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藤古川ダム

堤高16m
G/W 1963年 関ヶ原町

2011.11.13見学


以前このブログでも紹介した愛知県犬山市の桃太郎神社
http://side-way.jugem.jp/?eid=612
ここのコンクリート像を造った同じ作家の作品群が、関ヶ原にあるらしいので行って来ました。

名神関ヶ原IC下車、北へおよそ2Km、「関ヶ原ウォーランド」は、関ヶ原の戦いをモチーフとしたテーマパークです。

IMGP2333.JPG

おおーっ、すげー。
敷地の中には無数のコンクリ像が合戦の一部始終を再現しています。
こまかなエピソードも沢山再現されていて、結構楽しめます。

IMGP2361.JPG

関ヶ原の合戦の時には死んでいる武田信玄も亡霊となって乱入です。
「ノーモア関ヶ原合戦じゃー!!」

もうなんだかよく解りません。

関ヶ原ウォーランドは関ヶ原の合戦を通じて、戦争の悲惨さと、命の尊さを表現した、真面目なテーマパークなのでした。
(隣接するお寺には「ノーモア関ヶ原合戦」と刻まれた巨大な慰霊碑が・・・)

IMGP2353.JPG

と、いきなりダムとは関係ない話題で脱線してますが、関ヶ原ウォーランドのすぐ隣にあるのが、関ヶ原町の水道水源として造られた藤古川ダムです。

ウォーランドとは、ほんの2〜300mと目と鼻の先ですが、直接行く道がなく、数キロ迂回して行く事になります。
集落から杉林の中を進みます・・・。

IMGP2391.JPG

直ぐに水道施設で行止ります。

ここから先は立入禁止ですが、ダム本体は天端が散策路として開放されていて(古戦場が近く、いろんな史跡があるみたいです)自由に入る事が出来ます。

IMGP2387.JPG

左岸から天端。
クレストゲートの部分が一段高くなっていて階段があります。

IMGP2369.JPG

クレストゲートは自然越流みたいですが、眺望が悪く顔が全く見えません・・・。
砂防堰堤のようにほぼ鉛直に切り立った堤体です。(※写真は右岸から観た下流面です)

IMGP2373.JPG

天端から貯水池、周囲は少し寂しい感じです。
水道水源池ですが、常時取水しているのではなくて夏季の渇水時のバックアップみたいです。

IMGP2380.JPG

下流もこんな感じ、でうっそうとしています。

ダム直下は副ダムみたいになっていますが、既得水利権で水田に水が引いてあるのかもしれません。

IMGP2378.JPG

むむっ?

逆アーチ???

IMGP2377.JPG

ちょっと薄寂しい所にあり、ダム本体もよく見えなくて、あまりお勧めできません・・・。
もの足らない時はウォーランドとセットでどうぞ。(20分も走れば天命反転地もあります)

藤古川ダム

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日吉防災ダム

堤高21m
E/F 1976年 岐阜県営

2010.11.13見学


農村集落の狭い道を通って日吉防災ダムにやって来ました。



天端の両脇にススキがわっさーと生えています。



なので天端から下流がほとんど見えません。



茂り放題の雑草の間から貯水池を伺います。
比較的なだらかな岸に囲まれた静かな湖面が見えました。



対岸の左岸には洪水吐。



天地に薄く、コンパクトな感じの越流部。



すってーん!!。

なんだかとにかく危ないって事は伝わっています。



天端を歩いていると、路面に何か書かれている事に気が付きました。
だいぶ消えかかっていますが。

「災」ですね。
って事は・・・。



天端いっぱいに掛かれた「日吉防災ダム」の文字。ここからは一目で読む事は出来ません。

と、なると何のための文字なのか・・。
推測ですが、災害発生時に防災ヘリが、上空から状況の把握をしたり、写真等に記録する時に役立つのかと思います。



日吉防災ダム
★★

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松野ダム

堤高26.7m
E/FA 1961年 水資源機構・岐阜県

2010.11.13見学


松野ダムは、前沢ダムの南に2キロほど離れた位置にあります。
通常、国道21号の鬼岩温泉の辺りから山道を登り向かいますが、この日は災害の為通行できません。
大きく迂回してダム湖の上流から向かいます。



