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日本ダム協会さん「美しい日本のダム」ご出版
一般財団法人 日本ダム協会さんから、過去10年にわたるフォトコンテストの入賞作品をまとめた写真集「美しい日本のダム」が出版されました。

僕は2008年度の第6回から参加していて、今回出版されました写真集の中にも幾つかの写真を載せて頂きました。

僕は撮影現場で「撮る」瞬間が一番好きで、後から自分の撮った写真を見たり、編集したり、まして飾ったりする事に関しては全く関心がありません。

自分が過去に撮影した写真の事よりも、今後、自分が撮るであろうまだ見ぬ写真の事を考えた方が、はるかにワクワクします。

撮影現場では、次の1カットをどう撮るかを模索する事が何より一番楽しいし、家でも、先週撮った写真の事を考えるより、今週末どんな写真を撮るか考えた方がずっと楽しいです。

それでも、こうして印刷物となって完成すると、過去の自分の写真であっても、また違った楽しさ、嬉しさを発見します。

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本書の冒頭にもありますが、日本ダム協会さんのフォトコンテストは、ネット上で作品データを送信する参加方法をとっていて、誰でも気軽に参加ができるとても良いコンテストです。

長くコンテストを実施されて来られた日本ダム協会さんにはとても感謝しています。今回、この様な形で僕の写真が足跡をを残せた事はとても光栄です。

また、コンテストに参加する事で、日本ダム協会さんの活動に参加する事ができた事も、ダムマイスターの一人としてとても嬉しく思います。

第11回のコンテストにて大変良い評価を頂きましたので、自分の中でひとつの節目になったような気がします。
先日、日本ダム協会の方に直接お会いする機会があり、

「次のフォトコンでは審査員をさせて下さい」
って、冗談まじりで聞いてみたところ、

「いや、是非私に審査員をやらせて下さいって方が、他にも沢山みえるのです」
と、真顔でお断りを頂きました。

と、言う事で来年も参加しようと思います(笑)。
(実は次回参加用の作品は既に準備できてたりします)

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僕の写真ですが、今年に入ってダム巡りも「2周目」に入ってる事もあり、振り切れたスピードメーターがぐるっと1回転してゼロに戻ったかのように、選ぶ被写体も撮り方も、ダム写真を撮り始めた頃にリセットしたような写真を撮っています。

一度訪れた事のあるダムを再訪すると、前回よりも落ち着いて広い視野でダムを鑑賞する事ができると言う事も分かりました。

今まではどうしてもダム本体ばかり観て来ましたが、最近は貯水池の岸際が面白い形をしているな、とか、山並みが綺麗だな、とか、全く違ったダムの面白さを感じる今日この頃です。


さて、もう一つお知らせです。

ダム写真の出版ブーム到来か?
ダムマニアのトップランナーを走り続ける、阿久根寿紀さん、神馬シンさん、宮島咲さん、琉さんによるダム写真集!

「ダムを愛する者たちへ」

スモール出版さんより、いよいよ6月18日発売です。
タイトルはちょっとお尻がムズムズしますが、どのような内容か楽しみです!
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最近のあれこれ
季節は春から初夏へ、当ブログの閲覧者数もぐんと増え、本格的なダムシーズンがやって来たと感じる今日この頃。
特に今年は例年に増して沢山の方々にブログを観て頂いており、ダムファンの広がりを実感しています。
(閲覧数の半数はバス釣りの方々だと思いますが、それでも多いです)

以前はダムに行っても、他のダムファンらしき人に出会う事なんて希で、あったとしても関東のダムくらいだったのですが、今年は中部エリアのダムでも頻繁にダムファンらしき見学者をよく見かけるようになりました。

さてさて、僕はと言うと、例年にも増して沢山ダムに行ってます。

その割にブログが進まねーじゃねーか?と声が聞こえて来そうですが、今までは、ダム巡りに行った翌週は家でブログを書く感じの活動サイクルでしたが、今年に入ってほぼ毎週末ダムに行ってる事もあり、なかなかPCに向かう時間が取れません。

