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相俣ダム

堤高67m
G/FNP 1959年 国土交通省

2009.6.27見学

湖の栓。



相俣ダムは、堤高67mに対して、堤頂長が80mしかない、とても縦長の堤体のダムである。

狭い谷にぎゅっと押し込まれた感じが特徴だが、このダムでいいなと感じるのは、まず、堤体に対しての貯水池の広大さである。
赤谷湖と呼ばれるダム湖は広い湖面にたっぷりの水を湛える。
堤体積 63.000㎥に対して、総貯水容量 2.500万㎥。とても効率がいい。
勿論、その事がダムの良し悪しを決める訳ではないが、相俣ダムは小兵ながら実に頼もしいダムなのである。

天端は、日中であれば開放されている。夜間は立ち入れ無いようだ。
開放されていると言っても、堤頂長80mなのであっと思う間に対岸まで到達する。

特に右岸側はほぼゲート施設が天端を占領しており、一般的なダムと様子が違うと感じるのは、ゲート巻揚機が天端通路に覆いかぶさり屋根の様になっていたり、足元も縞鋼板が並べられていたりするからだろう。
ここから水を湛えるダム湖側を眺望すると、ダムの天端ではなくて、漁船や作業船の甲板上に居るような錯覚を覚えるが、他の一般見学者の、「ちっ、これだけか」と言う声に我に帰る。
うん、たしかに、天端は短い。

2門のクレストゲートの脇にある箱は、インクライン型のエレベータ。
両岸から落石の危険がある為、後付けされたものであるらしい。

堤体下流面はシャープな造形の導流壁が恰好よい。
2門のゲート間の扶壁は、それとは対照的に丸みを持った造形が魅力的だ。
コンクリートはうっすら苔をたくわえ、いい味が出ている。

天端から下流を覗くと、切り立った両岸はすぐ下流で直角に左へカーブする。とても険しい表情。

再びダム湖側を眺望すると、湖面から怪しげなものが生えている。
これは水棲ムーミンの家ではなく、古い取水塔と思われる。現在は使われていない様だ。



相俣ダム
★★★



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