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二瀬ダム

堤高95m
GA/FNP 1961年 国土交通省

2009.8.6見学

昭和生まれ秩父育ち。



山梨県営の広瀬ダムを後に雁坂トンネルを経て埼玉県に入る。
そのまま国道を道なりに走ると滝沢ダムの奥秩父もみじ湖であるが、滝沢ダムとのファーストコンタクトは、ダム正面(下流面)からと考え、まずは南側の秩父湖を経て二瀬ダムと対面する。

二瀬ダムは、福井の鷲ダムに衝撃を受け、GAこそ最も美しいダム形式と思っている僕にとって憧れのダムである。堤高95mは、新成羽川ダムに続に、阿武川ダムと並ぶGA形式2位。

2門ずつ、間隔をあけ左右対称に配置されるクレストのラジアルゲートは、天端のダム湖側に背負う形で配置され、下流面からの飛び出しは少ない。
導流壁もシンメトリーであるが、ジャンプ台には斜めの傾斜が付けられ、だまし絵の様に少し人を不安にさせる複雑な造形を魅せる。
この1対のジャンプ台には秘密があり、右岸には利水放流用のハウエルバンガーバルブが、左岸のジャンプ台の中には発電設備を隠し持っている。

また、中心の巨大なボックスの中には高圧ラジアルゲートが二門。
この国内初であった高圧ラジアルゲートは戦艦大和などを建造した呉造船所が当時の技術を結集して造ったものだという。



天端の左岸にはダム管理所。アーチ式のダムは敷地が限られているケースが多く、時々魅力的な管理所の建物に出会う事が出来る。この二瀬もその一つだ。
国土交通省のダムらしく、掲げられた国旗が気分である。
狭い敷地には信号機が取り付けられ、天端の通行は信号機により交互に規制されるが、意外と交通量があり天端の散策には注意が必要だ。

見学時は管理所付近の道路や散策路が工事中だった。いずれこの味のある管理所の風景も様変わりしてしまうかもしれない。

二瀬ダムは周囲を平成生まれの個性的なダムに囲まれるが、
「俺に比べりゃまだまだヒヨッ子よ」と、言わんばかりに、堂々と胸を張っている用に思えた。

二瀬ダム
★★★★

| あつだむ宣言!(清水篤) | ダム埼玉県 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
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