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読書ダム
 堤高32.1m
G/P 1960年 関西電力

2008.12.6見学

ネオクラシック



読書と書いて「よみかき」と読む。決して「どくしょ」ではない。
福沢諭吉と遠からず関係のある施設なので、深い意味でもあるかと思えば、ごく普通に地名の様だ。

この読書ダムで取水された水は下流にある、読書水力発電所に送水される。
大正12年に大同電力 福沢桃介によって造られた歴史ある水力発電所は国の重要文化財の指定も受けている。

ここで?となるのはダムと発電所の竣工年のギャップである。
読書ダムも発電所と同じく大正時代に建造と思いきや、1960年竣工である。案外新しい。
勿論、発電所と同年にダムも竣工だと大井ダムより以前になり、これも有り得ない。

読書水力発電所は、戦後関西電力が引き継ぎ、発電機を1基増設する再開発を行なっており、その時造られたのがこの読書ダムである様だ。

ダムは中山道(国道19号)から脇道へ入り、JR中央本線の線路を渡ると正面に見えてくる。
線路を越え、下流側へ堤体へ向う道があるが、ほどなく立入禁止となる為、結局ダム本体が見学できるのは線路を越えた所にある空地だけである。(写真)

堤体は左岸で折れている形である。こういった形の堤体は他にもあるが決まって折れているのは左岸の様な気がする。

天端通路の勾欄には、先ほど訪問した山口ダムと共通の装飾が配される。この辺りのデザインが読書ダムがもっと古いダムに感じられる要因になっているのかもしれない。
クラシックに見えるディティールと裏腹に、この読書ダムの天端は、同年完成の下流の山口ダムと同じラジアルゲートでありながら、車両の往来が可能な構造に進化している。

ラジアルゲートを支える扶壁は、側面から良く見ると3段のギャップが付けられているが、生憎正面から見学出来なかった為、詳細は判らない。

このダムへ向う途中から雪が本降りとなり、ダムに到着後も降り続いている。
雨ならまだ写真も撮れるが、降雪の中では真っ白になってしまうので、しばらく車内で止み待ちをする事にした。

エレガントな堤体が印象的 読書ダム
★★★
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