そんな中でも最近ちょっとしたトピックスがあったので紹介します。

まずは毎年応募してました日本ダム協会さんのフォトコンで入賞しました!!
長野の小渋ダムを天端から見下ろした1枚です。

1IMGP3339 Space fantasy.JPG

5年前に初めて応募してビギナーズラックで入賞した時もモノクロ写真だったので、ちょっと感慨深いです。

ちなみに今回入選にはカスリもしませんでしたがモノクロで応募した中で、自選的にはこの写真が気に入っています。
早朝の富山県境川ダムです。

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この境川ダムの1枚をもって、僕のモノクロ写真は終了しました。一旦完結です。
現在の僕の腕では、この写真を上回るモノクロ写真はもう撮れないと思うのです。

入賞した小渋の写真は、この境川の後に撮った事もあり、個人的な思い入れは境川の1枚の方が大きかったりします。

境川以降はリバウンドして、カラー写真かつ、もっと色味のある写真に興味が湧いていて、今現在作っている写真は色彩が強いです(いずれお見せできると思いますが、目下研究中デス・・)

カラーも含め、応募した中で自選的にはこの写真とか好きですね。

1IMGP3402 芽吹き越流.JPG

長野の片桐ダムですが、同じダムで同じような写真は以前も撮っています。
気に入ってるロケ地なので、撮り直しに行った時の写真なのですが、以前より少し引いたアングルで撮れるようになりました。

渓流の流れが収まっている所とかも、しれっと目新しいかな?と思います。
この写真から、なんとなく「水の循環」ってイメージを浮かべてもらえたら嬉しいです。

今回のフォトコンでは京都の日吉ダムで表彰式&写真展示をして頂いたり、
副賞にダム年鑑を頂いたり、日吉の表彰式で土木写真家の西山芳一先生の写真集を頂いたり、いろいろおまけが付いてきました!!。
ダム協会様、ありがとうございます。

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本と言えば、そうそう、

イカロス出版のムック本

「軍事遺産をゆく」にて、2ページですが青森の大湊堰堤について書かせていただきました。

書店にて絶賛発売中デス。

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今年は冒頭に書きました通り、例年の倍の日数でダムに行っていますが、実は全て再訪問のダムだったりします。

しばらくは新規に行った事の無いダムを見学するより、行った事のあるダムを再訪して写真を作る事が一番楽しい今日この頃であります♪。


 
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桜咲く季節、ご無沙汰しております。

全国一億二千万のダムファンの皆様
いかがお過ごしでしょうか?

このところ本業が忙しくなって、すっかりブログの更新が滞っていますが、ダム便覧にリンク頂いている事もあって、新しいネタは無くても沢山の方に見て頂いていて、本格的なダム巡りのシーズン開幕を感じる今日この頃です。

ちょっとお知らせです。
今年も、呉市水道局さんの本庄水源地のお花見解放が実施されています。
旧帝国海軍が軍港建設技術を駆使し築堤した、素晴らしい石張ダムを真近で見る貴重なチャンスです。
http://www.water-kure.jp/customer/event/kaihou.html

今まで石張ダムを沢山観て来た人も、きっと新しい発見と驚きを感じると思います。
但し、石張ダムを見たことが無い人には刺激が強すぎるかもしれません、一番最初に本庄を見てしまうと、他の石張ダムが見劣ってしまう恐れがあります・・・。


ブログの新ネタですが、もうしばらくお待ちください。
再開したら、こんな珍物件を順次アップ予定です〜。

某県某所、ハイダムの廃ダムです。

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こちらもハイダムの廃ダム。
石張の表面は谷積だ!。

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昨年のいろいろ総決算。


全国のダムファンの皆様、
あらためまして、あけましておめでとうございます。
今年の初ダム詣はどのダムに行きますか?

さて、今回のブログは昨年の出来事、買った物など、ランダムに紹介しようかと思います。

まずは昨年、このブログ THE SIDEWAYで、一番アクセス数が多かった記事の話。それは何ダムの記事かと言うと、実はダム話ではなくてこの記事でした。

「有峰ダムと、おおかみこどもの「はなの家」」
http://side-way.jugem.jp/?eid=909

感動したアニメ映画と、そのモデル地探訪のレポートです。
この記事をアップした翌日、わずか半日で怒涛の6.000アクセス(!!)を記録、この時ばかりは正直恐怖を感じました(笑)
アップ後3日目にはついに累計10.000アクセスを突破、ブログ初めて以来の超満員御礼となったのでした。その後もかなり長い間連日4桁のアクセス数が続き、今現在は落ち着いていますが、2月にはDVDも発売される事もあり、戦々恐々としております。
何はともあれ、これがきっかけで、有峰ダムに訪れるお客さんも増えたら、なお嬉しいです〜。


