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黒又ダム

堤高24.5m
G/P 1926年 東北電力

2009.7.11見学

薮神ダムを後に、信濃川水系黒又川に入る。さほど大きな川では無いが、この川は連続して3基のダムがある。黒又ダムは一番最下流にあり、かつ、一番古いダムである。

この日はこの後に、田子倉や奥只見などのダムも見学したが、衝撃度からするとビッグネームを破り、この黒又ダムが最もインパクトがあったかもしれない。

より上流の黒又川第一ダムへ向う林道から逸れ、橋を渡ろうとすると、いきなり奴は姿を現した。



なんという色、質感、今まで見た事のない堤体に、かつて感じた事の無い凄みを感じる。
慌て橋のたもとの空き地に車を停め、再び橋の上から堤体を鑑賞する。

堤体左岸にはゲートがあり、水は枯れてしまっているが葛篭折の長い魚道が延びる。
1926年と大変古い発電用のダムであるが、魚道は少し意外でもあった。

正面から向って左、右岸にも何かある様なので歩いて近づいてみる。
雨に濡れた雑草がズボンを濡らすが構わず土手を登るとそこには・・・



本堤体から巨大なブロックを経て、長い副堤体が横たわっていた。 絶句。

堤頂長217.5mは、この副堤体を加えた総延長と思われる。
本堤体と同じく全面石貼りのそれは、黒く光り怪しい毒を放つ。それは石貼りダムという猛毒だ。

石貼りは、ロックフィルダムの吐きにありそうな越流部は勿論、水路一面に貼り込まれている。これには、驚きと同時に感動すら覚える。

実はこの越流部の奥にも非越流部の堤体があり、いわばアースダムの様になっているが、古いダムであり、その部分が堤体と呼べるものが、それとも只の「土手」であるかは解らない。
アースダムの部分には手動のゲートバルブがあり、近くの水田へ直接引水されているようで面白い。やはり「土手」の方がイメージに近い。



本堤体に寄ってみる。
骨材の鉄分だろうか、ダム下の河床を赤く染めている。
石貼りの堤体は曲面のきつい堤体下部はレンガ状の石材にスイッチされているのが解るだろうか。
より滑らかである様に、より強固である為に、石貼りは奥が深い。



濡れた鱗を黒く光らせ、黒又川の大蛇(オロチ)は静かに眠っていた。

黒又ダム
★★★★★

| あつだむ宣言!(清水篤) | ダム新潟県 | comments(2) | trackbacks(0) | pookmark |
Comment
2009/11/07 6:50 AM posted by: 夜雀
黒又キタ〜♪

黒又川の大蛇
納得だ。
越流部は地山でなくて盛りだってところがホントに謎なんですよね。

越流しているところ見たいなぁぁ。
でんぱつ様にお聞きしたところ、春先が狙い目とのことですが桜と青空と越流なんて・・・地元の方しか狙えない気がしてきてへこむ黒又ダムです。

うーー。
東北行きたい。

   夜雀 拝
2009/11/08 12:07 AM posted by: あつダム宣言!
こんばんわ。

堤体が盛ってあるから、結構離れた所からでも見える不思議なダムです。

このダム、真剣に広角レンズが欲しいと思いました。
ブロックの正面から両側に広がる堤体を魚眼で狙っても面白いかも。あーレンズ欲しい。
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