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丸山ダム
 堤高98.2m
G/FP 1955年 中部地方建設局

2008.8.24見学

威風堂々、日本ダム史に刻まれる永遠のミスター・ダム



木曽川は日本のダム史に於いてターニングポイントとなる記念碑的なダムがいくつか存在する、そのひとつは日本最初のダム式発電所である大井ダム、そして日本初の100m級ハイダムとしてあまりにも有名なこの丸山ダムである。

その堂々たる堤体は、直下にかかる橋が車と歩行者分離式という事もあり、正面から心ゆくまで味わう事が出来る。
もし、すべての日本人に何も資料を見せず「ダム」の絵を描かせたら、きっと多くがこの丸山ダムの様な絵を描くかもしれない。
そんな事を思わせる実にバランスの良い「ダムらしいダム」である。

クレストにはローラーゲート5門、風格のある堂々としたゲートピア上の部分はアーチを描き、形状としての安定感と、何処か気品までも漂わせる。
またクレスト部には等間隔で四角い柱状のアクセントがあしらわれているが、構造的に役目があるかは未確認。ダムに於いてこの様な意匠デザインはこの丸山ダムの竣工時期を境に次第に消えてゆく様に思う。

パーキングや管理事務所は天端レベルに位置するのが一般的であるが、この丸山はダム下にあり、少しめずらしい。

右岸の岩盤の上には展望スペースがあり今度はどっしりとした重力式コンクリートの堤体を俯瞰で一望する事ができる。(写真)

天端は現在も徒歩で自由に立ち入る事ができるようだ。

この丸山ダムはこれほどの規模でありながら、雨天の後に頻繁にクレスト放流を観る事が出来る。

実は、ダムを巡り始めて、初めて放流を観たのがこの丸山ダムであった。当時は家族スナップ用のコンデジを使い、オートモードで撮影していたが、放流される水がどうも上手く撮れない(白とびしてしまう)。
露出をいじれば撮れると言う事に気が付き、積極的にマニュアル的に撮影するきっかけとなった。
僕のカメラ歴の話をすると、その後、高倍率コンデジを経て現在(2009年)からはPENTAXのデジタル一眼レフを使うようになったが、この時、もし丸山が放流していなかったら、今でもコンデジのままかもしれない。

ちなみに、丸山ダムはライブカメラ映像がネット配信されているので、いつでも放流具合をリアルタイムで知る事ができる。

ダム左岸にはダム建設時の骨材プラントの遺構が残っている。
またダム湖右岸には鉄骨トラスと吊橋のバイブリット構造を持つ貴重な橋が掛かっている。
この「旅足橋」は日本で唯一の構造なのだという。いずれ新丸山ダムの完成によって湖水に永久保存されるエリアなので是非見学をおすすめしたい。

永遠のミスター・ダム 丸山
文句なしの★★★★★
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