記事別のアクセス数で言うと、掲載以来、地味〜に、一定数のアクセスがあるのがこちら。

「PIRELLI CINTURATO P4」
http://side-way.jugem.jp/?eid=438

デミオ号のタイヤ交換に関する記事なのですが、あまり情報の少ないタイヤなのか、つねに一定数のアクセス数で推移しています。
実は、このタイヤですが既に寿命をまっとうして、現在はルマン4こと、ダンロップLM704に履き替えています。
いつかルマン4との比較も交え、チンチュラートP4のまとめ記事も書かなくてはと思っています。

ちなみに下の写真は3年目となったBS ブリザックREVO1
流石に新品時ほどのグリップはなく、そろそろ退役かな〜と思っています。

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そしてデミオ号ですが、去年も特別功労賞を与えたくなるほどの大活躍でした。
写真は撮影時の12月30日、お正月中の19万超えは確実となりました。

来月には2度目の車検ですが、流石に5年20万キロには届きませんね。
今までリターンバルブと、フロントのハブベアリングの交換(予防的措置)をしましたが、立ち往生するようなトラブルはなく、快調そのものです。
足回りに多少のヤレ感はありますが、乗っていた事のあるヴィッツ(初代)、マーチ(先代)と比べると、明らかに格の違いを実感します。

もうすぐ購入して5年となりますが、「いい買い物した感」は、未だ新鮮に感じます。
この車では、陸路で行けない北海道と沖縄を除外すると、唯一千葉県だけ行った事が無いので、今年は連れて行ってあげたいと思います。

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そのデミオ号でダムへ向かう途中、昨年はこればっかり聴いていました。

ジャズピアニストの「上原ひろみ」さんです。
正直、ジャズなんて一番縁遠いと思っていましたが、ドハマリしてしまいました。
なので、興味ないよんと言う人も一度視聴の価値アリアリです。

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移動手段繋がりでお気に入りはこちら。

移動手段といっても、靴なんですが、
「KEEN DENVER」

この靴のコンセプト <ダウンタウンで働く人の為のシューズ> は、そう、解釈を変えると <コンクリートダムを巡る為のシューズ> と言い換えても過言ではありません!
アスファルトやコンクリート路面を想定したソール、表皮のレザーは高い防水性があり、シューレースの深さまでなら平気で水溜りの中だって歩けます。
履き心地も最高で、実は右足に古傷があり爆弾を抱えているのですが、高瀬も三浦も快適に踏破できました。

予備でもう1足買っておこうかとも思っていますが、KEENのカタログでは既に廃版になっているので、店頭なんかで見たら即ゲットをお勧めします。

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お買物話が続きますが、最後に去年買った三脚の紹介。

あまり聴き慣れないメーカーですが、「VANGUARD」の「Alta pro」と言うシリーズです。
見た目はごく普通のアルミ三脚なのですが、実は「ダム撮りスペシャル三脚!」と呼びたくなる、隠れた得意技を持っているのです。

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じゃーん。
なんとセンターポールがこんな感じで自由に角度を付けてオーバーハングさせる事が出来るのでした。

センターポールに角度か付けられるのは、ベルボンや、マンフロットにもありますが、ベルボンは主にモノ撮りがメインのようだし、マンフロットの90°センターポールはその名の通り通常の垂直と、90°倒した2ポジションのみの可変となります。

その点バンガードだと、こんな感じで中途半端な角度でもしっかり固定が可能で、セッティングの自由さは格段に上です。

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なぜ、こんなヘンテコな三脚が「ダム撮りスペシャル」かと言うと、ダムを撮るってフェンスが邪魔したり、国道脇での撮影など、なかなか三脚を立てるにも制限が多いんですよね。

手持ちならベストアングルが狙えるのに、三脚立てると障害物が邪魔して妥協せざるを得ない・・・。
なんて経験ありませんか?

