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鷲ダム
 堤高44m
GA/P 1968年 電源開発

3000基以上と言われる日本のダムの中で、たった12基しかない重力式アーチダムのひとつ。
福井県のこの地域は他に石徹白ダム、小原ダムなど、希少なGA頻発地域である。



この鷲ダムは上流にある九頭竜ダムの揚水発電下池を担うダムである。
ほぼいつも満水状態であり、流入が九頭竜ダムによりコントロールされている為か常に湖面は穏やかな表情を見せる。

天端は立入禁止であるが広い駐車場もあり桜の木が植林されている。
下流の町を見守るかのように大きく羽を広げる姿はスペック以上の迫力があり、かつ、とても美しい。

注目すべきは、ゲートピアはもとより、巻き上げ機、さらに照明さえ徹底的に堤体内にビルトインしたクレストのデザインである。手摺りまでも別パーツは使わずに堤体との一体形であり、GAの美しいラインをより明らかなものとしている。
重力式コンクリートダムの力強さと、アーチダムの優美な表情を併せ持つダム形式として、GAは美しくあるべき、と言う設計者のこだわりと美学を感じずにはいられない。
クレスト上に何も突起物が存在しないその姿は、鏡の様に湖面が穏やかな日にダム湖側から眺望すると、蜃気楼の様に湖面に対し平行に広がり美しい姿を魅せてくれる。

下流の町から、ダムサイトから、ダム湖側から、天端に入れないデメリットを帳消しにする全方位美堤体である。

鷲ダム
文句なしの★★★★★獲得。
| あつだむ宣言!(清水篤) | ダム福井県 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
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