有峰」だと思った。

天端は徒歩であれば散策可能、350mをじっくりと味わう。



2門のクレストゲートからダム下流を眺める。はるか下の減勢工も勢いのある直線形状で魅力的だ。

最新鋭のダムだが、クレストゲートの巻揚部は外部に露出する質実剛健ぶり。
この潔い設計には、憧れにも似た感情の昂ぶりを感じる。



ゲートの扶壁から導流壁にかけては、大きく下流面にせり出した構造となっており、その為天端に侵食する構造物は一切なくクレストをスッキリと魅せている。
また。巻揚げ機のメカニカルな部分を間近でじっくり観察する事も出来る。

白く塗装された金属部分が、同系色の堤体をよりスタイリッシュに演出する。
途中で折れ曲がったツインダム堤体はゲート部の側面と、ダム本体の下流面を同じ視野に見る事が出来る。



天端からの上野ダムを堪能した後は、ダム下から見上げるポイントを目指したが、天然河川を活かした管理釣場の先は進入禁止であった。現在ダム直下は安全の為、立入禁止と思われる

電力会社のダムらしい実直で剛健な思想と、豪快なツインダム形状の融合。
揚水上池の南相木とのストーリー性を感じさせる白亜の巨壁は、5000ケルビンの白い炎を上げ、今燃え上がる。
上野ダムは日本ダム(愛好家)界の超新星と言えるだろう。

上野ダム
★★★★★

| あつだむ宣言!(清水篤) | ダム群馬県 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
Comment
name:
email:
url:
comments:
Trackback
トラックバック機能は終了しました。