特にフェンス際での撮影では、こうやってカメラを前にオフセットできるので、フェンス上を乗り越えさせたり、隙間からレンズだけ出すのも簡単です。(通常の三脚でも脚の調節で出来ますが、セッティングの自由さや、安定性だけでもメリットがあるんじゃないかと思います)

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たとえばこんな感じでカメラを固定する事も出来る訳で、
ダムの〇〇から〇〇なんかを撮るのも楽々なんじゃないかな〜って(むふふふ)

僕が買ったモデルはこちら、
Vanguard Alta Pro 264AT
http://vanguardworld.jp/index.php/pv/products/photo-video/detail-1-4-15-89.html
僕の身長(167cm)と伸長の関係で4段にしましたが、3段の263ATの方がベーシックかもしれません。

また、雲台は好みの問題で3wayを付けていますが、センターポールがぐにゃぐにゃと自由に動くので、本当は自由雲台の方が格段に相性が良いと思います。

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さてさて、この三脚で今年はどのダムを撮ろうかな〜っと♪。

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発表!!あつだむが選ぶ MVD 2012

全国1億二千万のダムファンの皆様、こんにちは。
今年も、あつだむが選ぶMVDの季節がやって来ました。

この1年で、あつだむが訪れたダムの中で、印象深く心に残ったダムを発表します。
いつもは10ベストを発表していますが、今年は訪問件数が少なかったのでベスト5のノミネートです。

それでは早速参ります。


第5位
「新潟のロストワールド」
新潟県 加治川治水ダム(※レポート準備中)

山奥に潜む堤高100mを超える巨大治水ダム。
治水専用ダムの水の無い湖底には、綺麗な公園が整備され、さながらロストワールドを彷彿とさせていました。

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第4位
「むつ市の退役軍人」
青森県 旧大湊水源地沈澄池堰堤

本州さいはての地、大日本帝国海軍によって軍事施設として建設された石積アーチ。現在は市民の憩いの場として余生を過ごしていました。国の重要文化財。

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第3位
「バトルコンクリート」
和歌山県 小匠ダム

洪水と戦う為だけに産まれた生粋のソルジャー。
2011年台風12号との傷を癒すように、春の陽光に輝いていました、涙。

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第2位
「秋田美人」
秋田県 藤倉水源地堰堤

1911年完成、東日本最古の15mを超えるコンクリートダム、水道水源の他、防火用水の供給を目的に造られ、林業の流木用水路を設けるなど、構造的にも貴重な名堰堤。
和紙を思わせる美しい水流は、日本的な情緒と芯の強い美しさを感じるのでした。

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そして栄えある第1位は!
だむだむだむだむだむ〜、じゃかじゃん!

「水の古城」
福岡県 養福寺堰堤

名堤河内堰堤の妹は、北九州市の街に溶け込むように実在していました。
取水設備の手の込んだ装飾、L字型の堤体+アースの副堤、上下2段の独特な貯水池。見るべき所が多いものの、未だ謎多き石積ダムです。

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この養福寺堰堤は桜の開花に合わせ、年に2週間だけ一般に開放されています。
(※天端は公開日であっても入れません)

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石積ダムが好きなら、広島の本庄水源地と並び、
「これを観ないと死ねない」と言う、素晴らしいダムなのでした。

と、言う事で、本年度のMVDは、勝手に養福寺堰堤に決定致します〜。

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★審査員特別賞★

今年は新規見学に拘らず、近所を中心に沢山のダムに再訪しました。
その中で、今年6回訪問した、丸山ダムに、特別賞を贈りたいと思います。

時間帯や天候、季節によって、いろいろな表情を見せてくれる丸山ダムです。
いつも真下の吊橋から観るだけで、一年を通して天端や展望台には一度も登りませんでした。
訪れる度に凄い枚数を撮るのですが、未だ100%満足する写真が撮れていません。

素材は文句なしの最高級食材なのに、やたら味わい深く、調理が難しいダムのようで、この分だと、きっと来年も通ってしまうのだろうと思います。

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それでは皆様、今年一年お付き合い頂きありがとうございました。
来年もどうぞよろしくお願い致します。



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ダム巡りの秋、ダム読書の秋 (パート2)