里山をぐるっと迂回して松野ダムに到着しました。

堤高の割に大きな堤体。
立地の都合で真正面から見る事はできません。


ダム目的は洪水調節と灌漑用水です。
水資源機構と岐阜県が共同で管理運用をしています。

立派な洪水吐です。



吐の上に架かる橋からの洪水吐。
中心の突起の間には転倒ゲートが備わっています。

あんな所に人が大勢・・・。
大学の自転車サークルの集団が休憩中の様でした。



長い洪水吐のスロープ。
先端はジャンプ台になっています。



天端から貯水池。
山の上の静かな貯水池です。
右岸に立派な取水設備や管理棟などの建物があります。

このダム湖には以前に一度、釣りに来た事もあるのですが、その時は岸にズラッとヘラ師が並び、スワンボートが浮かんで、とても賑わっていた記憶があります。



その代わりと言う訳ではありませんが、今日は自転車サークルの若者が湖面近くで遊んでいます。

釣りの人もチラホラ。
とても自由な感じのダム湖。



対岸はこんな表情をしています。
天然の造形とは思えない不思議な岩。しかも、一つ一つがとても巨大。



松野ダムから下流は鬼岩公園という景勝地となっています。
湖畔の不思議な巨石群は、鬼岩公園のほんのプロローグに過ぎません。

今回は公園へは行きませんでしたが、またいつか家族と行ってみようと思います。



天端を渡って、右岸から見る下流面です。

洪水吐のスロープは堤体の端っこに斜めに伸びています。
その事もあって、傾斜が通常よりも緩い様に思います。



のどかでとても自由な感じの松野ダムでした。

★★★

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前沢ダム

堤高38m
E/A 1980年 岐阜県営

2010.11.13見学


国道21から脇道に入って前沢ダムを目指します。

この前沢ダムも10年ほど前に3回くらいバス釣りに来た事があります。
3回来て釣った魚は1匹だけ(涙)。
でも、山の上の静かな湖畔は緑豊かで、入り組んだ複雑な地形の湖には綺麗な水が輝き、魚が釣れなくてもリフレッシュできる場所でした。

今回、10年ぶりですが道に迷う事なく到着しました。



アースダムの堤体右岸から。
天端は立ち入り禁止みたいなので、ゲートの手前から撮影。

近くの空き地に大型ダンプがやって来ました。
改修工事が行われているようです。



貯水池を見ようとカメラを向けましたが、一向に水辺のような景色が見えません。
乾いた裸地があるだけです。

おやっ?。



天端に入れないので他の場所に移動します。

前沢ダムは小さな集落を入った所にあり、公民館の角を曲がって、坂道を上ると到着します。

下の写真の道を真っ直ぐ右に進むと最初に行ったダム右岸。
途中でターンして写真左上へ坂を登ると湖周の道路です。



左方向の坂を登って見通しの効く場所に来ました。

あ、やっぱり水がありません。
改修工事の為、全ての水を抜いているみたいです。



荒涼とした湖底の情景は日本の風景じゃない雰囲気。
別の国と言うよりも、他の惑星のイメージさえあります。

見ようによっては、魚目線の風景かも。
非日常的な光景に、いろいろと妄想が湧いてきます。

あと、ジムニーで暴れたら楽しそう。(そんな事しちゃダメですよ)



驚いた事がもうひとつ。

この場所が、実は綺麗に整形リップラップが敷かれた副堤体だった事に初めて気が付きました。
以前、何回か来た場所だったので、ちょっとびっくりしました。



前沢ダム
★★

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真名田防災溜池

堤高17m
E/FA 1953年 岐阜県営

2010.11.13見学


本日のアースダム巡り、次は可児郡御嵩町の真名田防災溜池に向かいます。

ダムの下流正面から来ましたが、堤体付近に駐車スペースがなくそのまま流れ込みのある上流まで来ました。池の上流は親水公園となっています。

公園の駐車場に車を停めます。
一周すると1kmくらいの溜池なので、のんびりと歩いて散策する事にしました。



駐車場から時計まわりに歩きます。

親水公園は比較的最近になって整備されたのでしょうか?
苗木から少しだけ成長した感じの可愛い木々が並んでいます。



池の向こうに堤体が見えます。
真名田防災溜池は、堤高17mのアースダムです。



てくてくと湖畔の歩道を進むと、背後から鴨艦隊がやって来てしばらく併走。
対岸にはお散歩中のお年寄りや、ウォーキングの人も見えます。
溜池の右岸は閑静な住宅地です。



