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祖山ダム

 堤高73.2m
G/P 1930年 関西電力

2008.12.13見学

驚きに満ちた歴史あるダム



祖山ダムは庄川の関西電力ダム群のダムである。

位置的には小原ダムと小牧ダムの中間にあり国道156号の脇にあるが、堤体への道はトンネル出入口の脇から進入するので国道への出入りは要注意。
本ダム手間の鞍部ダムの入口から、関係者以外の車両は通行禁止なので脇道の路肩に車を停める。一部ガードレールが無い箇所もあるので、焦らず安全に。

祖山ダムで特徴的なのはダム本体とは離れた場所にある左岸の鞍部ダムである。

堤高はさほどなく、河川法上でも独立したダムには該当しないと思われるが、左右にうねうねと曲がりくねる堤体はいろいろな遺構が残され見応え充分である。
中ほどにゲートが付きそうな窪みや、ダム湖側水面ぎりぎりにある小部屋の遺構など、見れば見るほど疑問と共にさまざまな空想が湧いて来る。

後日教わったのだがこれら鞍部ダムの遺構は、庄川上流から川の流れにより木材を運搬する「流木」の木材を、ダムをパスさせる為の施設跡であるらしい。なるほど。

曲がりくねった鞍部ダムの上から、下流面の複雑な通路を眺めながらダム本体である祖山ダムを目指す。

鞍部ダムとの間に小山があり小道が作られ登れる様になっている。
山の中腹には立派な慰霊碑が建っている。慰霊碑に刻まれた日本発送電の社名が歴史を感じさせる。
小山の頂上は建設時、クレーンの架台として使われたものと思われるが現在はほとんど自然に帰っている様だ。訪問時期が12月だった事もあり一面枯れ草だった事もあり頂上から祖山ダムを拝見する事が出来た。

小山を降りて再びダムへ歩く。途中、関電のパトロール車に出会い、軽く会釈。
道路の端に電信柱が並ぶが、コンクリート電柱でなければ、木製電柱でもない。
その道ぞいの電信柱は、鉄骨をトラス状に組み上げられた見事な電柱で、アート作品ばりの出来である。感動。

この祖山ダム、訪れて1時間は軽く経っているが、行く先々の物にいちいち引っ掛かって、未だにダム本体へ到達しない。

そうこうしていると、ようやく祖山ダム本体に到着。

天端はこの地の関電ダムでは珍しく、進入を拒む表示やゲートの類は無いが、天端通路とずらり並ぶゲート巻上機を隔てる安全柵も無い事から、天端は開放なのではなく、鞍部ダムを越えてここまで一般の人間が来ない前提で安全管理されていると推測。
僕はダム見学時、天端が渡れるダムは必ず渡る事を約束事にしているが、今回はダムサイトから堤体を眺めるだけに留めた。
それでも大きいプーリーの巻上機などはダムの歴史を感じさせ、下流を見下ろせば広範囲に打たれた護岸のコンクリートがダムの規模と迫力を感じるには充分であった。

祖山ダム、見所いっぱい。見学にはかなり時間が必要です。
★★★★

| あつだむ宣言!(清水篤) | ダム富山県 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
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