全国のダムファンの皆様、こんにちは。
前回に引き続き、お勧めの書籍を紹介したいと思います。


いきなりですが、お勧め本の大本命がこちら。
この本を紹介したくて、この記事シリーズを書いたと言っても過言ではありません。

「コンクリートを巡る旅 -コンクリートから人への贈り物」
藤原忠司 著

定年でダム建設の仕事を辞した元ダムマンと、大学で学生にコンクリートを教える教授の二人が、全国のコンクリート製の土木遺産を巡るという、土木巡り旅の弥次さん、喜多さん的な楽しい一冊です。

サブタイトルに「コンクリートから人へ」という言葉を含んでいますが、数年前に与党となった某政党が、当初鳴り物入りで掲げたキーワードでもあります。
本書では、その言葉を「コンクリートから人への贈り物」ともじり、コンクリートと言う素材が、誕生から現在まで社会に果してきた役割や効果、また文化性など多岐にわたり考察しています。

ダムの中で本書に登場するのは、日本最初のダムとして布引五本松ダムと、RCD初号基の島地川ダムの2基ですが、当時の時代背景や技術者たちのエピソードが満載で、オールドコンクリート好きにはたまらない内容となっています。

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コンクリートを巡る旅と並び、旅情に満ちた一冊。

「セピア色の吉野川 人と風景・定点観測50年」
島内英祐 著

四国山中、長沢ダム上流を源に徳島を経て海へと注ぐ吉野川、その流域の風景や人や暮らしぶりを50年に渡り定点から撮影し、緻密に取材した一冊、味わい深い表紙の写真に痺れます。

長沢ダム、大橋ダム、高藪取水堰堤、そして早明浦ダムなどが登場します。
高藪取水堰堤右岸のお宅の人も登場。(現地に行った事のある人なら分かりますよね)

オールドダム、そして吉野川ファンは必見です。

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ちょっと志向を変えて、こんな本はどうでしょうか?

「ダム風土記」
毎日新聞社 著

昭和38年発行の古書ですが、毎日新聞社が電源開発のダムの素晴らしさをガイドすると言う、今ではちょっとありえない(笑)内容となっています。

高度成長の真っただ中、ダムが(たぶん)現在よりも光り輝いていた時代に書かれた本で、観光ガイドとしてのダム紹介本と言う、時代を先取りした先見性ある一冊です。

小柄ながらも最新の発電所を持つ平鍋ダムを、「小型戦艦ビスマルク号」に例えるなど、ダムを紹介するその視点は明らかに現在のダムマニアと同じ目線で書かれていて、史上初のダムマニア本と言えるイカした内容となっています。

表紙は竣工からわずか10年の真新しい石淵ダムです、泣かせるぜ。

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ちょっとジャンルは異なりますが・・・。

「軍艦島 海上産業都市に住む」
伊藤千行 阿久井喜孝 著

そもそも僕のダムファン歴は、以前から興味のあった軍艦島の本を漁っていて、偶然、萩原さんの写真集「ダム DAM」に出会った事から始まります。

軍艦島関連の書籍は「軍艦島 全景」に代表される廃墟としてのビジュアル面を押し出した本が多いのですが、お勧めのこの本は、当時の島民の日常風景の貴重な写真が満載で、人と活気に溢れた活きた軍艦島を知る事が出来る貴重な一冊です。

廃墟本の軍艦島も良いですが、かつての人が暮らしていた軍艦島を知る事で、廃墟としての美しさがより一層輝く事と思います。

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ダムから脱線ついでに橋なんてどうでしょうか?

「橋を見に行こう 伝えたい日本の橋」
「石橋 伝えたい日本の橋」
平野暉雄 著

橋もダムと同じ「水もの系」土木なので、共通するものを感じます。
特に石張堰堤ファンなら、石橋は堰堤の遠い親類といった感じじゃないかと思います。

ダム巡りはおのずと河川に沿って走る事が多いので、たまに「おっ、なんて趣きのある橋なんだ」なんて橋に出くわす事もあります。
現地ではスルーしても、気になって帰宅後に調べてみると、それは貴重な橋だったり、凄い文化財だったりして、「ああ、ちゃんと車を停めて観ておけばよかった」なんて後悔する事も・・・。

なので軽〜く本書で予習をしてから、ダム巡りに行くのも良いかと思います。

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以上、気になる本はあったでしょうか?