ほどなく堤体左岸に到着。
自然越流式の洪水吐です。



吐の上から下流を観ます。
ちっちゃいブロックが可愛い。プチ三瀬谷。



近くに記念碑が建立してありました。オールドタイプです。

「本溜池は往年灌漑用水を目的として築堤され〜
〜亜炭の落盤による旱害を防ぎ併せて可児川の増水氾濫による災害防止の目的を以って〜」

この中に、「亜炭」という言葉が出て来て、ちょっと驚きました。
この溜池のある御嵩町はかつては亜炭の一大産出地で、現在は全て閉山となっていますが網の目のよにはりめぐらされた坑道は、埋め戻される事なくほとんどそのままとなっているそうです。
坑道は一説には町の面積の6割にも及ぶと言います。現在も度々町のあちこちで陥没が発生し、つい先月も陥没により住宅が傾くなどのニュースを聞いたばかりでした。

亜炭の坑道と旱害(干害)との関連は詳しく記されておらずよく解らないのですが、地盤沈下や、地下の坑道に水が浸透してしまい水田に水が溜められないなどの事態が発生ていたのかもしれません。



石碑によると、築堤工事には延べ17704人が動員されましたが、主に地元住民の力によって建設が進めらたそうです。

堤体の脇にはお不動様の祠がありました。
この真名田防災溜池は、地元悲願の溜池だったのかもしれませんね。



真名田防災溜池
★★

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上飯田調整池

堤高16.1m
E/AW 1975年 水資源機構

2010.11.13見学


上飯田調整池は、飛騨川最下流の川辺ダムの近くにある水資源機構のアースダムです。

堤体は16.1m。
水資源機構と言えば、奈良俣、下久保、味噌川、徳山、早明浦・・・など、日本を代表する大型ダムのイメージがありますが、実はこんなに可愛いアースダムも持っていたんですね。
水資源機構と並び巨大ダムを所有する電源開発で言うと、奥里ダムのポジションかな?。



上飯田調整池は、さっき訪問した蜂屋調整池とは兄弟のようなダムみたいです。
同じ白川取水口から水が来ていますから双子ダムと言ってよいかと思います。



天端へ登る道は、物理的なバリケードはありませんが車両侵入禁止の様です。
路肩に車を停めて歩いて登ります。(大きなダムではないので、徒歩でも楽勝♪)



天端レベルまで歩いてきました。
堤体の左岸脇に取水設備と、洪水吐。どちらも可愛いサイズです。



天端は徒歩でなら散策できるみたいですね。
近所の方々の良い散歩コースになっているかもしれません。



静かな湖面に周囲の林が映っています。
小さめの調整池は一目で全容が観れる程度です。


池の向こうに見えるのはインレットかと思います。



天端から下流を観ます。
集落の山裾にある可愛い水資源機構のアースダムでした。



上飯田調整池
★★



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蜂屋調整池

堤高30m
E/A 1978年 水資源機構

2010.11.13見学


とある晩秋の土曜日、思い立って地元のアースダムを巡ってみる事にしました。
今までコンクリートダムとロックフィルばかり訪問して来たので、実はアースダムは今だ10数基しか観た事がありません。
計算してみると、全見学物件に占めるアースダムの割合はわずが3パーセントしかありませんでした。
たまには野菜も食べないとね、何事もバランスが大切。

