無料ブログ作成サービス JUGEM
スポンサーサイト

一定期間更新がないため広告を表示しています

| スポンサードリンク | - | - | - | pookmark |
←prev entry Top next entry→
豊丘ダム

堤高81m
G/FNW 1994年 長野県営

2009.6.10見学

オーダー間違いの満漢全席。



長野市の北東、須坂市の百々川の支流、灰野川を上ると豊丘ダムがある。
途中にある巨大な堰堤は灰野ダムと呼ばれる砂防堰堤である。

百々川は硫黄分を多く含み酸性の水は農業に向かないものであると言う。
豊丘ダムは百々川の支流でありながら酸性度が低い灰野川の利水と、下流の洪水調節を目的として建設されたダムである。

ダムに到着し驚くのは、その立派な堤体の姿もあるのだが、まず目に飛び込むのは両岸の法面のコンクリートの高さである。特に左岸のコンクリート法面はあきれるほどの高さがある。



岩盤一面に打たれたコンクリートは、はるか山の頂上まで続く。
豊丘ダムは高さ81mと低いダムではないが、ダムの高さを超えそうなゴツゴツしたコンクリートの壁が、ダムサイトから天に向ってそびえる情景は、只々唖然とするばかりだ。
また、その工法も法枠あり、型枠あり、吹き付けありで、法面工法の見本市の様だ。

ダム本体は広い自然越流式の立派なもので、導流壁が越流部の範囲のみカバーするデザインが独特である。

地域に開かれたダムとして設計されたこのダムは、天端にいくつもの展望台が造られている。

ダム湖は昇竜湖と命名され、その名に相応しいコバルトブルーの水を湛える。
これだけ青い湖水は、群馬の四万川ダムには及ばないものの、他には無い神秘的な景観を魅せている。



ダム名が刻まれた石碑が天端の高欄にビルトインされている。

右岸に鎮座する土蔵風の倉庫はインクライン上に建てられた船庫である。
この須坂市は「蔵のまち」として地域おこしを行っているらしいが、ダム施設としては、少し唐突に感じるのは僕だけだろうか。

管理所前は石畳の広場になっていて、ベンチが据えられ、ブロンズの裸婦像が飾られる。



いやいや近づいて良く観ると裸婦像では無い。ビキニの水着を着ている・・・・。
なんと実直な芸術家の作品だろう。裸婦像としては、モデルが着ていた水着は省略しても良かったのでは???。

パーキングや、ダムへ至る峠の見晴台には、音声案内付き、電飾案内付きのダム施設案内図が設置されるが、駐車場や公衆トイレの場所を電球で光らせて案内してくれる事に意味を見出せるかは価値観の違いだろう。

地域に開かれたダムとして、充実した設備の豊丘ダムであるが、ダムへ行くには、直ぐ下流にある採石場の前を土埃にまみれ、大型ダンプにびびりながら通らねばならない。(道の両側に採石場の施設がある為、砕石現場の中を通る感覚なのである)
せっかく作られたダム下の公園も、採石場の都合で現在は立入れない模様だ。
ちなみに天端の立派な展望台からは砕石場が良く見える・・・。

個人的な好き勝手な意見だが、ダム本体が立派ですばらしい堤体であるだけに、一般見学者向けの設備が過剰であったり、統一感に欠ける部分が見受けられ、少し残念に思えた。
採石場の前を通らねばならないのも、ファミリーでのレジャー地としては敬遠されるだろう。

豊丘ダム。ダム愛好家としてこのダムが何処か釈然としないのは、例の実直な裸婦像が、丁寧にパンツの横紐まで再現されていたからだけでは無さそうだ。
★★

| あつだむ宣言!(清水篤) | ダム長野県 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
スポンサーサイト
| スポンサードリンク | - | - | - | pookmark |
Comment
name:
email:
url:
comments:
Trackback
トラックバック機能は終了しました。