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ダム巡りの秋、ダム読書の秋 (パート1)


残暑厳しい今年の秋も、10月に入りだいぶ秋らしく感じるようになりました。
全国一億二千万のダムファンのみなさま、いかがお過ごしでしょうか?。

秋と言えばダム巡りのハイシーズンですが、長くなった夜を感じながら読書なんかも良いかと思います。と、言う事で、今日は本棚の中からいくつかお勧め本の紹介です。


「ダムのはなし」
「続 ダムの話」 竹林征三 著

風土工学でおなじみ、竹林征三先生が解りやすく「ダム」を説いた本です。
古代エジプトのピラミッド建設の労働者の飲料水確保の為に建設された、人類史上初めてのダムの話から、現代のコンクリートダムの建設まで。ダムの建設、地質、環境、景観、文化・・・あらゆる切口でダムを知る事が出来る2冊です。

資料性も高く、ダム巡りを始めた頃はいつもカバンに入れて持ち歩いていました。
古本で入手したのですが、前の読者がこの本を参考書に使っていたようで、所々マーカーでラインが引いてありました(笑)。

ダム本の定番中の定番と言える本だと思います。

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オールドダムファンの私が結構頼りにしているのがこちら。

「日本の近代土木遺産 現存する貴重な土木構造物2800選 改訂版」
土木学会 著

374ページのボリュウムで定価¥2.400-はお買い得。
但し、全ページモノクロで写真はちょびっとだけ、全国の貴重な土木遺産が電話帳のように、ひたすら羅列したマニアックな一冊です。

ダムだけではなく、橋、トンネル、堤防、建物と、さまざまなジャンルが掲載されていますから、気になった物件を、ダム巡りの途中で寄り道してみるのも良いかと思います。

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さらにマニアックな本ならこちら。

「鋼製ゲート百選」
水門の風土工学研究委員会 著

ダム百選じゃないですよ、ゲートの百選です。うーん、マニアック。

ダムのゲートが中心ですが、閘門や河口堰も含んでいます。
貴重な写真や図面など、この本でしか見る事の出来ない情報満載なので、定価¥4.800-が高いか安いかは貴方次第です。

水門の風土工学研究委員会の委員長は「ダムのはなし」の竹林征三先生だったりします。

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珍しい物件が載ってる本として、こちらもお勧め。

「水辺の土木」
伊東孝 馬場俊介 松山巌 西山芳一 著

おなじみ土木写真家 西山芳一先生の美しい写真に、日本大学理工学部教授 伊東孝先生が解説を加えるという、日本土木工業協会「ダム風土記」と同じゴールデンタッグの一冊です。

聞いた事もないような珍しい物件も掲載されていますが、ちゃんと所在地の地図まで載っていて、なかなか実用的です。

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書籍ではありませんが、伊東孝先生の解説がとても面白いのがこちら。

「ecoms」
(株)SUS  情報誌

仕事で使っているアルミ押出材メーカー(株)SUSの無料PR誌です。
こちらで伊東孝先生が、世界のリビングブリッジ(屋根付き橋)について連載中です。

取引が無くても無償で購読できると思いますが、バックナンバーならこちらでダウンロードできます。
http://ecoms.sus.co.jp/magazine/

見開きの折り目が無い分、Webで観た方が見易いかも。
リビングブリッジの連載はNo.27〜です。

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無料の企業広報誌の中で大注目はこちら。

「場」
(株)中部電力 広報誌

中部電力の広報誌「KORYU 交流」に、今年の夏号から別冊が同封されています。
電気のこれからを考える場所と言う意味で、「場」とネーミングされた冊子です。

日本の電気事業をとりまく状況や問題、電力事業の詳細、将来のビジョンなど、通常の広報誌よりも、ぐっと一歩踏み込んだ内容となっていて、12ページの薄い冊子ですが毎号集めるとかなり有用な資料になりそうです。

Vol.2号では、「自然エネルギーの一方的な増大化は果たして善か」と題して、風力や太陽光などの自然エネルギーへの過度な期待感に警鐘を鳴らす内容の記事が掲載されていたりと、電気事業者の広報誌でありながら、かなり骨太な内容となっています。

中部電力管外への配送は不明ですが、お勧めできる広報誌です。

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と、言う事で本棚から適当にひっぱりだして紹介してみました。
まだもう少しお勧め本があるのでパート2に続きます・・・。

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ちょっと遠征。
連休を使って、ちょっと遠征してきました。

走行距離 467.6km?
いえいえ、デミオ号のトリップメーターは3桁表示なので、
ぐるっと回っています。

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1回転?