と、言う事でやって来たのは美濃加茂市にある蜂屋調整池(蜂屋ダム)です。
水田の向こうに立派な堤体が見えます。



堤体の右岸端に洪水吐があり、中程には天端まで上がる道路が横切っています。

ちょっとかっこいい。
蜂屋調整池、あなどれません。



右岸の直下からその道を車で登ります。

堤体に掲げられた看板。
蜂屋調整池は水資源機構のアースダムです。


道路を上がると駐車スペースがありました。
リップラップで覆われた上流面が見えます。

この蜂屋調整池の左岸の林の向こうは、日本昭和村(平成記念公園)です。(東海環状道のハイウェイオアシスにもなっています)
地図上では隣接しているものの、林の木々によってお互いを観る事はないのですが、昭和村の館内放送がここまで聞こえて来ました。



自動車ではここまで。
また、これから先は立入禁止となっていました。

実は、蜂屋調整池は随分と前に一度バス釣りに来た事があります。
たしか右岸は上流まで車で行けた記憶があります。

調整池の右岸には他に道があったのかもしれません。
この日も右岸には鯉狙いの釣り師の姿がありました。



蜂屋調整池の水源は、飛騨川の支流に造られた岩屋ダムとなっています。

岩屋ダムで蓄えられた水は下流の飛騨川の白川取水口からこの蜂屋調整池に送られ、ここから美濃加茂市をはじめ、木曽川右岸を潤します。



貯水池の上流を観ると遠くにインレットが見えます。
白川取水口からの流れ込みでしょうか?。



ハイウェイオアシスからは直接行く事はできませんが、日本昭和村にお越しの節には是非どうぞ。

蜂屋調整池
★★★

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大黒谷ダム

堤高34m
R/P 1971年 電源開発
 
2010.6.12見学

幻のロックフィル


岐阜は僕の地元なので、以前から岐阜県内のダムは出来る限り沢山訪問しようと考えていました。
でも、県下にはダム本体のはるか手前から堅くゲートで閉ざされ、どうしても訪問出来ない見学困難なダムが幾つか存在しています。
有名なのは中部電力のアーチ式の川浦ダム、そしてもう1基が電源開発の大黒谷ダムでした。

今回は幸運にも公式見学の機会があり、幻のロックフィル大黒谷ダムを訪れる事が出来ました。

山菜採りや魚釣り目的での不法侵入が絶えないという大黒谷ダム。
ですのであえてアクセスは割愛しますが、ダム職員でさえ道路状況次第では帰る事が出来なくなるような陸の孤島にあるダムなので、理由はどうであれ現地での指示は絶対に順守すべしです。



電源開発様のランクルに乗せていただき、やってきました幻のダム。

まず右岸に到着するのですが、興奮してマトモな写真が取れていませんでした・・・。
なので、いきなりですが対岸の左岸からの堤体の眺めです。

標高1000m近い山奥にひっそりと構えるロックフィル。
堤頂部には欄干や柵の類はありません。基本的に関係者だけしかここに来ませんので。



見学会の参加者が誰もが驚愕したアーチ状の下流面。
流石にアーチダムとまでは行きませんが、曲線重力式の堤体に良く似た形になっています。

実は堤体のロック材を少なくする設計上の工夫だそうで、通常のように両岸を直線で結ぶより、中心のダム軸を上流へずらす事で、少しでも河床の標高の高い位置に築堤できる風になっています。

コンクリートダムのように上流面が垂直だと効果は少ないかもしれませんが、なだらかな斜面を持つフィルダムに於いてその効果は大きいと思います。

ちなみに、静岡の電源開発 水窪ダムも同じ方式の堤体なのだとか。
水窪はまだ見訪問なので、是非とも行かなくては。



透き通った湖水が美しい貯水池。豊かな自然に溢れています。
春の遅い地にあり、新緑から一歩だけ初夏に踏み出した季節です。



左岸の非常用余水吐。
シンプルな扇形の越流部から堤体脇を真っ直ぐにスロープが伸びます。



左岸に見える取水設備は、2階建ての建物で管理所を兼ねています。
通常は無人ですが、管理道路が崩れたり、雪で戻れなくなると、職員さんはこの建物で過ごす事になるとか。食料も備蓄されているそうです。



一番最初に車で到着したダムサイト右岸は少しだけ広場があり、ポールの上に吹流しが設置してありました。
実はここ、ヘリポートなのでした。



周辺は集落はおろか1軒の民家もなく、360度ぐるりとまばゆい緑に囲まれ、思いのほか広い空の下にそのロックフィルはありました。

簡単に行けるダムもあれば、絶対に行くことの出来ないダムもある。
大黒谷は決して気軽に行けるダムではないけれど、それはそれでいいかもしれないな・・・。

そんな事を思いながら自然に囲まれたダムを眺めます。
堤体脇の草の上を歩くと、いい匂いがしました。



幻のロックフィル。
大黒谷ダム

★★★


ちなみにこれで、岐阜県内で未踏のダムは川浦、川浦鞍部のみとなりました。
(アースを除くとですが・・・)

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七宗ダム

堤高10.6M
G/P 1925年 中部電力

2010.6.7見学

大船渡ダムから下流に数キロほど下ると、姿を見せるのが七宗ダムです。



飛騨川と国道が上手い具合にカーブしているので、国道からでも真正面の姿が見えます。
巨大な青いゲートと、シャッキリと伸びたピアが印象的。

飛騨川でも最古参クラスの取水堰堤ですが、平成に入って改修され、現在の姿になった様です。現在の七宗ダムは、かつての堤体の姿を残すものは皆無です。
(資料が少なく、詳細は不明な点が多いです、大正時代の七宗ダムと、現在の七宗ダムが本当に同じ場所にあったのかも確証持てません)



右岸側にいいものがありますね。
じゅる・・・(ヨダレ)



右岸にやってきました。

天端は車道になっています。
市の施設と隣接しており、取水堰堤ながら駐車場や公園完備です。



天端から下流を望みます。

奥に見えるのが国道41号、左岸の線路はJR高山本線です。
ごつごつした独特の岩盤は、田島の火道角れき岩 と呼ばれ、地質学上たいへん貴重なものなのだとか。



天端を歩きます。
眼下に巨大なゲートがあるのですが、大きすぎて写真に納まりません・・・。

左岸には発電所への取水設備。



左岸に渡り、川沿いの道を歩いてゲートを見ます。

形状がシンプルなので大きさが伝わりづらいのですが、高さ7.3m、長さに至っては40.5mもあります。(もちろん1門のサイズです)

ちなみに、新幹線の車両が1車両約25m程度。
シロナガスクジラの最大級が34m

長っ!七宗のゲート!



扉体重量 317トン。

って、事はシロナガスクジラが最大150トンなので2匹分ですね。
重っ!!

(何故シロナガスクジラ基準かは不明ですけど 笑)



左岸下流のコンクリート護岸は、丸みを持った形になっています。
実はこれ、発電所への送水管だったりします。



再び天端を歩き、右岸に戻って来ました。
好物は最後に食べるタイプの僕です(笑)

でも、実はラバーダムを真近で見るのは初めてだったりします。
やっぱり写真ではスケール感が解りませんが、これでも高さ2.9m、長さはおよそ20mもあります。

コンプレッサーエアーで空気を入れ膨らますラバーダム。
鋼鉄製の可動ゲートが300トンを超える代物なので、ちょっとした放流操作ならこちらのラバーダムを操作して放流するのが効率的、と言う事かなと想像。



・・・色っぽいです。ラバーダム。
ぼんぼんしたい・・。

色っぽいというか、えろっぽい・・・。



飛騨川の発電用取水堰堤たちは、この下流で鉄骨トラス組のゲートピアが美しい名倉ダム、飛騨川の女王とも呼ばれている美しい上麻生堰堤などがあり、最下流の川辺ダムを経て飛騨川は木曽川に流れ込みます。

戦前から盛んに電源開発されてきた飛騨川は、それだけに堤体の容姿もさまざまで、次々と姿を見せるダムたちは訪れる者を飽きさせません。
特に堤高15mに満たない取水堰堤の充実っぷりは注目のエリアだと思います。



七宗ダム
★★


おまけ

先日、広島で出会ったラバーダム。
右岸に魚道もあり、常に水が通されていますが、ラバーダムの上も越流していました。



ラバーを乗り越えていく水は、コンクリートダムにはない妖艶な越流なのでした。
癖になりそう(笑)