いやいや、さらにもう1回転(笑

詳細レポートは後日!
(3年掛かって、やっとの思いで記事のストックが無くなったのに、またもや増えちゃった。それに、訪問先のダムで自分の書いたレポの間違いを見つけてしまった、訂正しなければ・・・汗)
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近場うろうろ。

先々週の土曜日、朝ご飯を食べた後、丸山ダムをライブカメラで見たら、まだ台風後のクレスト放流を継続していたので出かけてみました。

丸山ダムは2年前の森湖イベント以来の再訪です。
この2年の間に西日本を中心に沢山ダムを観て来ましたが、久しぶりの丸山は、以前にも増して堂々として威厳に満ちた姿に感じました。

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と、眺めていたら・・・。
到着早々、目の前でゲートが閉まりました・・・。

放流が見れたのは5分くらいでしたが、ちょっと珍しい物が見れたのでヨシとします。

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少し当てが外れて、時間もあるので小里川ダムに移動します。

移動の道すがら、左岸のトンネルの手前には丸山名物、骨材選別塔があります。
いつも写真を撮るのですが、満足した写真が撮れた事はありません。

下の写真は2年前に撮った写真です。

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これはその前の年、3年くらい前に撮った写真。
被写体としては面白いのですが、どう撮れば良いのかさっぱり分かりません。

目的の放流写真が撮れなかったので、骨材選別塔でリベンジと思ったのですが・・・。

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な、な、なんと!
全ての塔が、きれいサッパリ根本から撤去されていました。

ちょっとショックでしたが、新丸山の工事がじわじわと進んでいるのだと感じました。

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小里川ダムを再訪しても時間があったので、小渋ダムまで足を伸ばしました。
両岸の岩盤に新たにモルタルが吹き付けられて、少しリフレッシュしました。

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一週間後の先日の土曜日。
これまた久しぶりの横山ダムです。ずっと工事中だった国道の橋が完成してから初めて訪問します。

クレストゲートの改修工事が行われていました。

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管理所入口に森湖イベントの情報が掲示してありました。
メインイベントの7/28日は、徳山ダムへのツアーもあるみたいです!(事前予約不可)。

ちなみに平日の見学は10:00〜と14:00〜の2部制となっています。
こちらは予約ができるようです。

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そして、やっぱりでっかい、揖斐の防人、徳山ダム。
現在中部電力の発電所建設の真最中です。

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2基の発電機が建設中です。

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1号機は2号機よりも50m深い地下に作られていて、放流口も4.2km下流(横山のダム湖)になります。
その為か、発電機のすぐ後に地中にサージタンクが設置されるみたいです、ちょと珍しい気がします。

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ダム水源地ネットに7月のイベントスケジュールが出ました。
まだまだ追加があると思うので時々要チェックです。

http://www.dam-net.jp/contents/gyoji.html#a0








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上司の家の家宝。

ある日、職場の上司が凄い物を貸してくれました。

それは、上司の家に伝わる秘伝の家宝。
その昔、上司の父親が土地付きの家を買った時、元の家主が置いていった物なのだそうです。

じゃじゃーん。
うきゃー、めっちゃカッコイイ!!!。



白山水力と言えば、大正時代に電力王・福沢桃助によって設立され、あの尾口第一ダムや、吉野谷ダムを造った名門中の名門です!。

技術員駐在所と言うのが、今でいうダム管理所に当るのか良く解らないのですが、かつて、この看板が尾口第一か吉野谷か何処かに掲げられていたのです!。

上司の家は手取川から遠く離れ、僕と同じ岐阜県側なのですが、白山水力の職員だった元家主さんの、奥さんがこちらの出身だそうで、その関係か?岐阜県側に自宅があったらしいです。

上司とはもう10年以上の付き合いなので、いきなりこんなのが出てきてびっくりしましたー。


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