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大船渡ダム

堤高13m
G/P 1929年(?) 中部電力

2010.6.7見学


飛騨川に沿って国道41を南下する。
下原ダムを過ぎ、5〜6キロほど下流へ進むと大船渡ダムが見えて来た。

但し、ゲートピアが低く国道の道向かいにあるホームセンターに気を取られていると、うっかり通り過ぎてしまうかもしれない。

川幅いっぱいに並ぶ11門のラジアルゲート。

対岸の左岸に立派な管理棟があるのも、他の取水堰堤にはない大船渡ダムの特徴である。

先ほど訪問した瀬戸第一堰堤と下原ダムの間には、かつて日本電力と、中電の元となった東邦電力との境界があり、その名残だろうか現在でも瀬戸第一堰堤より上流は秋神ダム管理所の管轄、下原ダムから下流にかけてはこの場所にある大船渡ダム管理所の管轄エリアとなっている。



大船渡ダムがあまり目立たない理由として、天端正面に橋が架けられ、一見してダムに見えない事が上げられる。

見学者用の駐車場などは無いので、橋を渡った左岸下流の川沿いに空き地があるので停めさせていただく。



歩いて天端を散策。

右岸にある魚道。上流部にスピンドルが並んでいた。
貯水池の水位に合わせて調整するのだろうか?。



脂の乗ったコンクリート。
ピアの向うは四角く切り取られた飛騨川、額縁に入った風景画のようだ。

大船渡という地名が表す通り、渡船のあるトロ場に造られたダムなのかもしれない。



風格ある重厚な造りのラジアルゲート。
竣工当初からのものだろうか。

多くの取水堰堤がそうであるように、この大船渡ダムもデータや資料がとても少ない。冒頭の竣工年(1929年)は、ここから水を送っている大船渡発電所の運用開始年である。



ラジアルゲートの上部には、風などで波たった湖水が直接ゲートの鉄骨ににかからない為だろうか、ひさしのような板が取り付けられている。

しかも、ゲート先端部はペイントされているが、明らかに木材のパーツが使われている。



特徴的なゲートピアの造形。
ピアの斜面には階段が刻まれていて、そのままピアの意匠を形作っている。

この階段へ向かうには、車道からはガードレールやフェンスがあり、職員でも直接アクセスする事が出来ない。
両岸から巻揚機の並ぶピア上部の通路を通り、各ピアの階段を降りるルートとなっている。



そして、思わず唸ってしまったのがその階段の先である。

ピア上の階段を一番下まで降りると、階段面の中心のコンクリートに穴があり、折り返して今度はピア内部に階段が作られている様だ。
そして、何処へ向かうかと言うと、ピア側面に出口があり、ラジアルゲートのアーム上と繋がっている。

まさに、ラビリンス式ゲートピア通路。こんな構造は初めてである。

うーん、侮れない大船渡ダム。



ピア上部に並ぶクレストゲートの巻揚機。
これも見慣れない物に見える。

竣工当初から大切に使われて来たものだろうか。



再び、車を停めた桜の木の下辺りにやって来た。

オールドダムの趣溢れるコンクリートの造形。

車道の橋は堤体やピアとは造形のニュアンスが異なっており、後々に(戦後に)追加されていると思われる。



重厚なラジアルゲート。
太いアームの間に、細め鉄骨が立体的に組まれている。

かつては中電らしく鮮やかな赤色の時代もあった様だ。



よく観察すると、何門か現代的なタイプのゲートに交換されている。
古いタイプのゲートは上部のアーム面が水平であり、歩き易くなっている。(勿論、強度面などのファクターもあるだろうが)



中部電力 大船渡ダム。

堤高が15mに満たない為、取水堰堤の扱いとなっているが一見の価値ある逸基である。



大船渡ダム
★★★★


おまけ。

「緑と渓流とダムの町 飛騨金山」をうたう地元旅館のHP
ダム関係の方大歓迎の内容も素晴らしいのですが、「ダムのご紹介」のコーナーは必見です。
ローダム情報満載!
http://www.nande.com/fukuzumi/index.htm

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